11月8日から一泊二日で奥多摩の長沢背稜を歩いてきました

2009年11月8日から一泊二日で奥多摩の長沢背稜を歩いてきました。
秩父奥多摩で最後に残った山が酉谷山となった。 前の週に天祖山を登り、ついでにと思っていたがロングランになるので週を改めて一泊二日で長沢背稜縦走を兼ねて歩くことにした。 長沢背稜分岐から三ツドッケ直下の一杯水避難小屋まで歩くことにより、秩父多摩の全ての主稜線も歩いたことになる。 当初の計画では、鴨沢上部の小袖乗越から雲取山を経由して雲取山荘へ入る予定であったが、タクシー代削減のために林道歩きは長くなるが東日原から大ダワ林道を経由して入山することにした。 当然、何時でも山へ行ける身なので、山小屋の混む土日を避け、日月の山行とした。

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東日原から大ダワ林道入口まで長い林道歩きであったが、紅葉の中を気持ちよく歩けた。 そして、大ダワ林道で標高を稼ぎ、高くなるに従い落葉が増え稜線は既に冬への衣替えが終わっていた。 久しぶりに訪れた雲取山荘での夕べ、そして翌日からの長沢背稜歩きは天気も良く静かで素晴らしいものであった。 芋ノ木ドッケからの稜線の道は落葉した樺の林が続き、どことなく八ヶ岳の山中を歩いているような気がした。 ここもまた若葉の季節に歩けば、素晴らしいものが見つかるかも知れない。 


実施日:2009.11.08(日)~09(月)

参加者:2名

天候 :11/08 晴れ
    11/09 晴れのち曇り

コース:
11/08 南部線登戸駅ホーム集合→(立川経由)→奥多摩駅→(バス)→東日原→(日原林道)→大ダワ林道入口→(大ワダ林道)→大ワダ→雲取山荘

11/09 雲取山荘→長沢背稜分岐→芋ノ木ドッケ→長沢山→水松山肩→酉谷山→七跳山下→一杯水避難小屋→東日原→(バス)→南1丁目(三河屋で入浴)→奥多摩駅→(立川経由)→登戸駅解散 


11/08 先ずは雲取山荘へ 

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先週と同じ、朝6時09分南武線登戸駅発の立川行き電車内で山仲間と合流する。 立川で青梅線奥多摩行きに乗り換える。 電車内は日帰りの登山者やハイカーでいっぱいである。 なんとか座ることができ、電車に揺られながらウトウトする。 7時49分に電車は奥多摩駅に到着し、駅前の東日原行きバス停へと急ぐ。 今回も先週と同様に、8時に臨時バスが奥多摩駅を出発する。 途中、8時12分に川苔橋で半分ほどの乗客が下車し、8時22分にバスは終点の東日原に到着する。 バス停横の綺麗なトイレで用足し後、8時22分に上着をザックに押し込み標高610mの東日原バス停を後にする。 

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ここから八丁橋までは先週歩いた道である。 8時47分に鍾乳洞バス停を通過し、橋を渡って左折すると林道日原線が始まる。 8時57分に伊勢橋を通過し、ここから暫く未舗装の林道が続く。 9時15分に八丁橋を通過し、先週入った天祖山登山道入り口前を通過する。 ここから先はまた舗装された林道が暫く続く。 9時51分に名栗沢橋を通過する。 途中、下山してくるパーティーと時々すれ違う。 紅葉を眺めながら歩いているが、しかし長い林道である。 

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10時13分、唐松谷を経由して小雲取山へ取り付く冨田新道の分岐を通過する。 ここまで来れば大ダワ林道入口は近い。 10時30分、標高1070mの大ダワ林道入口に到着する。 少し林道の広くなった所に、何代かの乗用車が駐車してある。 おそらく雲取山へ日帰り登山に来た人の自家用車なのであろう。 

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林道から一度標高差30mほど長沢谷へと降る。 実に落葉の絨毯と紅葉が美しい谷である。 

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10時36分、長沢谷へ降った沢沿いで最初の小休止をとる。 そこには下山してきた女性二人のパーティーも休んでいる。 休んでいると、汗がどんどん引いてゆく。 10時44分、大ダワ林道を大ワダへ向けて登り始める。 林道と云っても普通の沢沿いの登山道である。 落ち葉が登山道を埋め尽くし、僅かな窪みでトレースを見極めながら進む。 

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沢より10分ほどで標高差100mを登り、芋ノ木ドッケから伸びる二軒小屋尾根の先端を越え大雲取谷へと入って行く。 

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大雲取谷の左岸につけられた登山道は、緩やかに標高を稼いでゆく。 落葉した樹林の中で明るく気持のよい登山道である。 

