旅順-大連 列車の旅

元大連在住の友人が、昨年8月に大連へ行った際に乗車した中国ローカル線の列車の旅レポートを送ってくれましたので紹介します。 なお、この旅は、旅順の日露監獄博物館(別に報告)に参り、その帰りの列車で大連まで戻った際のレポートです。 (写真をクリックすると拡大します)

昨年8月に旅順の日露監獄博物館に行って参りました。行きは大連からタクシーでしたが、帰りは、せっかくだからと初めて列車に乗って大連に戻りました。旅順駅は歴史的には、満鉄最南端の駅とも言われますが、大連-旅順線はロシア統治時代に敷設されました。 

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地図を見てみましょう。大連-旅順の距離は61km、1日2往復のみ(①旅順発9時快速:所要時間1時間、②16:25発普通:所要時間約2時間)しかありません。この日は夕方16:25発の普通列車に乗りました。大連-旅順は今や道が整備されてタクシーやバスで往復するのが一般的で片道1時間。列車は朝夕の2便なので、観光客か途中の沿線住人の足でしかないようです。また道路の場合、大連市内からだと旅順半島(遼東半島)南側の一般道を走りますが(北側の高速は瀋陽や金州方面から)列車は北側(渤海湾側)の農村部を抜け、空港をぐるりと回り込んで大連に到着します(距離が長い)。 

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旅順駅舎です。ロシア統治時代の1900年に建築されたそうで、大連市はロシア建築様式の重要文化財に指定しています。 

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旅順駅前は、、、、何もありません。 

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良く見ると日本風な感じ(神社仏閣のような)もしますが、これもロシア風なんでしょうか? 

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駅構内の切符売り場です。この人たちは皆、16:25発の列車に乗ります。でもどこまで行くのでしょう? 

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この機関車が大連まで連れていってくれるようです。 

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この「旅順駅」の看板の文字、政府の誰か偉い人が書いたのでしょう(誰か知らない・・・)。 

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旅順駅の向こうは、港(軍港)です。 

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単線のプラットホームです。 

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この列車に乗りますが、何故か駅舎の前には止まってくれず、2~3分歩いた先に停車しています。 

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中国の列車は、各車両に車掌さんが1人づつ付いて、乗車の際に切符を確認する改札役も務めています。 

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乗り込みました。車両の出入り口です。かなり古い車両に加えて、手入れは全くしてない感じです。 

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硬座車両(普通車)なのでベンチシートです。う~ん、座る気がしない色合いですが、余程強く撫でない限りは、色移りは無さそうです!?(汚れがかなり椅子と同一化している・・・)。窓は開くのと開かないのがあったり、パッキンが取れてガタガタとすきま風たっぷりの窓もありました。ボックス席ですが、どれにもテーブルが付いていました。 

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懐かしさを感じる扇風機です。羽がボルト締めというのが良いかも? 

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コート掛けですが、下側の横棒は何でしょう?動くかなと試しましたが、何も変わらず。 

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座席の配列2人掛け+3人掛けです。エアコンはなく、扇風機も動いてないので、窓を全開にして生温い風を取り入れます。旅順を出発したときはお客さんは少なくガラガラでした。 

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出発すると、ひたすら遼東半島北側の農村地帯を走ります。色々な畑(この時期は夏だったのでトウモロコシ畑)のんびり(40km/hくらい)で走ります。 

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途中の比較的大きい長[山令]子駅です。水色の制服は、駅員さんや車掌さん(客よりも鉄道関係の方が多い!?) 

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どこか知りませんがこれも駅。ホームが無いので、地面から直接に乗車します。 

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鉄道部のマークですが、何故か見る方向があっち側から。何の意味でしょう? 

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途中の駅に、寝台車両(硬臥:普通寝台)が停まっていました。良く見ると、脇に140km/hと書いてあります。この速度までは走れるよということですか?(その手前でバラバラにならんか?) 

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ようやく大連駅に着きました。途中の停車駅は10カ所くらいだったかと。時計を見ると18:15。正確に1時間50分で到着しました。椅子は硬座と言いつつも、お客も少なく、車内を色々動いていたので楽でしたが、生温い風に当たっていたので疲れました~。 

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切符です。お値段は、、、ナント、4.5元!!(60円弱)。タクシーなら60元(≒700円)、バスで10元(≒130円)なので安いは安いです。 

旅順からのちょっとした列車の旅でした。正直申して、こんなに汚い椅子の車両は初めてで、中国の列車の特有な臭い(人いきれ、というかけもの臭さ?)はあったものの、ゴミは掃除してあったので、不快感はありませんでした(でも中国に慣れてない旅行者さんにすれば、我慢の2時間かもしれないほどの車内の色合いか?)。今は列車に乗ると言っても、旅行でも出張でも遠地だから、新幹線とか在来特急といった綺麗なものばかり。こんな列車に乗るのは、20年前の北京時代に天津出張したとき以来です。でも、途中で乗り降りする人たちを見ていると、そこには今の発展して成り上がった中国ではなく、本当の中国らしい姿を垣間見たような気がしました。時間に余裕があれば、旅順からのお帰りは、是非とも列車にお乗りください。でも冬はどうでしょう?ヒーターはありますが、凍えてしまうかも? 

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