7月7日に無線運用で大山へ行きました

2019年7月7日に無線運用で大山へ行きました。

 毎年7月第一週の日曜日は、アマチュア無線仲間と大山山頂から50MHz帯以上の周波数帯を使って行われるコンテストに参加している。 今年も参加すべく参加者を募ったが、昨年同様3名のみ。 要するに昨年より一つ年を食ったロートル集団である。 しかし、無線設備は昨年とほぼ同じ重量の設備を背負い揚げなければならない。 今回も昨年同様に、大山の麓の秦野に前泊し、早朝から登る事にした。 問題は天候である。 

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日の出少し前に合羽を着こみヤビツ峠を出発し、大山山頂を目指す。 歩いている間は雨で気温が低く登りやすいが、山頂に近くなるに従い風雨が強くなってくる。 山頂は猛烈な風雨で、とてもアンテナを建てられる状況ではないが、それでも何とかアンテナを架設する。 無線運用を始めると、気温が低く体が寒さで震えるようになる。 それでも、何とか12時頃までは無線運用を続けるが、交信局数の伸びが極端に下がり始める。 下山の安全性を考慮し、13時過ぎに無線運用を停止し、下山する。 下山後のクアハウス山小屋での熱い風呂で活き返り、美味しく生ビールで乾杯する。 さて、結果はどうなるか? 


実施日:2019.07.07(日)


参加者:3名


天候 :雨


コース:秦野ビジネスホテルたかの家ロビー集合→(タクシー)→ヤビツ峠→(イタツミ尾根)→大山(無線運用)→(雷ノ峰尾根)→見晴台→(九十九曲経由)→クアハウス山小屋(入浴)→(山小屋の送迎車)→日向薬師バス停→(バス)→伊勢原駅→(小田急線)→町田駅解散 

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今年も昨年同様に、運用時間を少しでも長くとれるようにヤビツ峠を日の出と共に登る事にした。 そのため、前日の内に麓の秦野駅近くのビジネスホテルに宿泊し、3時にホテルロビーに集合することにした。 2時に起床し、外を眺めるとザアザアと水の音が聞こえる。 雨かと思い窓を開けると、ホテル前の水無川の水が流れる音である。 普段は殆ど水流の無い川であるが、今回は随分と水量が有る。 2時50分にロビーへ下りると、既に前日予約したタクシーが到着している。 2時55分、全員がロビーに集合し、タクシーでビジネスホテルを後にする。 タクシーは、ヤビツ峠行きバスのルートと同じコースでヤビツ峠へ向かって行く。 秦野の市街地を抜けた辺りからタクシーのフロンガラスに雨がつき始め、県道70号線で標高を高めるに従い雨量も多くなってくる。 タクシーが菜ノ花台に近づくころには、風も強くなってくる。 3時22分、標高770mのヤビツ峠に到着する。 風雨の強いヤビツ峠には、誰もいない。 公衆トイレ脇のベンチの所で合羽を着込み、ザックにはザックカバーをかける。 未だ日の出前なので真っ暗である。 キャップランプを灯して登ろうとしたが、一人はキャップランプを忘れ、もう一人は電池切れである。 仕方がないので、薄明るくなるまで待機する。 4時02分、薄明るくなり始めた頃、私のキャップランプ一つでイタツミ尾根を登り始める。 今回は金属の塊の無線設備を6バンド分も持ち上げるので、流石に重い。 個人装備も含め、一人20kgは下らないであろう。 一歩一歩、踏みしめるようにイタツミ尾根を登る。 20分ほど登ると坂道も少し緩み楽になると同時に、キャップランプ無しでも歩けるようになる。 4時45分、標高949mのイタツミ尾根中間点に置かれたベンチに到着し、10分ほどの小休止をとる。 休んでいると、北東風が強い事が判る。 これでは山頂についても、まともにアンテナを建てられない。 

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中間点での小休止が終わると、残り半分の標高を稼ぐ。 明るくなるに従い、鳥の鳴き声が聞こえ始めるが、風雨も強まってくる。 時々、登山道に張り出した枝に私が背負う長尺物のマストがひっかり、避けるのに体力を使う。 5時35分、標高1161mの所で下社からの表参道を合わせる。 ここから大山山頂まで距離300mほどで、大きな石の転がる急坂を登る様になる。 やがて登山道に設置された鹿避けのグレーチングを過ぎ、最初の鳥居を潜ると大山山頂は近い。 二本目の鳥居をくぐると山頂境内へ続く階段が始まる。 5時51分、標高1252mの大山山頂に到着する。 ここまでの登りでは誰にも会わず、山頂にも誰もいない。 案じた通り、山頂はものすごい暴風雨が吹き荒れている。 山頂の阿夫利神社奥ノ院の隣に建つ、屋根のある建物に入りザックを降ろす。 あまりに風が強いので、コンテスト参加の意欲が失せそうになる。 

