6月4日に棚横手山と甲州高尾山へ行ってきました

2011年6月4日に棚横手山と甲州高尾山へ行ってきました。
棚横手山と甲州高尾山へは5月最後の週末に行く予定をしていたが、台風崩れの低気圧で天気は大荒れになったので、6月最初の週末へ延期した。 甲州高尾山へは2004年に一度登ったことはあるが、山梨百名山の棚横手山は今回始めてである。 大滝不動からの登山道は二万五千分の一地形図には出ていないが、ネットで過去の登山記録を調べてみると幾つもルートがあるようである。 

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大滝不動は幾つもの滝に恵まれた修験者の地である。 実に自然と調和し、興味深い所である。 大滝不動から展望台までは間違えなく行けたが、そこから棚横手山まで林道伝いに進んだところ、それが大きな間違え。 しかし、GPSで現在地を確認し、植林帯を突っ切り無事に棚横手山へ到着する。 棚横手山からは稜線伝いに甲州高尾まで南側が開けた、実に素晴らしい稜線歩きが出来る。 最もこれは、平成に入ってから4回もの山火事で見晴らしがよくなったためである。 2004年に甲州高尾山へ来た時より火事後の植林が育ち、稜線の一部の見晴は減ってきた。 しかし、山が新しく生まれ変わる瞬間を見たような気がした。 


実施日:2011.06.04(土)

参加者:2名

天候 :晴れ
     
コース:横浜線町田駅ホーム集合→(八王子経由)→勝沼ぶどう郷→(タクシー)→大滝不動→棚横手山→甲州高尾山→大善寺→(タクシー)→勝沼ぶどうの丘「天空の湯」(入浴)→(町営バス)→勝沼ぶどう郷→(八王子経由)→町田解散 


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梅雨の中休みか、金曜日から天気が回復してきた。 6時に町田駅に到着し、山仲間と合流するまでの時間を使い、勝沼ぶどう郷駅からのタクシー予約を行う。 町田発6時06分の横浜線立川行き電車の中で、山仲間と合流する。 八王子で、同駅始発の松本行き電車へ乗り換える。 梅雨の中休みの為か、車内は大勢の登山者で溢れている。 高尾を過ぎると、徐々に登山者は減り始め、大月で大半の登山者が中央線を降りてゆく。 7時45分、電車は勝沼ぶどう郷駅に到着し電車を降りる。 駅前には、予約したタクシーが待っている。 直ぐにタクシーへ乗車し、大滝不動へと向かう。 駅から大滝不動まで歩けば、標高差440mほどをアルバイトせねばならない。 タクシーは直ぐに擦れ違いも容易ならぬ林道へ入り、標高を稼いで行く。 8時05分、大滝不動の山門前に到着し、タクシーを降りる。 山門前は少し広くなっていて、5台程度の自家用車なら駐車できる。 暑くなるようなので、薄着になり8時19分に標高923mの大滝不動尊山門前を出発する。 

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立派な仁王様の立つ山門を潜り抜けると、長い石の階段が始まる。 階段の右横には前滝が平行して流れ落ち、階段上部の本堂不動の後ろには落差のある大滝が眺められる。 久しぶりに見る雄大な水量の多い滝の姿である。 こんな所に立派な滝があるとは、全く知らなかった。 滝を見に来るだけでも一見の価値があると思う。 

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標高差40mほどの石の階段が終わると、本道不動の前に立つ。 その右脇へ入ると、直ぐに赤色の鉄製の橋を渡り、展望台への山道へ入る。 直ぐに弁財天が祭られている横を通過すると、御天狗橋を渡る。 そして、岩の間から雫が流れ落ちるような滝が現れる。 

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やがて御堂の前を通過する。 この山中には、幾つもの御堂が置かれているようである。 過っては修験者達の修験霊場であったのであろう。 登山道は傾斜も緩く歩きやすい。 暫く登ると、崩壊地痕の所を通過する。 ここからは崩壊時に木々が一緒に崩れ落ちた為、大滝の見晴が好い。 

