2月11日に無線運用で大山へ行きました
2021年2月11日に無線運用で大山へ行きました。
今年は年始早々、武漢コロナウイルス感染者数が急激に増え始め、非常事態宣言でステーホームの毎日となってしまった。 おかげで1月初旬に予定をしていた今年の初登りも流れてしまい、一月以上が過ぎ去ってしまった。 少しコロナ騒ぎも収まり始めたので初登りを兼ねて大山へ無線運用を行いに行く事にした。 毎年2月11日はアマチュア無線のコンテスト参戦に、無線仲間3名で大山へ行っている。 今回は無線仲間の一人が大病を患い暫く動けなくなったので、2名で行く事にした。 天気はよさそうであるが、二ヶ月ほど山へ行っておらず、登れるか不安である。 まあ、無線運用よりは今年の初登りを楽しんでこようと思う。

朝から天気が良く、この時期にしては温かい。 久しぶりの山なので、時間をかけて何とか登り切る。 登山道の途中から、丹沢の山々と富士山が拝められ満足する。 何時も無線運用を行う大山山頂東側広場は風も無く、日当たりが良く温かい。 今回は二人で10GHz帯と5.6GHz帯を運用した。 午前中に目標の交信数を達成し、交信相手局も居なくなったので、昼前に下山を開始する。 下山途中の見晴台は、改良工事がほぼ終了し綺麗になっていた。 下山後は、クアハウス山小屋で一風呂浴びて、今年の初登り後の新年会を二人で開催する。 久しぶりに山歩きを楽しんだ一日であった。
実施日:2021.02.11(木)
参加者:2名
天候 :晴れ
コース:小田急線新百合ヶ丘駅集合→(小田急線)→秦野→(タクシー)→ヤビツ峠→(イタツミ尾根)→大山(無線運用)→(雷ノ峰尾根)→見晴台→(九十九曲経由)→クアハウス山小屋(入浴)→(山小屋の送迎車)→日向薬師バス停→(バス)→伊勢原駅→(小田急線)→新百合ヶ丘駅解散

久しぶりの山なので、早朝に起きるのが辛い。 簡単に朝食を食べながらインターネットで大山付近の天気予報を確認する。 今日は終日天気がよさそうである。 まだ暗い5時30分過ぎに自宅を出発し、無線仲間との集合場所である新百合ヶ丘駅へ向かう。 久しぶりに背負うザックが、やけに重たく感じる。 5時56分、新松田行き急行電車内で無線仲間と合流する。 数か月ぶりに会う無線仲間である。 無線仲間に無線装置の一部を渡し、背負ってもらう。 電車内は、武漢コロナの影響でさすがに空いている。 電車が伊勢原辺りに来ると、やっと日の出である。 車窓から今日登る大山を眺めると薄らピンク色に輝いている。 6時40分、秦野駅に到着し客待ちタクシーの多い、駅南側のタクシー乗り場へ向かう。 直ぐに乗車できヤビツ峠へ向かう。 タクシーは快調に県道70号線をヤビツ峠へ走って行く。 ヤビツ峠近くなると、所々道路脇に雪が残っている。 7時15分、タクシーはヤビツ峠に到着する。 タクシーを降りると、思ったより寒くない。 この季節にしては珍しく温かい。 ヤビツ峠の公衆トイレ脇のベンチで薄着になり、登山計画書を登山届ポストに投函する。 7時23分、標高772mのヤビツ峠を後にする。

バス停前の階段は、まだレストハウス建設のため通行できないので、迂廻路を使ってイタツミ尾根へ取り付く。 直ぐに尾根上のレストハウス工事現場の前を通過する。 レストハウスは過ってヤビツ山荘が建っていた所に新しく建てられ、ほぼ完成している。 久しぶりの山歩きなので、息が上がらない様にゆっくりと足を運ぶ。 ゆっくり歩いているので、後ろから来る登山者に追いつかれ、幾度も道を譲る。 何時もより早い時間であるが、自家用車でヤビツ峠まで来て、大山を登る登山者が多い。 これも武漢コロナの影響なのであろうか? やがて、イタツミ尾根唯一の下り坂と鎖場を通過すると、九十九道がしばらく続く。 急坂を登り切ると傾斜は緩み、8時08分にイタツミ尾根中間点に置かれたベンチに到着する。 ベンチにザックを置き、一休みする。 行動食を腹へ入れ、10分弱休んだ後また登り始める。 昨年夏頃から山歩きを再開し、年末までに少し体力が戻ったが、今年初めのステーホームでまた体力が低下してしまっている。 イタツミ尾根中間点から残りの登山道もゆっくりと足を運ぶ。 やがて木道が現れると、下社からの表参道分岐も近い。

