10月11日に大蔵経寺山から要害山を歩いてきました

2010年10月11日に大蔵経寺山から要害山を歩いてきました。
10月に入り涼しくなってきたので、甲府辺りの低山歩きも好い時期となってきた。 そこで、低山であるが石和温泉近くの山梨百名山である大蔵経寺山と要害山を歩くことにした。 当然、山の帰りには帯那山の帰りにも入った、積翠寺温泉もお目当ての一つである。 しかし、この辺りの登山道に関する情報は意外と少なく、今回はGPSが大いに役立ちそうである。 

画像
今回のコースはインターネットで時々紹介されているが、国土地理院の地形図には登山道があまりかかれてない。 特に要害山の近くは、複雑な山容で登山道の掲載は無い。 しかし、今回歩いたコースは所々トレースが薄くなるが、地形図が読め、注意して歩けば迷うような事は無い。 今回は殆ど人に会わず、逆に蜘蛛の巣に悩まされながら歩いた。 おそらく夏場は、暑くて殆ど人が入らない所なのであろう。 そのためか、登山道脇には手付かずのアケビが鈴なりになっていて、思わぬ収穫があった。 


実施日:2010.10.11(月)

参加者:2名

天候 :晴れ

コース:横浜線町田駅下りホーム集合→(八王子経由)→石和温泉→大蔵経寺山→大岩園地分岐→岩堂峠→深草観音→要害山→積翠寺温泉要害(入浴)→(バス)→甲府駅→(八王子経由)→町田解散 

画像
三連休最後の日で、朝から天気がよく気持がよい。 6時に集合場所の横浜線町田駅下りホームへ向かい、6時06分発の八王子行き電車内で山仲間と合流する。 八王子で鈍行松本行きに乗り換える。 平地の天気はよいが、高尾の山間部に入ると山襞にガスが纏わり付いている。 しかし、笹子トンネルを抜け甲府盆地に入ると雲一つ無い空が広がる。 8時少し過ぎに石和温泉に到着し、電車を降りる。 この駅で電車を降りた登山客は、我々だけのようである。 改札を出た所で薄着になり、8時10分に標高271mの石和温泉駅を後にする。 

画像
駅からホームに沿って甲府方面へ公園の中を暫く歩くと、やがて線路を跨ぐ越線橋の車道へ出る。 一番高くなった所から周囲を眺めると南アルプスの鳳凰三山が眺められ、北側にはこれから登る大蔵経寺山が眺められる。 

画像
越線橋をUターンするように降ると、青梅街道の彩甲斐橋北詰の交差点に出て横断歩道を渡り左折する。 その後100m程歩くと山神宮入口の信号があり、二本の石柱の立つ門を右折し路地へはいる。 いよいよここから、最初の山梨百名山である大蔵経寺山への道となる。 

画像
路地に入り直ぐに左折しさらに右折すると、山神宮の所へ出る。 山神宮に向かって左側に山へ登る道がまるでブドウ畑の農道の様に付いている。 急な傾斜の道を暫く辿ると、舗装された農道を一部通るようになる。 

画像
8時33分、標高312mの所で道は獣除けのドアで塞がれている所へ着く。 かなりガッチリしたドアである。 ドアの先の道はあまり使われてないのか、蜘蛛の巣が突然多くなる。 蜘蛛の巣を払いながら数分登ると、赤い鳥居の所に出る。  

画像
鳥居の所からから山神宮の社殿まで、長い石の階段が続いている。 石の階段の脇にも登山道が付いているので、そちらを登って見ると、さらに蜘蛛の巣が多い。 鬱陶しいので、途中から石の階段を登ることにする。 8時47分、標高410mに建つ山神宮の社殿前に到着する。 

画像
よくこんな所に社殿を建てたものと感心するが、右手より横へ回って見ると林道がここまで付けられている。 ここには、大蔵経寺山への道標がある。 いよいよここから登山道が始まる。 しかし、ここから大蔵経寺山までは、地形図にも道が書かれていない未知の領域となる。 

