6月25日に一泊二泊で雲取山へ行ってきました

2010年6月25日に一泊二泊で雲取山へ行ってきました。 
3月に雲取へ行った帰りに、一度富田新道を登ってみようと云う事になった。 雲取山の北側に残る雪が完全に消える5月の中旬辺りに計画をしていたが、山仲間の都合もあり梅雨時期になってしまった。 そして、昼間の時間が長い時期に雲取山へ行くなら、帰りに石尾根を縦走して奥多摩駅まで歩くことにした。 土日は雲取山荘が混む可能性があるので、今回は金曜と土曜日の山行とした。 長期予報の週末は曇りか雨であったが、直前で金曜は晴れ、土曜は曇り後雨へ変わった。

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今まで幾度も雲取山へ登っているが、野陣尾根を登る富田新道は今回始めて使う。 この尾根道は、奥多摩の中で稲村岩尾根に次ぐ急坂である。 運よく登りの金曜日は梅雨の晴れ間となり、暑苦しい合羽を着ずに済んだ。 野陣尾根を登っていると右には直ぐ近くに天祖山と長沢背稜が眺められ、左側には七ツ石山から石尾根が眺められる。 そして、小雲取山へ近づくに従い、美しい唐松林となる。 更に、今回は冬場に使えない雲取山の巻道を使って雲取山荘へ向かった。 翌日は、朝から高曇りの空の下、雲取山から続く防火帯歩き、常に富士山を眺めながら石尾根を縦走した。 七ツ石山から時々雨が降るようになったが、本格的な雨は奥多摩に下山したと同時に降り始め、ラッキーな山行となった。 


実施日:2010.06.25(金)~26(土)

参加者:3名

天候 :6/25 晴れ時々曇り 
    6/26 曇りのち雨

コース:
6/25 登戸駅集合→(南武線)→立川駅→(青梅線)→奥多摩駅→(バス)→鍾乳洞→雲取山登山道入口→唐松橋→大ブナ別れ→椹平→野陣ノ頭→小雲取山→雲取山まき道分岐→雲取山荘

6/26 雲取山荘→雲取山→小雲取山→ブナ坂→七ツ石山→高丸山→日陰名栗峰→鷹巣山避難小屋→鷹ノ巣山→六ツ石山肩→羽黒神社→南一丁目→三河屋(入浴)→奥多摩駅(青梅線)→立川駅→(南武線)→登戸駅解散


6/25 富田新道を通って雲取山荘へ

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朝6時過ぎに南武線登戸下りホームで3名が集合し、6時16分の電車で立川へ向かう。 立川から青梅線に乗り換え、奥多摩駅へと向かう。 金曜日の平日であるが、通勤客に混じって意外と登山者も追い。 8時02分に奥多摩駅の到着し、駅前の日原行きバス停に並ぶ。 平日なので、今回乗車するバスは東日原より先の鍾乳洞まで乗車できる。 8時10分、数名の乗客が立つほど乗車したバスは、奥多摩駅をあとにする。 途中、川乗橋、東日原、中日原で数名の乗客が下車してゆく。 8時33分、バスは終点の鍾乳洞バス停に到着し、下車する。 私は、バス停から中日原に数分歩いた公衆トイレへ向かう。 鍾乳洞バス停に戻ると、下車した登山者は既にどこかへ出発し、残っているのは我々だけとなった。 8時50分、我々も標高610mの鍾乳洞バス停を出発する。 

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バス停を出ると、直ぐに小川谷橋を渡り、左折して日原川林道へ入る。 ここから暫く林道歩きが始まる。 日原川林道に入った所にある温度計を覗くと、20℃を示している。 前日より湿度が半分ほどの35%のため、気持ちがよい。 歩き始め10分で伊勢橋を渡り日原川の右岸を歩くようになる。 そして。八丁橋を渡り9時18分に天祖山登山口の前を通過する。 9時55分に日原川に流れ込む沢に架かる標高900mの名栗沢橋を渡る。 

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林道歩きもそろそろ飽きてきた、9時18分に標高1000mの富田新道への分岐に到着し小休止をとる。 入口には大ダワ林道は崩壊のため通行できず、雲取山へはここから登るように書かれている。 そして、6月12日には崩れた所を強行突破しようとした登山者が谷へ落ちて志望したと書かれていた。 7分ほど休み、日原川林道を離れる。 