8時58分、標高1160mの下社からの分岐に到着する。 ここからは丹沢の山々から富士山、そして南アルプスまでも眺められる。 ゆっくり登っているので、コンテスト開始の9時には山頂へ到着できそうもない。 もっとも、今回我々が運用する周波数帯では運用局数も少なく、コンテスト開始時間に運用開始ができなくても問題ない。 分岐を過ぎると、岩の転がる急登が続き、最初の鳥居の所から山頂を通らず直接展望の開ける東側広場へ向かう。 9時13分、標高1252mの大山山頂直下の東側広場に到着する。 山頂からは、目の前に関東平野が広がっている。 しかし、空気中の水蒸気が多いようで、今回は筑波山までは見えない。 既にベンチにはアマチュア無線家がアンテナを建てコンテストに参加している。 しかし、我々が使用する周波数帯とは全く違う430MHz帯で運用しているようである。 我々も空いているベンチにザックを降ろし、無線運用の準備を開始する。 我々の無線運用周波数が極めて高いため、アンテナも極端に小さく簡単に無線機器に接続できる。

9時20分、無線仲間が5.6GHz帯で無線運用を開始する。 運用開始早々、交信が開始される。 最近5.6GHz帯を運用する無線局が多くなり、比較的簡単に交信ができる様である。 私は遅れる事10分、9時30分から10GHz帯で運用を開始する。 バンド内をサーチすると全く誰も出ていない。 そこで、一斉呼び出しを行うと早速、調布市の無線局に呼ばれる。 更に千葉県へ移動している局からも呼ばれる。 この局とは、電信モードでの交信も依頼され、スマートフォンの電信用アプリケーションを使って交信を行う。 暫くの間、数分に一局の割合で交信ができるが、さすがに11時10分を過ぎると交信相手がなくなる。 同じように5.6GHz帯を運用している無線仲間も同じように交信相手がいなくなる。 電源の電力容量はまだまだ十分あるが、これ以上運用しても交信局数が増えそうもないので、下山することにする。 撤収も簡単で、5分ほどで完了する。 まだ昼前なので登山者がどんどん登ってくる。 撤収をしていると、目ざとく空きベンチを探している登山者が寄ってくる。

11時35分、雷ノ峰尾根を経由して下山を開始する。 下りは重力に逆らわないので、楽に下れる。 しかし、まだ多くの登山者が登ってくるので道を譲りながら下る。 そして、膝を痛めない様にスピードをセーブして下る。 登山道は暫くの間、霜が融け泥田の様になっている。 この登山道は、現在改修中で登山道脇にはヘリコプターで運ばれた登山道修理用の砕石が積まれている。 部分的に改修され、砕石が敷かれ歩き易くなっている。 12時28分、標高770mの見晴台に到着し、空いているベンチに腰を下ろす。 ここも改修工事が行われ、広場には砕石が敷かれ歩き易くなっている。 更にベンチ付近にも砕石が敷かれ、足元が綺麗になっている。 20分ほどの小休止を取り、また降下を再開する。 大半の登山者は見晴台から下社方向へ向かい、我々の進む日向薬師への登山道は一気に登山者が少なくなる。 少し下った所にはミツマタが群生しているが、まだ花は蕾状態であった。 やがて、大きなお地蔵さんの建つ所から尾根道を外れ九十九曲を下り始める。

今回はここまで膝の痛みも出ずに下って来た。 山道も後30分ほど歩けば終わりである。 単調な九十九道なので、無線仲間と話をしながら下ると時間が短く感じる。 13時33分、舗装された林道に出る。 ここからは途中に水場のある舗装された林道を下る。 13時58分、標高295mに建つクアハウス山小屋へ到着する。 早速、風呂に浸かりさっぱりする。 湯船に浸かりながら、足のマッサージを念入りに行う。 風呂の後は薪ストーブが燃える食堂へ向かい、先ずは生ビールで乾杯する。 今回は今年の初登山でもあるので、新年会を行う。 もっともこの時期なので旧正月の新年会である。 クアハウス名物の猪鍋をつつきながら焼酎を飲み、16時30分にクアハウス山小屋の車で日向薬師バス停まで送ってもらう。 日向薬師バス停からは、16時35分発のバスで伊勢原へ向かう。 18時、新百合ヶ丘駅で解散する。 久しぶりの山に疲れたが、楽しい一日であった。
今回歩いたコース

