5月22日から山仲間と登山ツアーで阿蘇山と九重山へ登ってきました

2004年5月22日から山仲間と登山ツアーで阿蘇山と九重山へ登ってきました。
山仲間との定例会で、九州の山を登ろうと云うことになった。 丁度、5月に近畿ツーリスで阿蘇と九重の登山ツアーがあったので山仲間4名と参加することにした。
  
画像


実施日:2004,05,22(土)~24(月)


参加者:女性18名、男性11名

    
天 候:5/22曇り
  5/23晴れ
     5/24快晴


コース:
5/22
羽田空港団体受付カウンタ集合→(NH641)→熊本空港→(バス)→仙酔峡→仙酔尾根→天狗の舞台→高岳→中岳→火口東→(ロープウエイ)→仙酔峡→(バス)→長者原温泉・コスモス荘
5/23
長者原温泉・コスモス荘→雨ケ池越→坊ガツル→大戸越→平冶岳→大戸越→坊ガツル→法華院温泉・法華院温泉山荘
5/24
法華院温泉・法華院温泉山荘→北千里浜→久住分れ→天狗ケ城→中岳→稲穂星山→九住山→久住分れ→西千里浜→扇ケ浜分岐→沓掛山→牧ノ戸峠→(バス)→牧ノ戸温泉・九重観光ホテル→(バス)→大分空港→(JL1794)→羽田空港解散


5/22

数日前に台風が通過し、九州は好天に恵まれるとの予報に期待を膨らませ、家を出る。 22日は小泉首相が北朝鮮へ羽田から出発するため、ちょっと早めのバスで羽田へ出発する。 途中渋滞も無く7時前には羽田に到着し、団体受付カウンタの所で7時15分の受付開始を待つ。 7時少し過ぎに山仲間4名が集合し添乗員より搭乗券を受け取り搭乗ゲートへ向かう。 8時15分に全日空641便の搭乗が始まり、定刻の8時30分には飛行機が動き出す。 しかし、離陸機の順番待ちが多く、予定より30分以上遅い8時55分に羽田を離陸。 熊本空港到着は10時28分。 空港ロビーで初めてツアー参加者全員が顔を合わせ、10時55分にバスで阿蘇山登山口の仙酔峡へ向かう。 バスの中では、添乗員より毎度おなじみの講釈があり、昼食用弁当が配られる。 飛行機が遅れたため、移動中のバスの中で昼食を摂る。 食後、登山の班編成が発表され、我々4名は夫婦連れ2名を含む6名で2班となる。 バスは豊肥本線に沿った国道57号線を東へ向かい、途中から仙酔峡道路へ入る。
 
画像
車窓から阿蘇山郡を眺めると、「根子岳を頭、高岳と中岳を胸に見立てた釈迦の涅槃像に見える。」と添乗員から説明があるが、信仰の無い私にはなかなかそうは見えない。 12時丁度に標高900mの仙酔峡駐車場へ到着し、出発準備を開始する。 登山のスタートは仙酔尾根の基部近くの最上部駐車場に集合し、ガイドが紹介され準備体操を行う。 ここから眺める阿蘇の山腹は背の高い樹木が殆ど無く、火山岩の岩肌が延々と火口壁に向かって続いている。 12時35分、いよいよ登山開始となる。 駐車場の端から仙酔尾根に取り付く橋を渡り、整備された登山道を歩くと直ぐに尾根に取り付く。 このあたりは観光客も尾根上へ登って来て展望を楽しんでいる。 本来ならばこのあたりは深山霧島がピンク色の花を付けているはずだが、尺取虫の大量発生で新芽を食われ全滅状態。 楽しみのひとつにしていたが残念である。 これも人間が大量の残飯を放棄した結果、烏が縄張りを形成し、虫を食べる小鳥を追い出した事が原因と云われているようだ。