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林道から日原川に架かる吊橋の唐松橋へ、標高差50mほど降る。 自然林の中に付けられた登山道を5分ほど歩くと、吊橋を渡る。 渡り終わると、直ぐに急な登りが始まる。 新緑の自然林の中に九十九に作られた登山道を登ってゆく。 谷間から標高差150mほど登ると、野陣尾根の先端に取り付く。 

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10時51分、標高1130m程の大ブナ別れを通過する。 ここからは、唐松谷を通る唐松林道がブナ坂へ通じているが、標識には「道悪しキケン」と書かれている。 分岐を過ぎると、まだ暫く急傾斜の登りが続く。 天気が好いが、樹木の葉が生い茂り、直射日光を遮ってくれるので直射日光を浴びず助かるが、やはり汗がどんどん出てくる。 

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急登が一段落した11時16分にブナに囲まれた標高1330mの椹平近くで小休止をとる。 尾根の右側には、梢の間から天祖山と長沢背稜が眺められる。 左側を眺めると、唐松谷越に石尾根が眺められる。 10分ほどの休みの後、また歩き始める。 標高差50m強の急坂が直ぐに始まり、そこを登り切ると少し楽になる。 

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しかし、間も無くまた標高差200mほどの急登が始まる。 12時17分、標高1715mの平らになった尾根状で再度小休止をとる。 標高が高くなり、時々樹木の間を涼しい風が吹き抜けてゆく。 この辺りまで登ってくると、植生が変わり、唐松や樺のきぎが多く見られるようになる。 

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標高1700mを越えると、傾斜が一気に緩くなり唐松に囲まれた気持ちのよい尾根歩きになる。 正面には小雲取山が眺められるようになる。 小雲取に近づくに従い、上り坂が急になってくる。 13時05分に雲取奥多摩小屋への小雲取山の巻道分岐に到着する。 気持ちがよい上り坂で、写真を撮りながら登る。 

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13時14分、標高1937mの小雲取山直下の石尾根縦走路に合流する。 時間があるので、ここで記念写真を撮り、本当の小雲取山ピークへ笹薮の中の小道を数mほど登ってみる。 樹木に囲まれたピークには小雲取山と書かれた板が木の枝にぶら下げてあるが、なんとそこらじゅう雉場である。 迂闊に歩き回れない所である。 

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小雲取山を13時19分に出発し、雲取山へ向かう。 本の数分歩いた所に雲取山山頂を巻き、直接雲取山荘へ向かう巻道に出る。 何時も訪れる3月は、巻道は雪の吹き溜りとなるので殆ど使えない。 しかし、雪のない今回はここを通って雲取山荘へ向かってみる事にする。 

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過って私はこの巻道を幾度も使ったことがあるが、その後40年以上通ったことが無い。 時間的には雲取山山頂を通過しても変わらないと言われているが、それは積雪期のコースタイムなのであろう。 雪の吹き溜まりとなった所を通過するには思いも因らぬ時間がかかることがある。 巻道は何と無く暗いイメージがあるが、ここは唐松や樺の林、そして奥多摩特有の苔生した樹林の中を通る道となっているので、それなりに楽しめる。 

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13時51分、標高1820mに建つ雲取山荘に到着する。 早速、宿泊の手続きをする。 今回も宿泊者一番乗りである。 部屋は2階の一号室で毎度使っている所。 荷物を部屋へ放り込み、早速外のベンチで山仲間が持ち上げたロング缶の缶ビールで乾杯する。 美味い! しかし、虫が多くてかなわない。 1時間ほどで場所を山荘のホールに移し、小屋のオーナーである新井新太郎さんの話を酒の肴に飲み、16時30分に一度部屋へ戻る。 18時より夕食を食べ、まだ外が明るい18時45分に床へ付く。 



6/26 雲取山から石尾根を通って奥多摩へ下山

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前日は一杯飲んだが、充分睡眠を取ったのですっきり4時30分に目覚める。 窓を開けると、丁度日の出であった。 天気は昨日と違って、高曇りで何時雨が降り出してもおかしくない天気へ変わっている。 朝食は、5時20分頃から摂り、5時38分に山荘を後に雲取山山頂を目指す。 