今回からスマートフォン内蔵のGPSを使ってトラックデータをとる事にした。 さすがに10年ほど前に購入した登山用GPSより表示性能や精度が良くなっている。 今回の歩行距離は7Km、累積標高差は登り680m、下り1145mであった。
費用
電車代(新百合ヶ丘→秦野) @¥460
タクシー代(秦野→ヤビツ峠)@¥5600
風呂代(クアハウス山小屋) @¥800
バス代(日向薬師→伊勢原) @¥270
電車代(伊勢原→新百合ヶ丘)@¥370
今年は年始早々、武漢コロナウイルス感染者数が急激に増え始め、非常事態宣言でステーホームの毎日となってしまった。 おかげで1月初旬に予定をしていた今年の初登りも流れてしまい、一月以上が過ぎ去ってしまった。 少しコロナ騒ぎも収まり始めたので初登りを兼ねて大山へ無線運用を行いに行く事にした。 毎年2月11日はアマチュア無線のコンテスト参戦に、無線仲間3名で大山へ行っている。 今回は無線仲間の一人が大病を患い暫く動けなくなったので、2名で行く事にした。 天気はよさそうであるが、二ヶ月ほど山へ行っておらず、登れるか不安である。 まあ、無線運用よりは今年の初登りを楽しんでこようと思う。

朝から天気が良く、この時期にしては温かい。 久しぶりの山なので、時間をかけて何とか登り切る。 登山道の途中から、丹沢の山々と富士山が拝められ満足する。 何時も無線運用を行う大山山頂東側広場は風も無く、日当たりが良く温かい。 今回は二人で10GHz帯と5.6GHz帯を運用した。 午前中に目標の交信数を達成し、交信相手局も居なくなったので、昼前に下山を開始する。 下山途中の見晴台は、改良工事がほぼ終了し綺麗になっていた。 下山後は、クアハウス山小屋で一風呂浴びて、今年の初登り後の新年会を二人で開催する。 久しぶりに山歩きを楽しんだ一日であった。
実施日:2021.02.11(木)
参加者:2名
天候 :晴れ
コース:小田急線新百合ヶ丘駅集合→(小田急線)→秦野→(タクシー)→ヤビツ峠→(イタツミ尾根)→大山(無線運用)→(雷ノ峰尾根)→見晴台→(九十九曲経由)→クアハウス山小屋(入浴)→(山小屋の送迎車)→日向薬師バス停→(バス)→伊勢原駅→(小田急線)→新百合ヶ丘駅解散

久しぶりの山なので、早朝に起きるのが辛い。 簡単に朝食を食べながらインターネットで大山付近の天気予報を確認する。 今日は終日天気がよさそうである。 まだ暗い5時30分過ぎに自宅を出発し、無線仲間との集合場所である新百合ヶ丘駅へ向かう。 久しぶりに背負うザックが、やけに重たく感じる。 5時56分、新松田行き急行電車内で無線仲間と合流する。 数か月ぶりに会う無線仲間である。 無線仲間に無線装置の一部を渡し、背負ってもらう。 電車内は、武漢コロナの影響でさすがに空いている。 電車が伊勢原辺りに来ると、やっと日の出である。 車窓から今日登る大山を眺めると薄らピンク色に輝いている。 6時40分、秦野駅に到着し客待ちタクシーの多い、駅南側のタクシー乗り場へ向かう。 直ぐに乗車できヤビツ峠へ向かう。 タクシーは快調に県道70号線をヤビツ峠へ走って行く。 ヤビツ峠近くなると、所々道路脇に雪が残っている。 7時15分、タクシーはヤビツ峠に到着する。 タクシーを降りると、思ったより寒くない。 この季節にしては珍しく温かい。 ヤビツ峠の公衆トイレ脇のベンチで薄着になり、登山計画書を登山届ポストに投函する。 7時23分、標高772mのヤビツ峠を後にする。

バス停前の階段は、まだレストハウス建設のため通行できないので、迂廻路を使ってイタツミ尾根へ取り付く。 直ぐに尾根上のレストハウス工事現場の前を通過する。 レストハウスは過ってヤビツ山荘が建っていた所に新しく建てられ、ほぼ完成している。 久しぶりの山歩きなので、息が上がらない様にゆっくりと足を運ぶ。 ゆっくり歩いているので、後ろから来る登山者に追いつかれ、幾度も道を譲る。 何時もより早い時間であるが、自家用車でヤビツ峠まで来て、大山を登る登山者が多い。 これも武漢コロナの影響なのであろうか? やがて、イタツミ尾根唯一の下り坂と鎖場を通過すると、九十九道がしばらく続く。 急坂を登り切ると傾斜は緩み、8時08分にイタツミ尾根中間点に置かれたベンチに到着する。 ベンチにザックを置き、一休みする。 行動食を腹へ入れ、10分弱休んだ後また登り始める。 昨年夏頃から山歩きを再開し、年末までに少し体力が戻ったが、今年初めのステーホームでまた体力が低下してしまっている。 イタツミ尾根中間点から残りの登山道もゆっくりと足を運ぶ。 やがて木道が現れると、下社からの表参道分岐も近い。

