7月10日から4泊5日で北海道のトムラウシ山、十勝岳、旭岳を登って来ました

2008年7月10日から4泊5日で北海道のトムラウシ山、十勝岳、旭岳を登って来ました。
4月中旬に今回の山行計画を立案し、航空券、宿などの手配を順次行った。 しかし、トムラウシ登山口に一番近い東大雪荘は既に満員で、止む無く新得市内の宿となった。 今回で北海道の旅は5回目となった。 その内4回は百名山登山で、今回をもって北海道の百名山登頂は完了する。 この時期の北海道は、天候も安定し一気に高山植物が咲き花々を眺めているだけでも楽しいはずであった。

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今回の北海道3座は天候に恵まれず景色を堪能することはできなかった。 しかし、登山者の少ないトムラウシ山は手付かずの自然が多く残っていて、高山植物が咲き乱れ目を楽しませてくれた。 もう一度天気の良い時に北海道の山へ来てみたい。  


実施日:2008.07.10(木)~14(月)

参加者:2名

天候 :7/10 晴れのち曇り
     7/11 雨
     7/12 曇り時々雨
     7/13 曇り時々雨
     7/14 曇り

コース:
7/10羽田空港集合→(JAL1103)→旭川空港→(バス)→旭川駅→(レンタカー)→新得(宮城屋旅館)

7/11新得(宮城屋旅館)→(レンタカー)→短縮登山口→カムイ天上分岐→前トム平→トムラウシ分岐→トムラウシ山→トムラウシ分岐→前トム平→カムイ天上分岐→短縮登山口→(レンタカー)→新得(宮城屋旅館)

7/12新得温泉(宮城屋旅館)→(レンタカー)→望岳台→雲ノ平分岐→昭和噴火口→十勝岳→昭和噴火口→雲ノ平分岐→望岳台→(レンタカー)→)旭川(ワシントンホテル旭川)

7/13旭川(ワシントンホテル旭川)→(レンタカー)→旭川駅→(レンタカー)→旭岳ロープウエイ→(ロープウエイ)→姿見駅→旭岳石室→旭岳→旭岳石室→姿見駅→(ロープウエイ)→旭岳ロープウエイ→(レンタカー)→旭川(ワシントンホテル旭川)

7/14旭川(ワシントンホテル旭川)→(レンタカー)→旭川空港→(JAL1104)→羽田空港 


7/10は羽田から北海道への移動 


5時に自宅を出発し、最寄り駅より羽田空港行き直通バスに乗車する。 自宅を出る前にインターネットで北海道の天気予報を見るが、どうも北海道へ行っている間は天気が悪そうである。 6時に羽田空港第二ターミナルへ到着し、すぐに山仲間と合流する。 羽田空港は相変わらず朝早くから混み合っている。 荷物を預け搭乗ゲートへと向かい、山仲間と軽く朝食をとる。 7時20分に搭乗が開始され、JAL1103便機内へと乗り込む。 飛行機は定刻の7時40分にゲートを離れるが、離陸待ちでスタートから遅れ始める。 飛行機はほとんど雲の上を飛び続け、9時18分に旭川空港に到着する。 荷物をピックアップして、9時40発の旭川市内行きのバスへ乗車し、市内へと向かう。 

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バスは高速道路のような直線的な一般道を走り10時05分に旭川駅前に到着する。 予約してあったマツダレンタカーの場所が判らず駅前の交番で道を聞く。 レンタカー会社までは歩いて数分の距離で、後日宿泊する旭川ワシントンホテルの隣であった。 10時47分、レンタカーを調達し、山仲間の運転で一路初日の宿泊地である新得町へと向かう。 ナビケーションに従い何処までも続く直線の国道237号線を富良野まで向かい、ここから国道38号線へと入るコースである。 