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しかし、谷沿いの登山道なので、所々道幅が極端に狭くなったり、桟道が付けられている所もある。 12時02分、標高1400m辺りの日向沢と小さく書かれた道標の所で小休止をとる。 東日原バス停を出てから3時間40分ほどかけ、標高差800mを稼いだことになる。 距離はあるが時間の割には標高差を稼いでない。 

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小休止が終わると、大雲取谷の最後の詰めが始まる。 水流から離れ自然林の中を進むと、やがて稜線上に括れた所が見え始め、稜線を歩く登山者が樹木の間から見えるようになる。 12時52分、標高1700mほどの大ダワに到着し、6分ほどの小休止をとる。 大ダワから雲取ヒュッテまでは二つのルートがあり、我々は男坂と書かれた登山道を登る。 

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稜線上の登山道に入ると、周囲の植生が一気に変わり登山道の周囲が苔むす。 如何にも奥多摩らしい雰囲気である。 急登を標高差100mほど登った13時12分に雲取ヒュッテに到着する。 久しぶりに見る雲取ヒュッテであるが、既に朽ち始めている。 10年ほど前に通過した時は、まだ充分に使える状態であったが今は完全に廃屋である。 建屋の少し上部の見晴らしのよい所から後を振り向くと、芋ノ木ドッケから三峰へかけての稜線が眺められる。 

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雲取ヒュッテで少し景色を眺め、13時22分に標高1820mに建つ雲取山荘に到着する。 今回も、当日の宿泊者トップでの到着となった。 時間があるので雲取山山頂を一往復すればよいが、靴を脱いでしまうと山頂往復が億劫になる。 わざわざ奥多摩駅から小袖乗越までのタクシー代を浮かすため東日原から歩いてきたが、早速その浮かしたぶんがビールや焼酎へと変わる。 小屋の人に聞くと、5月3日と11月3日が一番混むようである。 積雪期のトイレは山荘に繋がっているトイレを使うが、このシーズンは山荘前のトイレを使うようだ。 外へ出てみるが、やはり寒く山荘のホールにあるストーブの前で宴会を延々と行う。 18時に夕食となり、定番のハンバーグ定食を食べ、18時30分にはコタツに足を突っ込み二人だけで10畳の個室で眠りに着く。 


11/09 長沢背稜を縦走する 

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前日早く寝たためか、4時30分には目が覚めてしまう。 しかし、昨日飲み過ぎたのか少し頭が重い。 5時少し前に布団から這い出し、外のトイレへ向かう。 空には星が輝き、半月の月が出ている。 5時30分に朝食が始まり、一番で飯を二杯食べる。 

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日の出は6時08分であるが、部屋の窓から東の空を眺めると真っ青な空の下が赤く輝き始めている。 5時54分、他の登山者より一足早く山荘を出る。 山荘の従業員は、「また飲みに来てくれ。」と声をかけてくる。 既に空も明るくなり始めキャップランプ無しで充分に歩ける。 先ずは、昨日登って来た大ダワまで降る。 

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雲取ヒュッテから大ダワまでは、先日登って来た登山道と別に東側に付いたルートを降り、大ダワを6時08分に通過する。 大ダワから少し進むと、白い幹を持つ樺の林が旭にピンク色に輝いている。 実に美しい光景である。 

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大ダワから標高差130mほどを稼ぐと、長沢背稜分岐となる。 いよいよここから長い長沢背稜の縦走が始まる。 三峰口への登山道を左に見送り長沢背稜へ入ると、登山道は突然細くなる。 やはりここを歩く人は少ないのであろう。 

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分岐を過ぎると原生林の中の急登が始まり、一気に標高を稼ぐようになる。 6時53分、標高1946mの芋ノ木ドッケに到着し小休止をとる。 ここは今回の山行での最高点となる。 山頂は針葉樹の原生林が囲み見晴はない。 急登で一汗かいたので、昨日の酒が完全に抜けさっぱりする。 7時01分、芋ノ木ドッケを後に縦走を再開する。 

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山頂を出ると、直ぐに三峰口への分岐を左に見送る。 それと同時にさらに登山道のトレースが薄くなり、針葉樹の原生林から葉を落とした樺の林へと変わってゆく。 何と無く八ヶ岳の縞枯れした山中を歩いているような錯覚に陥る。 実に美しい景色である。 木々の間から右手を見ると、雲取山から七つ石山へかけての稜線が連なって眺められる。 

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稜線は小さなピークを越えながら、徐々に標高を下げてゆく。 桂谷ノ頭に近づくと、シャクナゲが群生し始める。 ここは春に来るとシャクナゲの花であふれているであろう。 やがて少し登り返した8時13分に標高1738mの長沢山に到着する。 ここで10分弱の小休止をとる。 山頂は針葉樹と葉を落とした樺の林に囲まれ、明るく気持ちがよい。 