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8時41分、標高1003mで林道に出る。 ここは展望台への分岐となっている。 直ぐ近くに鳥居があり、その先には東屋がある展望台となっている。 展望台へ行って見ると、周囲の木々が育ち既に展望台としての役には立っていない。 しかし、木々の葉が落ちる頃には、梢の間から展望が開けるのであろう。 

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展望台から分岐へ戻り、富士見台と書かれた標識に従い林道を歩き始める。 時々、植林の切れ目より大滝を眺めながら標高を稼いで行く。 8時58分、標高1089mの所で林道が分岐している。 地図を見ても分岐など記載されていない。 山仲間の持っている登山地図も少し古いためか、そのような林道は記載されていない。 まあ、GPSを持っているので、どうにかなると思い最近作られた標高が高くなる林道へと入る。 9時09分、標高1160mの所で林道が終わってしまう。 ここから先はまだ林道の工事中で全く道がない。 

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林道終点の所で、GPSを覗いてみると、ここより標高差80m、距離150mほど植林の中を突っ切って登れば、棚横手山へ続く稜線近くに出る。 引き返して道を探すより短時間で済みそうなので、植林の中を真直ぐ登ることにする。 12分ほど登ると、上部に新しい林道のガードレールが見えてくる。 稜線近くに林道が付けられているようである。 しかし、その直前には林道を作る際に伐採した木々の根や払った枝が、大量に棄てられ真直ぐ登れない。 棄てられた木々の脇まで回り込み、9時27分に標高1236mの所で林道へ出る。 

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林道は、棚横手山へ続く稜線直下に付けられている。 北東方向へ林道を進むと、正面に棚横手山が見えるようになる。 しかし、林道から稜線へ取り付く道が見つからない。 棚横手山へ近づくと、林道から稜線までの距離が広がってしまう。 9時30分、林道の草付きの土手を標高差10mほど強引に登る。 

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草付きの土手を登り切ると、稜線上に続く登山道に出る。 そして、南東側の視界が一気に開ける。 南側を見ると、稜線上を林道が横断しているのが眺められる。 ここからは棚横手山まで稜線伝いに標高差50mほどを一気に登る。 日差しが強く、額から汗が流れ落ちる。 

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9時39分、標高1306mの棚横手山山頂に到着する。 山頂は、登山道の一部のような所で細長い。 山頂には山頂標識と大富士見台と書かれた標識がある。 そして山頂には、火気厳禁の標識も建てられている。 棚横手山から甲州高尾までの稜線と深沢川の間を結ぶ山腹は、平成時代になってから4回も山火事にあっている。 

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棚横手山で記念写真を撮り、15分ほどの小休止をとる。 山火事のお陰で南側の展望が開け、実に素晴らしい景色が広がる。 景色がよい分、日当たりも好く暑い。 晩秋から早春にかけては、木の葉が落ちもっと展望が好いのであろう。 この時期、空気中の水蒸気が多く遠望が無いのが普通であるが、まだ雪を被った富士山が時々眺められる。  

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9時53分、棚横手山を後に甲州高尾山へ向けて歩き始める。 山頂から急な坂道を降ると、山火事で焼けた木が目立つようになる。 所々、最近切り倒された焼けた木の株が残されている。 草は既に大きく成長しているが、景色を眺めながらの稜線歩きは楽しめる。 

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やがて、林道から強引に稜線上の登山道へ取り付いた所を通過すると、コンクリートで土留めをした横を階段で林道へ降るようになる。 10時04分、標高1220mの稜線を跨ぐ林道を渡り、再度登山道へ入る。 林道はまだ作られて間がないようである。 

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林道からまた急坂を降ると、標高1144mの所で大滝不動尊へ降る分岐を10時12分に通過する。 おそらく見晴台からの登山道は、ここへ通じているのであろう。 分岐からは、富士見台まで標高差30mほどを登る。 山火事で周囲の木々がなくなり、日陰が全くない所を歩くようになる。 時々、乾いた涼しい風が稜線上を抜けてゆくと気持ちがよい。 