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12時09分に、富良野で昼食をとる。 車内で山仲間と話をしていると、山仲間が軽アイゼンを持って来てない事が判る。 トムラウシ山のコマドリ沢雪渓の登下降時にアイゼンが必要かもしれないので、スポーツ店を探すが、富良野では登山用具を売っている店がない。 この近くで登山用品を販売しているスポーツ店は50km以上離れている旭川か帯広にあるとの事であった。 仕方なく、東大雪荘に電話して雪渓の状態を確認すると必要ないとの事で、一件落着した。 富良野からは国道38号線へと入り、樹海峠と狩勝峠の2峠を越えることになる。富良野を出て暫くした13時03分にバス停開拓地で、運転を交代する。 開拓地とのバス停名は如何にも北海道である。 途中のバス停は16号とか数字で示されたバス停名が多い。  

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峠へ標高があがるに従いガスが付きはじめ、フロントガラスを濡らすようになる。 13時50分、日本新八景の狩勝峠に到着し一休みする。 峠からは原始林が延々と広がっている。 天気が良ければ日高や大雪の山々も眺められるのであろう。 

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ナビケーションの道路案内のアナウンスは曲がり角を通過すると、「この先40kmを右折」とか一般道でも距離の長さが内地と違い、いかにも北海道の距離感である。 14時18分、新得駅に到着する。 新得の街中には高層の建物はなく、なんとなく土埃のする田舎の町である。 駅舎はとても鉄道駅とは思えないような平屋の建物である。

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街中を少し走り、14時30分に初日の宿である宮城屋旅館に到着する。 各自の部屋へ荷物を運び、翌日の朝食と行動食及びお神酒を調達しに宿の向かいのスーパーへ向かう。 16時から風呂へ入れるとの事で、ゆっくり風呂に浸かり、翌日の準備をしながら買ってきたお神酒を飲む。 この旅館は無線LANが使えるので、持ってきたノートPCで早速天気予報サイトをアクセスしてみる。 18時30分より夕食が始まり、宿泊者全員が食堂に集まる。 宿泊者は我々を入れて、4名であった。 翌日の起床が早いので、20時には床へ着く。 夜半より雨が激しく降り始め、トタンの屋根を叩きまくる。


7/11は山仲間とトムラウシ山を登る 

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2時に起床し、前日調達した弁当の朝食を食べる。 外は相変わらず雨が降っている。 インターネットで天気予報を見ると、一日中絶望的な天気である。 仕方なく、濡れても乾きやすくべたつかない服へ着替え、その上にしっかり雨具を着ける。 2時55分、宮城屋旅館を出発してトムラウシ山短縮登山口へと向かう。 フロントガラスには雨が打ちつけ、街路灯一つない道路を走り続ける。 道路にはヘッドライトで反射する標識が延々とつけられている。 途中、キタキツネが車を横切る。 車のスピードも速く、ちょっとした動物でも引っ掛かれば大事故になる。 3時30分にもなると周囲が明るくなり始める。 東大雪荘へ向かう十勝川沿いの道道は途中から舗装が切れ、ダートとなる。 東大雪荘への道を過ぎ、少し先を右折して4時05分に、トムラウシ山短縮登山口へ到着する。  

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未舗装の登山口駐車場は大きく、かなりの車が駐車でき綺麗なトイレもある。 靴を登山靴に履き替え、4時20分に登山口を出発する。 駐車場からしばらく傾斜ない道を20分ほど歩くと東大雪荘からの登山道を合わせる。 その先はトムラウシ名物の泥田が続く。 カムイの天上まで登る手前には、木の根が張り出した二か所の急登がある。 5時20分、登山道の傾斜がなくなった所にカムイ天上の標識がある所に到着し、最初の小休止をとる。 途中で追い抜いた単独の登山者も追い付いてくる。 

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カムイの天上を過ぎると、直に通行止めとなった旧道分岐が現れる。 ここからは笹藪を切り開いた新道の登山道が暫く続く。 泥田の緩い傾斜が延々と続き、時々ガスが飛び左側の谷越しに山襞が見える。 しかし、すぐにガスに覆われてしまい全く遠望がない。 標高1480m付近からは急な泥田を標高差100mほど降下する。 この坂には所々にロープが設置してある。 転べば当然泥まみれとなる。 降下すると沢の右岸をしばらく進み、旧道と出会う。 

