5月17日に山仲間と雁坂峠へ行ってきました

2008年5月17日に山仲間と雁坂峠へ行ってきました。 
30年程前に雲取山から金峰山まで縦走した時に一度雁坂峠を通過したことがあるが、少し前に笠取山へ行った時にもう一回行ってみたくなった。 雁坂峠は南アルプスの三伏峠、北アルプスの針ノ木峠とともに日本三大峠と云われるが、雁坂峠へは麓から登った事も無い。 少し前は、雁坂峠へは、日帰りでは交通のアクセスが悪くなかなか行くのが大変であったが、今は雁坂トンネルまで車で行けるので日帰りも可能となった。  

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過っては武州の秩父盆地と甲州甲斐の国を結ぶ重要な峠で、「かりさかみち」とも呼ばれていた様である。 雁坂トンネルが出来るまで、車の通行できない国道140号線の一部をなしていた様で、「開かずの国道」とも言われていたらしい。 峠を直接訪れる人も少なく、稜線は美しい笹に覆われている。  


実施日:2008.05.17(土)

参加者:3名

天候 :曇り後雷雨

コース:高尾駅集合→甲府駅→(レンタカー)→雁坂トンネル南口駐車場→沓切沢橋→雁坂峠→沓切沢橋→雁坂トンネル南口駐車場→(レンタカー)→甲府駅→(特急はまかいじ)→町田駅解散


今回は日帰りでも登り始めの場所まで遠いため、出来るだけ早く集合するようにした。 朝、6時14分中央線高尾駅始発の各駅停車松本行き電車内で集合する。 電車が笹子のトンネルを抜けると、よく晴れている。 しかし、秩父の山並は何と無く靄っているのが気がかりである。 前日の天気予報では、甲府辺りの山は午後から雷雨になる可能性があると言っていた。 7時55分に甲府駅に到着し、電車を降りる。 駅から5分ほど歩いて、マツダレンタカーへ行く。 事前に予約していたレンタカーを調達後、8時丁度にナビケーションをセットし甲府を後にする。 途中、コンビニへ立ち寄り行動食の不足分を購入する。 

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 車は国道140号線の雁坂みちを走り、笛吹川に沿って北上する。 広瀬ダムに近づくに従い、木々の葉がまだ芽吹いたばかりの新緑に変ってくる。 朝早いためか道路は空いているが、広瀬ダムを通過すると、既に観光客が来ている。 

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ループ橋を通過し、トンネルを潜り、8時55分に雁坂トンネル南口駐車場へ到着する。 駐車場は広く、かなりの台数が駐車できるが駐車している車は殆どない。 駐車場には山梨県観光協会が建てた雁坂峠への案内板がある。 車に不要物をデポし9時02分に、駐車場を後に雁坂峠へ向けて歩き出す。 駐車場奥のゲート脇を抜け、林道へと入る。  

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林道はコンクリート舗装の立派な道で、久渡沢左岸に沿って続いている。 林道終点まで標高差300mほどある。 時々眺められる稜線をみると、やたらと雲が多い。 少しでもこの林道で時間を稼ごうと、歩くスピードがドンドン早くなっていく。    

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9時31分、舗装された林道終点の沓切沢橋に到着する。 ここで遅れていた山仲間1名を少し待つ。 ここからは、沓切沢右岸を50mほど進むと登山道となり、古礼山から西へ伸びる枝尾根の基部に取り付く。  

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高巻きするように進むと、9時43分にナメラ沢への分岐を通過する。 ナメラ沢分岐を左へ行くと、雁坂嶺より南へ伸びる尾根道へ取り付くが、トレースも薄くあまり歩かれていない様である。 分岐を通過すると登山道は下り坂となり、ここからは峠沢に沿って暫く左岸を歩くようになる。  

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10時02分に峠沢を右岸へ渡った所で小休止をとる。 ここまで、かなりのハイペースで登ってきたので、汗で濡れた体を冷たい風が冷してくれ気持ちがよい。 10分ほどの小休止の後、峠沢に沿ってまた登り始める。 所々に標識の赤布やテープやペイントがある。 途中、単独の下山者と擦違う。  