画像
未知の領域であるが、ちょっと薄くなっているがトレースが付き、赤布や赤テープが至る所に付けられている。 そして、この時期の入山者が極端に少ないのか、夏草がトレースを覆い隠し、大きな蜘蛛の巣が道を塞いでいる。 実に鬱陶しい。 

画像
標高を稼ぐに従い大きな石が転がるようになる。 9時01分、標高490mの積石塚古墳を通過する。 こんなに標高の高い所に古墳があるとは思いもしなかったが、石積みを見ると如何にも古墳である。 重なり合った石をどかすと何かが出てきそうに感じる。 

画像
標高を稼ぐに従い、周囲の樹木が広葉樹などの自然林から植林の針葉樹に変わってくる。 9時29分、標高715mの大蔵経寺山に到着する。 樹木に囲まれた山頂には、大蔵経寺山を示す標柱が建てられている。 見晴らしも無く、なんとなく薄暗い所なので写真だけ撮り山頂を通過する。 

画像
9時35分、大蔵経寺山から西へ少し向かった所で最初の小休止を10分ほどとる。 石和温泉駅から一気に標高差450mほど登って来たので、汗が流れ出る。 ここからは岩堂峠まで細かいアップダウンを繰り返す稜線歩きが始まる。 

画像
大蔵経寺山からの稜線ルートは、地形図にも幅員1.5m未満の道路が書かれている通り比較的しっかりしている。 10時10分、標高764mの所で稜線から桜井町へ向かって防火帯が切られている所を通過する。 ここからは眼下に甲府のまちが見渡せ、南アルプスも眺められる。 そして、長谷寺への分岐を示す新しい道標が建っている。 地形図では桜井町へのルートは掲載されているが、長谷寺へのルートは書かれていない。 

画像
稜線を歩いていると、山栗も転がっているがほとんどの栗は獣に食われている。 山仲間は時々栗を拾いながら歩く。 そして、前回の奥多摩の御前山のように、ここも実に茸が多い。 茸の知識があればきっと楽しい茸狩りができるのであろう。 10時21分に標高812mピークを、10時41分に標高906mピークを通過する。 周囲の展望がほとんど無いまま稜線伝いに歩き、標高951mピークを通過した11時03分に、三ツ石と八人山を経て酒折へ降る分岐を通過する。 

画像
11時19分に標高942mの稜線で10分ほどの小休止をとる。 小休止をとっていても展望ないので、あまり面白くない。 休んだ所から少し歩くと、大岩園地への分岐に到着する。 ここは標高989mのピークへ登る手前で、岩堂峠へは標高989mのピークの山腹東側をトラバースするようにトレースが付けられている。 殆どアップダウンの無い樹林の中の道を歩いていると、登山道脇の地べたに置かれたマツダランプの広告を兼ねたかなり古い琺瑯の道標に岩堂峠ハイキングコースと書かれている。 50年程前は、ここはさぞかしハイカーで賑わった所なのであろう。

画像
11時55分、標高947mの岩堂峠に到着する。 ここにはベンチが置かれている。 そして、道標には兜山と書かれている。 兜山も山梨百名山の一つであるが、この山も国土地理院の地形図には山道が書かれていない。 しかし、一度兜山へも行ってみたいと思っている。 岩堂峠から地形図に書かれた山道は標高1042mのピークを通っているが、実際は1042mのピークの南側の山腹をトラバースするように付けられている。 

画像
トラバース路は、やがて1042mピークの北側を巻くようにして徐々に標高を下げてゆく。 12時04分、標高847mの所の蚕種石室跡を通過する。 帰宅してから調べたが、この蚕種石室跡は過って相川地区で養蚕の盛んであった時期に、冷蔵庫の代わりにこの石室を使用し蚕の種を保存していたようである。 