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折角重たい機材を持ち上げたので、気を取り直しアンテナの架設を開始する。 しかし、風雨が強く当初計画したアンテナ設置は出来ない。 そこで、手摺からマストでアンテナを突き出し設置する。 恐らく電波の飛びは悪いであろう。 設置が終わると、各自受け持ちの周波数帯で運用準備に入る。 先陣を切って6時30分に、430MHz帯から運用を開始する。 続いて私が50MHz帯で、更に無線仲間が144MHz帯で運用する。 無線オペレータが3名しかいないので、残りの3バンドは運用できない。 私の50MHz帯設備は送受信切り替えのフットスイッチが故障し、送受信を手動で行わなければならず一苦労する。 時々、風向きによっては風雨が座っているベンチに迄襲いかかる。 とりあえず、9時あたりまでほぼ順調に交信するが、そろそろ交信相手が飽和状態になってくる。 座って無線運用をしていると、風と雨のため寒さで体が震えてくる。 

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50MHzと144MHz帯の交信局が飽和状態になり始めたので、今度は2.4GHz帯と5.6GHz帯の無線設備を準備し、無線機に防水用の大きなビニール袋をかけて東側が開けた広場へ向かう。 しかし、強烈な風雨から隠れる事が出来ず、長時間の運用はできない。 それでも、各々30分弱の運用であるが、昨年よりはるかに多い局と交信が出来る。 11時前に2.4GHz帯と5.6GHz帯の運用を終了し、また1.2GHz以下の周波数帯での運用へ戻る。 50MHz帯では遠距離通信ができるEs層がスポット的に電離層に発生し、北海道や九州の局が聞こえるようになっている。 しかし、我々の移動設備では地上の固定設備にはかなわない。 144MHz帯を担当している無線仲間は、1.2GHz帯と交互に運用する。 無線運用していると、こんな風でも登ってくる人が時々現れる。 しかし、直ぐに山頂を後に下山して行く。 我々も12時を過ぎると、急に交信局数の伸びが落ちてくる。 そして、登ってくる登山はいなくなる。 風雨は一向に収まりそうもない。 この雨の為、今回は移動運用をしている局も少なく、全体に参加局が少ない様である。 交信局数も飽和状態になり、下山の安全性を考えコンテスト終了の15時を待たず、13時に無線運用を終了し結集準備に入る。 

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先ずは各人の無線機を梱包し、その後アンテナを分解梱包する。 13時22分、山頂を後に、雷ノ峰尾根を経由して日向薬師のクアハウス山小屋へ向けて下山を開始する。 こちら側のコースは風上に当るので、風雨が極端に強い。 あまりの強さに動けなくなる事も有る。 少し下ると、徐々に風が弱まってくる。 途中ですれ違う人はほとんどいない。 背負っている荷物が重いので、若い時の様にホイホイとは下れない。 14時28分、標高770mの見晴台に到着し、10分ほどの小休止をとる。 見晴台まで下ると、大分風も弱まり、霧雨状態になる。 ここから先は、この時期山蛭が元気に活動している区間に入る。 一気に舗装された林道まで下らなければならない。 

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見晴台から10分ほどで、大きなお地蔵さんの前を通過する。 ここからは尾根道を外れ、九十九曲を下り始める。 植林の中の単調な下り坂であるが、25分ほどで舗装された林道へ出る。 標高410mの所で舗装された林道に出、ここからは林道を通ってクアハウス山小屋へ向かう。 途中、水場でストックと靴の泥を落とす。 15時34分、標高295mに建つクアハウス山小屋へ到着する。 流石にこの天気では、お客さんがいない。 早速風呂に浸かり、体を温める。 その後は併設する食堂へ向かい、生ビールで乾杯する。 実に美味い。 先ずはヤマメの刺身を堪能する。 16時過ぎに無線仲間の一人が、19時から用事が有るとのことで先に帰宅する。 そして残った二人は18時過ぎまで焼酎を飲みながら、反省会を行う。 ざっくりとした集計をしてみると、昨年より大幅に少ない交信局数で有るが、交信地区数は昨年に近い。 これは2.4GHzと5.6GHz帯の運用成果が大きい様だ。 天候の割には良く出来たと思う。 18時25分、クアハウス山小屋の車で日向薬師バス停まで送ってもらい、18時35分発のバスで伊勢原へ向かう。 伊勢原で軽く食事をした後、小田急線に乗車し20時05分に町田駅で解散する。 


費用

タクシー代(秦野→ヤビツ峠)@¥5920

風呂代(クアハウス山小屋) @¥700

バス代(日向薬師→伊勢原) @¥270

電車代(伊勢原→新百合ヶ丘)@¥370

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