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沢沿いの登山道はかなり荒れ、折れた枝が所々登山道を塞ぎ始める。 やがて登山道が完全に崩壊し一緒に倒れた樹木が行く手を遮り始める。 トップを行く私は、崩壊した上部へ無理やり登り通過を試みる。 上から見ると沢の直近くまで倒れた木々が被っているが、崩壊上部を巻くより安全で通過しやすそうに見える。 後続の山仲間に沢の水流よりを通過するように伝える。 何とか崩壊個所を通過すると、やがてロープのついている所を登る。 倒れた樹木の枝先には、まだ新芽が付き樹木そのものは何とか生きている。 恐らく少し前の台風で折れたり根こそぎ倒れたのであろう。 

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小休止を取った所から40分程歩くと、峠沢から離れる様になり谷を登って行くようになる。 暫くは、自然林の中の長い九十九道を進むようになる。 ここも所々樹木が道を塞いでいるが沢沿いよりも歩きやすい。 今は荒れた峠道であるが、元々は国道に指定された重要な道路であり、それなりに歩きやすいが、やはり稜線に近づくに従い急登となってくる。  

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標高があがるに従い上部の笹原が見えるようになってくる。 11時05分、標高1860mで10分程の小休止をとる。 ここから少し登ると笹原のなかを歩くようになる。 やっと楽しみにしていた展望の利く笹原の中の道となる。 この頃になると、稜線から冷たい風が吹き降りてくる。 やはり天気予報通り、局地的に寒気団が入り込んでいる様である。 九十九の道は何時の間にか尾根をトラバースする道へと変って行く。  

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天気がよければ見晴は最高であろうが、何とか雲の下に雁坂峠から古礼山へ続く稜線が眺められる。 冷たい風が吹き、そこそこの景色で歩いていて楽しい。 やがてトラバース道は細かい九十九折れの急登となり始める。  

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そろそろ急登にも飽きてくると上部の樹木が切れ、空が見えるようになってくる。 やがて、雁坂峠のベンチが見えるようになる。 峠からは2名の登山者が雁坂嶺の方へ登って行く。   

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11時46分、雁坂峠に到着する。 これで、日本三大峠を制覇した。 峠に出ると稜線上はガスで覆われるようになり、気温はさらに下がり肌寒くなる。 我々が到着すると、埼玉側からも2名が登りつく。 峠沢の先を覗くと、雁坂トンネルに繋がるループ橋が遥か彼方にぼんやり望める。 

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時々、ガスが切れ古礼山や雁坂嶺へ続く稜線が眺められるようになる。 暫く峠で休んでいると雁坂嶺へ続く稜線上に黒い雲がかかり始め、積乱雲も湧き始める。 出来れば雁坂嶺まで往復してみたかったが、どうも雷雨になりそうである。 天気予報では15時頃から雷雨とは言っていたが、早まりそうである。 稜線で雷に遭っては身動きが取れないので、そのまま往路を下山することにする。 12時14分、雁坂峠を後に下山を開始する。 その直後、笹をバラバラと叩く音がする。 暫く眺めていると霰が降ってきている。 しかし、直にそれは止む。 

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木の根で滑らないように降下し、13時09分に峠沢を少し降った所で小休止を取る。 登りに崩壊と倒木で遮られた所は、沢を左岸へ渡り回避し、さらに右岸へ戻ると、いとも簡単に通過できる。 暫くすると、雨が降り始めザックカバーを着け、再度沢を左岸へ渡る。 その時、山仲間が苔の付いた岩で滑り、半身沢へドボンと浸かる。 まあ、怪我が無かったので一安心。 13時48分に沓切沢橋を通過し、暫くすると雷鳴と共に雨が本降りとなり始める。 舗装された林道を急ぎ足で降り、14時22分に雁坂トンネル南口駐車場へ到着する。 直に車に乗り、甲府へと向かう。 途中、14時45分に国道140号線沿いの白龍閣で40分程温泉入浴する。 温泉に浸かっている間中、雷鳴が谷に木霊してもの凄い音がしている。 下山してきて正解である。 甲府に近づくと雨もあがり、路面は乾いている。 16時05分に甲府へ到着し、レンタカーを返却後、16時40分発の特急はまかいじで帰途に着く。 町田には18時に到着し解散する。 


費用
電車代(高尾→甲府)@¥1890
レンタカー代@¥4500
ガソリン代(10L)@¥1500
入浴@¥500
電車代(甲府→町田 特急)@¥3740

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この記事へのコメント

とり
2008年05月21日 15:45
いつも丁寧な詳細をご披露いただきありがとうございます。ところで、沢ですべった人はどちら様ですか?
Peak Hunter
2008年05月21日 18:59
とりさんご無沙汰です!
私といつも一緒に行く山仲間ではありませんよ!