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気温は14℃と低く、汗も出ず快適に登れる。 10分ほど急坂を登ると、富田鎌仙人のレリーフへの分岐になる。 幾度も雲取山のこの道を通っているが、少し道を外れた所にあるレリーフを見たことが無い。 今回はレリーフのある所を通ってみることにする。 大きな岩を回り込むように2分ほど登ると、岸壁にレリーフがはめ込まれている。 レリーフのある所から10mほどで雲取山へのルートへ戻る。 

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6時03分、標高2017mの雲取山山頂に到着する。 富士山の山頂には傘がかかっている。 天候悪化の兆候である。 山頂で記念写真を撮り、暫く石尾根を眺めたのち、避難小屋のある方へ行く。 富士山の眺めは、三角点のある山頂より避難小屋の前からの方がよい。 

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6時12分、雲取山頂を後にいよいよ石尾根の縦走を開始する。 曇っていて、下り道は涼しく歩ける。 山頂より続く防火帯の広い登山道を、景色を眺めながら歩く。 6時24分に昨日曲がった雲取山荘への巻道分岐を通過し、直ぐに小雲取山に到着する。 ここからは一気に雲取奥多摩小屋へ標高を下げてゆく。 冬場と違う緑の葉を付けた唐松の中の下り坂を降り、6時38分に標高1792mの巻道分岐を直進し、標高1813mの三角点があるピークへ向かう。 

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6時43分に標高1813mのピークへ到着する。 ここからは、七ツ石山までの稜線が眺められる。 写真を数枚撮って、ピークを降る。 ピークを降ると7分ほどで雲取奥多摩小屋の前を通過し、さらに数分で緊急用へリポート脇を通過する。 ここの尾根も西側の見晴らしがよく、景色を眺めながら標高を下げてゆく。 

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7時13分、標高1655mのブナ坂を通過し、七ツ石山への登りにかかる。 何時もはここから七ツ石山の巻道を使って堂所を経由し鴨沢へ降るが、今回は石尾根を縦走して奥多摩駅へと向かう。 防火帯の中を細かく九十九に切られた登山道を登り、7時25分に標高1757mの七ツ石山山頂に到着し、10分ほどの小休止をとる。 七ツ石山の山頂に着く頃には、終に小雨がぱらつくようになり、ザックカバーをザックに着ける。 

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七ツ石山の山頂を出ると、直ぐに朽ち果てかかった社殿の脇を通り、七ツ石小屋への道を右に分ける。 ここからも尾根上に切られた、幅広い防火帯の中に続く登山道歩きとなる。 木々が適当に登山道に覆いかぶさり、時々降る雨を遮ってくれる。 

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暫く歩くと、やがて上り坂になってくる。 防火帯に沿って歩いていたが、うっかり斧手石付近で石尾根住走路へ入ってしまう。 石尾根縦走路を進んだのでは、景色も眺められず面白くないので千本ツツジ辺りの草原の斜面を直登し、尾根上のルートへ戻る。 やはり尾根上の道の方が景色もよく、気持ちよく歩ける。 コース脇にはフキやワラビがいっぱい出ている。 

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暫くは起伏の少ない尾根道を進むと、やがて鞍部で石尾根住走路と交差する。 ここから標高差100mほどの上り坂が始まる。 少し湿度が高くなってきたのか、登っていると汗が出てくる。 8時17分、標高1733mの高丸山の山頂に到着する。 山頂で5分ほどの小休止をとるが、虫が纏わり着くので直ぐに出発する。 山頂を出ると直ぐに標高差100mほどの急な下り坂が始まる。 

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高丸山を降り切ると、また標高差90mほどの上り坂が始まる。 尾根道なので多少のアップダウンは仕方が無い。 南アルプスの尾根歩きなら標高差300m程度は当たり前である。 8時45分、標高1725mの日陰名栗山山頂を通過する。 山頂を過ぎるとまた長い下り坂が始まる。 

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この辺りはまだ食べ頃のワラビが群生している。 取って帰ろうかと思ったが、纏わり着く虫が多いので先を急ぐ。 それと、この季節は延々と種類は定かでないが、フキが群れている。 行く先には鷹ノ巣山が正面に眺められるが、その手前は標高1555mの巳ノ戸の大クビレまで一気に降っている。 何処まで降るのかと思うほど、どんどんと降る。 

