6月20日に川苔山から本仁田山へ歩いてきました

2010年6月20日に川苔山から本仁田山へ歩いてきました。
予定では前の週に行くことにしていたが、梅雨入り前に韮崎近くの甘利山と千頭星山へ日程を変更した。 久しぶりで奥多摩の登山になる。 当然、雨の中の登山は覚悟の上で、帰りにもえぎの湯に浸かってさっぱりするコース設定とした。 翌週はまた雲取山を計画しているので、よい足慣らしになる。 

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二週間続けてハイキングだったので、足がなんとなくだるい。 梅雨入りし、最初の週末で久しぶりのロングラン山行となった。 しかし、梅雨入りしたが運良く終日曇り時々晴れ。 そのため、気温が高く蒸し暑い山行となった。 川苔山と本仁田山は7年ほど前に別々に登ったが、今回初めての縦走となった。 川苔山から大ダワへ向かう鋸尾根は、鋸の歯のようにアップダウンを繰り返し、一部が石峰のようになっている。 そして本仁田山から花折戸尾根、チクマ山を経てゴンザス尾根へ入ると、踏み後が薄くなり急な下り坂が続く。 そして、下山するともえぎの湯が待っている。 今回のコースは、あまり人に会わない玄人好みのコースであった。 


実施日:2010.06.20(日)

参加者:2名

天候 :曇り

コース:登戸駅集合→(立川経由)→奥多摩駅→(バス)→川乗橋→百尋ノ滝→東の肩→川苔山→東の肩→(鋸尾根)→大ダワ→瘤高山→本仁田山→チクマ山→(ゴンザス尾根)→もえぎの湯→奥多摩駅→(立川経由)→登戸解散


どんよりとした梅雨特有の雲のした自宅を出発し、集合場所の登戸駅へ向かう。 南武線登戸駅6時06分発の立川行き電車内で山仲間と合流する。 席が離れていたので、居眠りをしながら終点の立川へ向かう。 立川から青梅線に乗り換え終点の奥多摩駅へと向かう。 梅雨の時期であるにもかかわらず、電車内は登山客が多い。 奥多摩駅に近づくと、山にはガスが掛かり始める。 雨は降っていないが、路面がシットリと濡れている。 7時46分に電車は奥多摩駅に到着し、大勢の登山者と駅舎を出る。 我々は駅前の日原行きバス停へ並ぶ。 電車から降りた七割ほどの乗客は、峰谷行きのバスに乗車する。 東日原行きのバスは8時35分で、出発までバス停に並ぶ。 8時20分にはバスが停留所に着き乗車すると、もう一台の臨時バスも到着する。 8時28分着の電車が到着すると、二台のバスはほぼ満席となる。 バスは定刻に奥多摩駅を出発する。 

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途中のバス停では誰も降りず、8時48分にバスは川乗橋に到着する。 臨時バスと含めて20名ほどの乗客がここで下車する。 随分と多いお客さんが降りるものだと、感心する。 ここからは川苔山へ登るか、鳥屋戸尾根を経由して蕎麦粒山へ登るか、川乗谷に続く沢登りでもするのであろう。 バスを降り2分ほどで準備を終わり、標高420mの川乗橋を出発し、林道川乗線を細倉橋へ向けて2.7kmの林道歩きが始まる。 

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今回は舗装された林道歩きがあるので、歩きやすい軽登山靴で来た。 植林の中に続く林道は、シットリと路面が濡れている。 前を行く登山者を見ると自然と足が速くなる。 川乗谷に沿った林道は、所々日当たりが好くなっているところがある。 太陽が出るとジリジリと暑い。 9時20分に竜王橋を渡り、左岸を歩くようになる。 そして、9時26分に標高645mの細倉橋を右岸へ渡り、川苔山への登山道へ入る。 

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林道の分岐から1.9kmで百尋の滝になる。 林道を離れると、直ぐに植林の中の殆ど傾斜が無い登山道となる。 沢の右岸を5分ほど歩くと、沢に滝が見えてくる。 やがて沢を左岸へ渡る橋が現れる。 最近架け替えられた橋のようで、確りしている。 

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沢には幾つもの滝があり、実に楽しい。 時間があれば沢へ降り滝見物でもしてみたい所である。 機会があったらこの沢の滝だけを観に来るのもよいであろう。 沢を幾度も橋で渡り、やがて沢から一度離れ高巻するようになるが、また沢の水流の所まで降りてくる。 ゴウゴウと流れる水流に近いと、ヒンヤリして気持ちがよい。 