8時58分、標高1160mの下社からの分岐に到着する。 ここからは丹沢の山々から富士山、そして南アルプスまでも眺められる。 ゆっくり登っているので、コンテスト開始の9時には山頂へ到着できそうもない。 もっとも、今回我々が運用する周波数帯では運用局数も少なく、コンテスト開始時間に運用開始ができなくても問題ない。 分岐を過ぎると、岩の転がる急登が続き、最初の鳥居の所から山頂を通らず直接展望の開ける東側広場へ向かう。 9時13分、標高1252mの大山山頂直下の東側広場に到着する。 山頂からは、目の前に関東平野が広がっている。 しかし、空気中の水蒸気が多いようで、今回は筑波山までは見えない。 既にベンチにはアマチュア無線家がアンテナを建てコンテストに参加している。 しかし、我々が使用する周波数帯とは全く違う430MHz帯で運用しているようである。 我々も空いているベンチにザックを降ろし、無線運用の準備を開始する。 我々の無線運用周波数が極めて高いため、アンテナも極端に小さく簡単に無線機器に接続できる。

9時20分、無線仲間が5.6GHz帯で無線運用を開始する。 運用開始早々、交信が開始される。 最近5.6GHz帯を運用する無線局が多くなり、比較的簡単に交信ができる様である。 私は遅れる事10分、9時30分から10GHz帯で運用を開始する。 バンド内をサーチすると全く誰も出ていない。 そこで、一斉呼び出しを行うと早速、調布市の無線局に呼ばれる。 更に千葉県へ移動している局からも呼ばれる。 この局とは、電信モードでの交信も依頼され、スマートフォンの電信用アプリケーションを使って交信を行う。 暫くの間、数分に一局の割合で交信ができるが、さすがに11時10分を過ぎると交信相手がなくなる。 同じように5.6GHz帯を運用している無線仲間も同じように交信相手がいなくなる。 電源の電力容量はまだまだ十分あるが、これ以上運用しても交信局数が増えそうもないので、下山することにする。 撤収も簡単で、5分ほどで完了する。 まだ昼前なので登山者がどんどん登ってくる。 撤収をしていると、目ざとく空きベンチを探している登山者が寄ってくる。

11時35分、雷ノ峰尾根を経由して下山を開始する。 下りは重力に逆らわないので、楽に下れる。 しかし、まだ多くの登山者が登ってくるので道を譲りながら下る。 そして、膝を痛めない様にスピードをセーブして下る。 登山道は暫くの間、霜が融け泥田の様になっている。 この登山道は、現在改修中で登山道脇にはヘリコプターで運ばれた登山道修理用の砕石が積まれている。 部分的に改修され、砕石が敷かれ歩き易くなっている。 12時28分、標高770mの見晴台に到着し、空いているベンチに腰を下ろす。 ここも改修工事が行われ、広場には砕石が敷かれ歩き易くなっている。 更にベンチ付近にも砕石が敷かれ、足元が綺麗になっている。 20分ほどの小休止を取り、また降下を再開する。 大半の登山者は見晴台から下社方向へ向かい、我々の進む日向薬師への登山道は一気に登山者が少なくなる。 少し下った所にはミツマタが群生しているが、まだ花は蕾状態であった。 やがて、大きなお地蔵さんの建つ所から尾根道を外れ九十九曲を下り始める。

今回はここまで膝の痛みも出ずに下って来た。 山道も後30分ほど歩けば終わりである。 単調な九十九道なので、無線仲間と話をしながら下ると時間が短く感じる。 13時33分、舗装された林道に出る。 ここからは途中に水場のある舗装された林道を下る。 13時58分、標高295mに建つクアハウス山小屋へ到着する。 早速、風呂に浸かりさっぱりする。 湯船に浸かりながら、足のマッサージを念入りに行う。 風呂の後は薪ストーブが燃える食堂へ向かい、先ずは生ビールで乾杯する。 今回は今年の初登山でもあるので、新年会を行う。 もっともこの時期なので旧正月の新年会である。 クアハウス名物の猪鍋をつつきながら焼酎を飲み、16時30分にクアハウス山小屋の車で日向薬師バス停まで送ってもらう。 日向薬師バス停からは、16時35分発のバスで伊勢原へ向かう。 18時、新百合ヶ丘駅で解散する。 久しぶりの山に疲れたが、楽しい一日であった。
今回歩いたコース

今回からスマートフォン内蔵のGPSを使ってトラックデータをとる事にした。 さすがに10年ほど前に購入した登山用GPSより表示性能や精度が良くなっている。 今回の歩行距離は7Km、累積標高差は登り680m、下り1145mであった。
費用
電車代(新百合ヶ丘→秦野) @¥460
タクシー代(秦野→ヤビツ峠)@¥5600
風呂代(クアハウス山小屋) @¥800
バス代(日向薬師→伊勢原) @¥270
電車代(伊勢原→新百合ヶ丘)@¥370
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