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10時16分、標高1159mの富士見台に到着する。 ここからは、ほぼ360度の展望が広がっている。 そして今まで見えなかった南アルプスの山々が眺められ、、北側は今回歩いてきた棚横手山へ続く稜線が眺められる。 暫く、写真を撮りながら景色を眺める。 何時まで景色を眺めていても飽きない所である。 

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富士見台を過ぎると、南斜面が延々と開けている。 しかし、既に山再生のための植林が始まっている。 できれば花粉が大量に飛散しない杉や檜を植えて欲しいものである。 稜線上の小さなアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を下げてゆくようになる。 

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10時54分、標高1091mの甲州高尾山で到着する。 2004年1月に来た時と、だいぶ周囲の雰囲気が変わっている。 山頂近くの植林が既に人の背丈を越え、展望が少なくなっている。 当時はほぼ360度の展望があったが、今は随分と様変わりし、当時の面影は山頂標識程度である。 

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甲州高尾山はそのまま通過し、さらに10時58分に標高1088mの甲州高尾山剣ヶ峰を通過する。 急坂を降ると、稜線を横切る林道を渡り、ロボット気象観測所の横からまた登山道へ入る。 過っての面影を山仲間と探すが、周囲の雰囲気が完全に変わり見出せない。 11時20分、標高896mの傾斜が緩くなった所で10分弱の小休止をとる。 

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11時33分、標高876mの所で周囲の木々が薄くなった所に出る。 山仲間が、過ってここで休んだことがある所だと言う。 後日、自宅に帰って過っての写真を見ると周囲の草木が生長し雰囲気は変わっているが、過って小休止をとった所であった。 8年も経つと、禿山が随分と変わってしまうものだと感心する。 11時50分、標高728mに建つ東京電力の高圧送電線笛駒43号鉄塔がある柏尾山を通過する。 

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やがて、眼下に勝沼の街が手に捕る様に見えてくる。 これから向かうぶどうの丘も眺められる。 そろそろ今回の山旅も終了する。 今回は、登りよりも降りの標高差の方が登りの2倍ほどある。 そろそろ私の膝の力が入りにくくなり始めている。 降っていると、街から正午を知らせるチャイムの音が聞こえてくる。 12時09分、標高495mの所に建つ五所大神社を通過する。 

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12時13分、標高495mの大善寺横の甲州高尾山登山口に到着し、今回の山旅を終える。 装備の片付けをしながら、タクシー会社へ電話をかけ、タクシーを呼ぶ。 10分もしないでタクシーは到着し、ぶどうの丘にある「天空の湯」へ向かう。 

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12時30分、「天空の湯」に到着する。 この季節の勝沼は、閑散期なのか風呂は空いている。 アルカリ性のつるつるの湯に浸かり、さっぱりする。 駅までの町営バスの時間を調べると、13時45分までない。 要するに、昼はここに併設する食堂でゆっくりせよと云う事の様である。 13時40分に「天空の湯」を後に200mほど離れたバス停へ向かう。 殆ど乗客の居ないバスは、10分ほどで勝沼ぶどう郷駅に到着する。 電車の時間を見ると、14時05分に立川行き各駅停車がある。 電車の中で行う反省会用に、ビールとつまみを買い電車へ乗る。 途中、八王子で乗り換え、16時前に町田で解散する。 


今回歩いたコース 

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今回のコースは大滝不動から見晴台へはすんなり行けたが、そこから棚横手山までのルートに悩まされてしまった。 しかし、強引ではあるが何とかGPSのお陰で棚横手山まで行けた。 棚横手山から大善寺までは見晴らしの好い稜線上の登山道歩きであった。 後でGPSデータを見ると距離8.4kmほどで、累積標高差は登り587m、降り1003mと降りの標高差の方が多い山歩きであった。 二週間山へ行かなかったが、やはり降りは膝が少し痛んでしまった。 


費用:
電車代(町田→勝沼ぶどう郷)@¥1450
タクシー代(勝沼ぶどう郷→尾滝不動)@¥2060
タクシー代(大善寺→天空の湯)@¥1340
風呂代(天空の湯)@¥600
町営バス代(ぶどうの丘→勝沼ぶどう郷)@¥300
電車代(勝沼ぶどう郷→町田)@¥1450 

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