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やがて、沢の左岸から岩に掘られたステップを使い高巻するように標高をあげる。 10時03分、標高880mの百尋ノ滝手前の分岐に到着する。 ここからは百尋ノ滝の全貌は見えず、一度滝壺の近くまで降りなければならない。 上から眺めると、滝の手前で登山者が休んでいる。 小休止をとりたいが、座る所もなく、ジメジメしているので水だけ飲んで、直ぐに分岐から始まる鉄製の階段を登り、川苔山を目指す。 

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標高差50m強の急登を過ぎると、標高962mのピークを巻くように火打石谷の右岸に沿った緩い登山道へ変わる。 自然林に囲まれた登山道は気持ちよく、どんどん足が進む。 しかし、殆ど風もなく汗が服をドンドン濡らしてゆく。 この辺りの地形はちょっと複雑で、谷と尾根、ちょっとしたピークが複雑に入り組んでいる。 

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やがて登山道は沢に近づき始める。 10時36分、標高1050m付近で枝沢を渡る。 ここには過って小屋でも建っていたのか、平らになった所がある。 水は取れるが、日当たりが悪くジメジメとした所である。 沢を渡り数分歩いた10時39分に、標高1040mの足毛岩分岐を通過する。 

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足毛岩分岐から川苔山へはどちらのルートを通っても行けるが、足毛岩の肩を通過するより直接登った方が300mほど近くなる。 当然我々は、ここを左へ曲がって直接川苔山へ向かう。 分岐から標高差70mほどを稼ぐと、登山道の傾斜が緩み始める。 やがて沢沿いに登り始め、幾つか古い堰堤が現れ始める。 堰堤の下からは塩ビパイプに導かれ、水が流れ出ている。 

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やがて登山道の傾斜が増し始めると、時々涼しい風が林の中を抜けるようになる。 風が吹くと云う事は、稜線が近くなったのである。 11時15分、標高1305mの尾根上にある東の肩を通過する。 ここからは、尾根上の歩きとなる。 7年ほど前に来た時は、東の肩には小屋が建っていたが、既に取り壊され一部の残材と基礎のコンクリートが残されているのみである。 

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東の肩から尾根上が防火帯のように広く切り開かれた、緩い傾斜の登山道を進む。 11時21分、標高1364mの川苔山山頂に到着する。 山頂には、若い学生達がラーメンを作って食べている。 久しぶりの川苔山である。 山頂の標識には「川乗山」と書かれているが、ここまでの道標や地形図には「川苔山」と書かれている。 標識の前で記念写真を撮り、新しく設置されたベンチに座って小休止をとる。 山頂は西側が開けているが、大気中の水蒸気でぼんやりと天祖山から雲取山の方が眺められる。 

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行動食を食べ、11時36分に次の本仁田山へ向けて川苔山をあとにする。 11時42分に東の肩を通過し、先ずは船井戸のコルを目指す。 東の肩から標高差70mほどを一気に降ると、赤杭山の分岐を通過する。 そして、11時54分に標高1212mの船井戸のコルで大根ノ山ノ神を経由し鳩ノ巣駅への登山道を見送り、鋸尾根を通って大ダワへ向かう。 

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船井戸のコルには鋸尾根方面は「悪路、急坂のため通行注意」の注意書きがある。 最初に標高1240mのピークを通過する。 やはり玄人好みのマイナーなルートなのか、トレースが一気に細り行く先には幾つものピークが待ち構えている。 更に岩場を伴う小ピークを二つばかり越えると、急な下り坂が始める。 正面には大ワダの鞍部の向こうに聳え立つような瘤高山と本仁田山が聳えている。 

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急坂を降り終えると、標高1164mのピークを越える。 そして、前衛峰のようなピークを越えると、大ダワへ向けて標高差100mほどを一気に降る坂道が始まる。 ストックを目一杯に伸ばし、降下する。 確かに急坂が多い所である。 逆方向の登りに使うのであれば問題無いが、雨の日の降りに使うと滑りそうな所である。 

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船井戸のコルからアップダウンを繰り返しながら標高差410mほど降り、12時28分に小さな祠がある標高981mの大ダワに到着し小休止をとる。 大ダワは瘤高山の北東側をトラバースし、大根の山の神を経由して鳩ノ巣駅へ降るコースと分岐する。 そして、ウスバ乗越を経由して川苔山へ向かうルートも分岐しているが、今は通行できないようである。 10分弱の小休止で、行動食と水分の補給を充分に行う。 