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巳ノ戸の大クビレまで降ると、鷹ノ巣山避難小屋が見えてくる。 そして石尾根縦走路と交わる。 9時04分、標高1570mに建つ鷹ノ巣山避難小屋に到着し、10分ほどの小休止をとる。 ここには昨日雲取山荘でお会いした単独のお年寄りが先着していた。 彼は山荘を4時40分に出発し、途中でワラビ取りをしていたとの事であった。 これからザックを避難小屋へ置いて鷹ノ巣山を往復した後、奥集落へ下山するとの事であった。 

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避難小屋を出ると、防火帯に沿って標高差160mほどの登りが続く。 最初は緩い傾斜であるが、頂上に近づくに従い傾斜はきつくなってくる。 9時35分、標高1736mの鷹ノ巣山山頂に到着する。 ここの山頂へ来るのは久しぶりである。 山頂からは南側が開け、峰谷から奥の集落が眼下に見渡せる。 

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鷹ノ巣山をでると、暫くは尾根上の広い防火帯を降る。 9時51分、標高1608mの水根分岐を通過する。 この分岐を右へ折れれば、水根山と倉戸山を経て奥多摩湖の熱海バス停へ降れる。 やがて気が付かぬうちに標高1523mの城山を通過し、防火帯も終わる。 急な坂道を降り、標高1455mの将門馬場の手前で尾根道と石尾根縦走路が交わり、これから先は石尾根縦走路を降るようになる。 

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石尾根縦走路に入ると、アップダウンが一気に少なくなり、山腹をトラバースするように尾根の南側北側を交互に進む。 やがて六ツ石山を北側から巻き、10時43分に標高1387mの六ツ石山肩に到着する。 六ツ石山山頂は直ぐ近くであるが、この山からの展望は大した事が無いので山頂へは行かず、ここで5分ほどの小休止をとる。 

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六ツ石山肩を出ると、直ぐに標高1452mの狩倉山の南側を巻き、ダラダラとした急な下り坂が始まる。 急な下り坂が一段落すると、今度は標高1177mの三ノ木戸山の北側を巻くように降る。 実に長い下り坂で、そろそろ飽きてきた11時52分に尾根から外れ山腹を横切り標高を下げる。 11時56分に三ノ木戸方向への分岐を通過し、12時に鳥居のある祠の前を通過する。 

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12時09分、標高800m辺りで登山道から舗装された林道へ出る。 ここから暫く舗装道路を歩くようになる。 途中、民家を何軒か通り過ぎ10分ほど舗装道路を歩くと、再度山道へ入る。 この山道は、黒羽神社の社殿の裏手へ真直ぐに繋がっている。 過って、幾度かここを歩いているが、何故かこの辺りの記憶が薄い。 

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12時26分、標高480mに建つ黒羽神社の社殿前を通過する。 ここからも暫く山道を降る。 すると民家が現れてくる。 民家を過ぎると、道路を越える幅の狭い橋を通過する。 ちょっと奇異な感じがする橋である。 後で気が付くが、これは小河内ダム工事のために牽かれたトロッコ軌道の名残である。 

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道標に従い舗装された車道を降り、12時36分に元巣の森のスギの所から階段を降り、南一丁目バス停前へ出る。 この時間になると、雨がパラツキ始める。 そして、100mほど歩き風呂のある三河屋へ12時45分に到着する。 早速、風呂へ入りさっぱりとする。 風呂から上がると、雨が本降りとなっていた。 13時40分に奥多摩駅近くの柳小路の蕎麦屋「奥」にて反省会を一時間ほど行い、14時47分奥多摩発の立川行き電車で帰途に着く。 途中、立川で南武線に乗り換え、16時30分に登戸で解散する。 


今回歩いたコースです。

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概ねしっかりしたトラックデータが取得できたが、やはり谷間は弱い。 尾根上を歩いていると、僅かに10mほどの移動でもしっかりとトラックされている。 まあ、目安ですね! 


費用
費用
電車代(登戸→奥多摩)@¥890
バス代(奥多摩→鍾乳洞)@¥450
宿泊代(一泊二食)@¥7500
風呂代@¥1000
電車(奥多摩→登戸)@¥890

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