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長沢山を出ると、落ち葉の絨毯を踏みながら気持ちのよい稜線歩きとなる。 右手に雲取山から延びる稜線を眺めながら、奥深い静かな山歩きが続く。  

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8時53分に先週登った天祖山への分岐である、水松山肩を通過する。 ここからは暫く稜線の南側の山腹をトラバースするように進む。 天祖山の北側山腹の鉱山から重機による石灰石の産出している騒音がし始め、9時を回るとサイレンが鳴り渡り発破の爆発音が鈍く山々へ響き渡った。 先日、天祖山へ登った時は休日だったため鉱山も休みで、静かな天祖山登山が楽しめたのであろう。 

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滝谷ノ峰から伸びるタワ尾根を過ぎると、やがて稜線上を歩くようになる。 今回の長沢背稜縦走でのハイライトである酉谷山へは、地形図上からは東ノ肩から山頂往復するように登山道が付いている。 しかし、9時53分に稜線通しに酉谷山へ直接登る分岐に到着する。 登頂前にここで10分ほどの小休止をとる。 小休止の後、いよいよ酉谷山へ登り始める。 

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小休止前に稜線から眺めた酉谷山はなだらかで直ぐに山頂へ到着しそうに見えたが、実際に登り始めると意外に長い登りである。 小休止ととった所から標高差にして150mは登らなければならない。 10時26分、標高1718mの酉谷山山頂に到着する。 山頂は南側が開け明るく見晴がよい。 山頂で記念写真を撮り、先を急ぐ。

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山頂から少し降ると、左側に秩父の町が眼下に霞んで見えるようになる。 10時39分、酉谷山の巻き道と合流する。 合流点の直ぐ下には、真新しい酉谷山避難小屋が見える。 この避難小屋は谷側部分の土台下が崩れ、倒壊の危険があるので現在は使用禁止となっているが、土台の補修工事を行っていた。 近いうちに利用できるようになるであろう。 ここからは稜線の南側をトラバールするようにアップダウンの少ない登山道が続くようになる。 

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11時19分、七跳山直下にある七跳尾根、ゴンパ尾根の分岐である七跳山下に到着し、10分ほどの小休止をとる。 ここからは真直ぐ小川谷林道へと下ることができる。 小休止後、アップダウンの少ないダラダラと続く登山道を進む。 

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12時05分、以前通過したことがある天目山分岐を通過する。 ここから先は昨年歩いたことがある領域になる。 12時18分、標高1435mほどに建つ一杯水避難小屋へ到着する。 ここで小屋前のベンチに座り、最後の小休止をとる。 避難小屋から少し離れた所で、チェーンソーを使って立ち木を伐採している音が聞こえる。 

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一杯水避難小屋からは、ヨコスズ尾根を通ってスタート地点の東日原へ下山が始まる。 この尾根は過って幾度か使ったことがある。 暫くは自然林に囲まれた尾根上を降下する。 

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やがて登山道は、尾根の東側をトラバースするようになる。 30分ほど降ると、杉の植林と自然林の境界を縫うような登山道へとかわる。 13時18分に尾根上を跨ぐ電線の下を通過すると、急坂を降るようになる。 

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急坂が終わる頃には、見事な紅葉の林の中を抜けるようになる。 長沢背稜上は既に葉を落とした木々ばかりであったが、標高が下がり里が近くなるとまだ紅葉が残る。 やがて、杉の植林帯に付いた急な九十九折れの道を降るようになる。 

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13時34分に最初の民家の脇を通過し、13時44分に東日原バス停へ到着する。 次のバスは15時で、それまでビールを飲みながらバスを待つ。 谷間にある東日原は15時前には稜線に日が沈み、それと同時に一気に気温が下がってくる。 15時に鍾乳洞から折り返してきたバスが到着し、乗車する。 

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15時20分に奥多摩駅の程近い南一丁目でバスを降り、旅館三河屋で風呂を使う。 その後、奥多摩駅近くの柳小路にある赤提灯「しんちゃん」で16時から反省会を行う。 今まで奥多摩駅に赤提灯など無いと思っていたが、一寸裏手に飲み屋街があった。 一時間少し酒を飲み、17時20分に店を出る。 

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奥多摩駅から17時53分の電車に乗り、青梅と立川で電車を乗り継ぎ帰途へ着く。 19時45分、登戸で解散する。 


費用:
電車代(登戸→奥多摩)  @¥890
バス代(奥多摩駅→東日原)@¥450
雲取山荘(一泊二食)   @¥7500
バス代(東日原→奥多摩駅)@¥450
電車代(奥多摩→登戸)  @¥890 

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