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大ダワを出ると、尾根伝いに登り始める。 瘤高山へは一気に標高差200mほど登る急坂が続く。 途中、赤杭尾根や御岳山の景色が眺められる。 12時57分、標高1100mの瘤高山を通過する。 ここには杉ノ殿尾根を経由して鳩ノ巣へ降る分岐があり、その標識に「コブタカ山」と書かれている。 

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瘤高山を通過すると、尾根の南側が植林されている。 そして、登山道の傾斜は緩やかになってくる。 やがて林の先が明るくなり始め、13時17分に標高1224mの本仁田山山頂に到着する。 この山頂もボッカ訓練をしている学生達が、のんびりと食事をしている。 山頂は東側が開け、ぼんやりとしているが御岳山の方が眺められる。 山頂で軽く行動食を食べ、水分補給をして13時24分にチクマ山からゴンザス尾根を経由しての下山にかかる。 

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山頂から下り始め、数分で安寺沢経由奥多摩駅へのルートを右に分け、花折戸尾根へ向かう。 下草の無い自然林の急な尾根を降下する。 所々に赤テープが枝に巻かれている。 このコースを使う登山者は少ないようで、トレースが所々薄くなっている。 13時40分に標高1001mの尾根上の鞍部を通過する。  

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鞍部から直ぐにダラダラとした登り返しが始まる。 尾根上には何かの境界を示す御影石で作った杭が、点々と続いている。 13時48分、標高1040mのチクマ山を通過する。 歩きながらGPSを覗き込み、この辺りがチクマ山だろうと思っていると、木の幹にチクマ山と書かれた標識が付けられていた。 

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チクマ山を過ぎ、起伏の少ない尾根上を少し進んだ13時27分に鳩ノ巣駅へ降る花折戸尾根と、ゴンザス尾根を経由して日向へ降る分岐になる。 ここには朽ち果てかかり半分倒れた分岐を示す標識がある。 トレースは花折戸尾根の方が確りと付いている。 我々は、花折戸尾根を左に見送り、ゴンザス尾根の降下を開始する。 

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分岐から標高差100mほど急坂を降ると、尾根の南側に植林された所を通過する。 よく手入れされているが、今年の春の大風で随分と折れてしまった木がある。 14時20分、標高750mの所でVHFからSHF帯の無線アンテナが林立する所を通過する。 ここにはヘリコプターから荷物を受け取る工事用のステージがあり、パラボラアンテナから通信線が地中を通って尾根を降っている。 14時32分、高圧送電線の鉄塔の下を通過する。 

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更に5分ほど尾根を降った、標高625mの所にはNHKの地上波デジタルの送信所が建設中であった。 少し前に通過したアンテナ郡からの通信ケーブルは、ここへ繋がっているらしい。 ここを過ぎると、植林の中に大きく切られた九十九道の降下が始まる。 一辺が異常に長い九十九道である。 

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そろそろ植林の中の下り坂が飽きてきた14時55分に標高355mの民家脇に飛び出し、本仁田山・コンザス尾根登山口を通過する。 登山口には、真新しい標識が付けられているが、ここからの入山者は少なそうである。 しかし、登りに使うのであれば、本仁田山まで尾根上を殆ど高い方へ辿って行けば登れるコースである。 

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登山口に表示されている、もえぎの湯へ目指して民家の間を抜けてゆく。 氷川トンネルの手前で青梅街道を横切り、トンネル脇に建てられたもえぎの湯には15時に到着する。 温泉へ入る前に登山装備をザックへ入れ、温泉へ向かう。 温泉は弱アルカリ性で、湯に浸かっていると肌がつるつるになる。 塩塗しになった身体を洗い、着替えるとさっぱりする。 風呂上りに軽く一杯ビールを飲み、15時50分にもえぎの湯をでる。 奥多摩駅へ行く途中で、今年3月に寄った蕎麦屋へ立ち寄り、もう一度生ビールを一杯だけ飲み駅へ向かう。 奥多摩駅より、16時23分発のホリデー快速に乗車し帰途へ着く。 途中、立川で南武線に乗り換え、17時50分に登戸駅で解散する。 


今回歩いたコース

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川苔谷と百尋ノ滝辺りは、衛星を上手く捉えられずトラックが乱れている。 特に百尋ノ滝付近では、谷が急峻なため、さらに見える衛星の数が少なく、誤差がどんどん拡大したようだ。 しかし、火打石谷の源頭に近づくに従いトラックは正確になってきたようだ。 そして最後の降りは地形図の登山道より今回のトラックの方が正確であると思う。 


費用
電車代(登戸→奥多摩) @¥890
バス代(奥多摩→川乗橋)@¥250
もえぎの湯@¥750
電車代(奥多摩→登戸)@¥890

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