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6時24分、コマドリ沢分岐に到着する。 ここではじめてテント泊の下山者3名とすれ違う。 分岐で沢を左岸へ渡り、コマドリ沢に沿って沢の左岸をしばらく登る。 やがて沢に残雪が現れるようになるが、暫くは左岸についた夏道を登る。 そのうちに夏道が消え、雪渓の上を登るようになる。 雨で雪渓上の雪がゆるみ、アイゼンを着けなくてもステップが切れ楽に登れる。 

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ひんやりとした雪渓上を15分ほど歩いた7時05分に雪渓を外れる。 ここから少し標高を稼ぐと、大きな岩の重なったロックガーデンを登るようになり、森林限界を超える。 トムラウシの岩はフリクションがよく、雨で水に濡れていても滑りにくい。 しかし、岩と岩の間に落ちれば、よくても捻挫する。 

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ロックガーデンを登り切り、7時39分に前トム平へ到着し小休止とする。 ガスがなければきっとトムラウシ山へ続く稜線が眺められるのであろうが、見えるのは地図の上でのトムラウシだけしかない。 前トム平から標高差100m弱登ると、岩綾のピークを巻くようになる。 時々ガスの切れ間から、眼下に日本庭園のようなトムラウシ公園が見える。  

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その後、標高差40mほど急坂を降りた8時34分に、沢と岩の日本庭園のような所を通過する。 きっと晴れていれば美しい所なのであろう。

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日本庭園を過ぎ、途中で岩石帯を越え、200mほど標高を稼ぐと十勝岳への分岐を通過する。 ここからトムラウシ山へは、さらに標高差170mほどの最後の岩の急登が待っている。 

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山頂に近づくに従い風が強くなり、ガスが濃くなってゆく。 9時22分、標高2141mのトムラウシ山山頂に到着する。 山頂には夫婦連れが先着していた。 ガスで全く見えなく、風も強く寒い。 早速、記念写真を撮り、軽く行動食を腹へ詰め込む。 天気が良ければ翌日以降登る十勝岳、旭岳も眺められるのであろう。 しかし、悪天候でも1座のピークハントは完了した。 9時40分、天候が全く回復しそうもない山頂を後に下山を開始する。 先に下山を開始した夫婦連れを追い越し、9時58分に十勝岳分岐を通過し、さらに日本庭園からは標高差40m程を登り直す。 11時16分にはコマドリ沢の雪渓へ入るところで小休止をとる。 雪渓はアイゼンなしても簡単に降下でき、コマドリ沢分岐を通過し、旧道と合わせると下山時最大の登り坂が始まる。 このころになると、雨が土砂降りとなり、登り坂はまるで沢のように水が流れている。 急登を登り切ると、所々足首まで浸かる沼のような登山道が延々と続く。 12時50分、カムイの天井で小休止をとる。 雨も酷く、とても写真を撮れるような状況ではない。 入山してから既に8時間半の行動をしているので、そろそろ泥田にも飽きてくる。 13時45分、トムラウシ短縮登山口に到着し最初の山を終わる。 濡れたものを脱ぎ、13時55分に登山口を後にする。 今回は最初から最後まで雨の中の山行であった。 

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新得町の旅館まで帰る途中の14時15分に、宿泊できなかった東大雪荘を見に立ち寄る。 東大雪荘は大きな旅館で、登山客より一般の温泉客の方が多いようであった。 もっとも、旅行会社が登山ツアーのためにまとめて予約してしまうので一般ではなかなか部屋が取れないのであろう。 15時22分、新得町の宮城屋旅館に到着する。 到着後、山仲間が登山口にストックを置き忘れたのに気が付く。 山仲間は翌日以降の山へは登らず、ストックもそろそろ買い替えの時期だったので諦める。 登山装備の後片付けを終わり風呂でさっぱりしてから翌日の朝食と私の行動食を調達する。 18時30分から夕食をかね初日の登山の反省会を行い、19時30分には床へ着く。 


翌日7月12日の十勝岳は以下を参照してください。 
http://ja1uoa1951.at.webry.info/200807/article_4.html
翌々日7月13日の旭岳は以下を参照してください。 
http://ja1uoa1951.at.webry.info/200807/article_5.html

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