画像
蚕種石室跡を過ぎ、数分歩くと深草観音の参道の入口に出る。 参道の奥には長い鉄の梯子が架かっている。 参道の奥へ行き、長い梯子を登ってみると、岩の途中の洞の中に観音堂がある。 洞の中では、敬虔な登山者が祈りをあげていたので、そのまま梯子を降る。 今回の山行で、初めて登山者に出会う。 参道入口まで戻り、道標に書かれた要害山へ向かう。 少し下がると、水場の横を通過する。 

画像
暫く進むと、再度要害山の方向を示す道標が現れる。 その道標から先の道はまた地形図に書かれていない。 暫く歩くと、道にアケビが落ちている。 上を見るとアケビが鈴なりに成っている。 早速ザックを降ろし、アケビ狩りを始める。 先週は山栗と茸取りで、今週はアケビ狩りである。 僅かな時間にレジ袋いっぱいの収穫である。 

画像
やがて、県道甲府山梨線の分岐を13時01分に通過し、さらに標高787mのピークを通過すると要害山の城跡領域に入ってゆく。 登山道には竪堀跡、曲輪、堀切跡等の立て札が立っている。 13時14分、門跡を通過し標高774mの要害山に到着する。 山頂には何名かの登山者が休んでいる。 山頂周囲は土塁で囲まれ、「武田信玄公誕生之地」の碑がある。 山頂で10分ほどの小休止をとった後、積翠寺温泉要害へ向けて下山を開始する。 

画像
下山コースも地形図に書かれていないが、ハイキングコースになっていて判りやすい。 しかし、途中分かれ道があり、前を歩く人は左折するが、我々は右折する。 13時41分、標高558mの要害山登山口に到着し、直ぐに登山口近くにある積翠寺温泉要害へ向かう。 ここは6月初旬に帯那山へ行った時の帰りにも立寄っている。 なかなか好い温泉である。 ゆっくりと湯に浸かり、景色を眺めながら露天風呂でのんびりする。 風呂の後、旅館の15時30分発甲府行きの送迎バスの時間まで、ロビーでテレビを見ながら生ビールを飲む。 

画像
送迎バスは我々だけを乗せ、定刻に出発し15時40分には甲府駅に到着する。 予定の16時40分発横浜行きの特急はまかいじの時間まで甲府市内で、最近有名になったB級グルメのモツ煮を肴にビールを飲む。 しかし、あまり美味い物ではなかった。 16時20分には駅のホームに入り自由席乗車口に並ぶ。 定刻に電車は出発し、車内でまた宴会を始める。 酒が回ってきた18時14分に町田駅に到着し解散する。 


今回歩いたコースです。 

画像
今回は途中の登山道が地形図に掲載されていなかったので、インターネットで調べた登山記事に載っていたコースを事前にGPSにルートマークしておいた。 しかし、入山してみると意外にトレースが確り付いていて、GPSの支援で楽にルートを歩けた。 こういう所では、なかなか便利な機械である。 


費用:
電車代(町田→石和温泉) @¥1890
風呂代(積翠寺温泉要害) @¥700
電車代(甲府→町田・特急)@¥3190 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

面白い
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

お疲れ様でした。
2011年01月20日 11:39
石和から甲府と楽しい山行日記
とても興味深かったです。
ところで
鳥モツ煮ですが
写真で見る限り、これではまずいでしょうね。
せっかく駅まで来られたなら
南口に
鳥モツ煮の元祖のお店がありましたのに。
結局
人気になると似たような代物が
出回るのでしょうね。
甲州人は、鳥モツ煮は
蕎麦が出来上がるまでの
箸休めに、ちょっと食べるだけです。
うまいは、うまいですけど
モツですから
あまり沢山食べると、身体に悪いですよ。
私は、殆ど食べません。
どちらかというと
酒飲みの食べ物というところでしょうか。
脱落組
2011年03月30日 15:00
大蔵寺山に寺側から林道経由で2011春挑んで、途中、崖崩れ防止ブロックで行き詰まり、引き返しました。あの横の鎖をたどらないとならなかったのでしょうか。しかし、滑落しそうになり、一人だったのでやめました。山神社側も少し試しましたが、けっこう急であえなく棄権。