画像 
尾根上に取り付き小さな瘤を越えながら標高を稼ぐ。 晴れていれば直射日光を遮る所も無く暑い登りを強いられる所であるが、運良く曇っていて快適に登れる。 登山道は火山岩がコンクリートで固められたような一枚岩となっていて浮石が少なく、安定した足場が確保できる。 13時05分、標高1100m付近で衣服調整のための短い小休止を取る。 尾根を登るに従い隊列は徐々に長くなり始め、中には隊列から脱落し始める者も出始める。 13時42分に標高1300m付近で小休止となる。 時折、乾いた冷たい風が吹き抜け、気持ちが良い。 このあたりまで登ると遠く雲仙普賢岳の頂上部が雲の上に見えるようになる。 ここから火口壁に登るに従い傾斜が徐々に増してくるが、足場が安定していて登り易い。
 
画像
14時27分、火口壁直下の標高1500m付近で伸びきった隊列を調整するため小休止に入る。 北側には翌日登る九重連山がシルエットとして眺められる。 小休止の後、標高1580mの火口壁までは15分そこそこで登り終え、ここからは殆ど傾斜の無い登山道を天狗の舞台へ向けて進む。 途中、小さなコルを過ぎ登り返すと、直ぐに標高1564mの天狗の舞台へ到着する。 到着時間は14時47分。 ここからは直ぐ隣に荒々しい根子岳の岩峰郡が望める。 記念写真を撮った後、来た道を火口壁の仙酔尾根分岐まで一度戻り、更に阿蘇最高峰の高岳へ標高差の少ない火口壁に沿って向かう。 

画像
15時17分、標高1595mの高岳へ到着する。 高岳からは阿蘇の一番内側の大きな火口壁が眼下に見えるが中は覗けない。 飛行機から見る阿蘇は、何重にもなる外輪山を判別でき雄大さが良くわかるが、その中に入ってしまうとあまりの大きさにその全容が全く判らなくなる。 ツアー参加者は先を争って記念写真を撮り捲る。 20分弱の小休止後、次の目標の中岳へ向けて歩き始める。 少し降って軽く登ると直ぐに中岳となり、15時48分に頂上を通過する。 ここからは滑りやすいザレた急坂を降下し、更に火山灰に覆われた泥道を降下すると両側が鋭く切れ落ちた馬の背を通過する。 登山道は、この途中で柵のある観光客用散策路へと変わる。 

画像
16時10分、観光客のいる東展望台に到着する。 ここからは未だに蒸気を吹き上げている一番内側の火口壁が直ぐ下に覗ける。 草木が一本も生えていない地獄のような所である。 10分ほど隊列を整えるついでに暫く地獄見学を行い、その後ロープウエイの火口東駅へ向かう。 16時25分の火口東駅に到着し、16時40分に60名程乗車できるゴンドラで仙酔峡へ降り17時10分には長者原温泉・コスモス荘へ向かう。 バスの中で我々4名は早速反省会を始め、長者原温泉・コスモス荘には18時に到着し、温泉入浴後17時30分より夕食を兼ね反省会の続きを行う。 21時過ぎには床へ入る。


5/23

 5時30分に床から抜け出し、7時の朝食までの合間にゆっくり温泉に浸かる。 それでも時間が有り余る。 今日、明日の二日間の不要物は旅館にデポしていっても良いと云われているが、着替えを抜き出したザックが様にならないので山仲間と私は結局全てを持ち歩く事とする。 今日は泥道があると云うので殆ど全員がスパッツを着ける。 7時50分に旅館玄関に集合し、準備体操の後8時丁度に登山を開始する。 暫く道路を歩き、交差点横のビジターセンタ脇から湿原の長者原に入り木道を進む。 木道は直ぐに切れ千曲川源流を思い出させるような薄暗い樹林帯の中を進む。
 
画像
8時47分、長者原と雨ケ池のほぼ中間点のベンチのある広場で小休止が入る。 歩き始めてからここまでの標高差は100m程度と、殆ど登っている事を感じさせない。 樹林帯の中を再度進むと突然周りが開けた雨ケ池に出る。 湿原に木道が付けられ北側に小さな池がある。 右手には三俣山が、正面には大船山とこれから登る平冶岳が望める。 空は快晴で乾いた風が汗ばんだ体を心地よく冷やしてくれる。 時間があればゆっくり昼寝でもしてみたい所である。 雨ケ池を出発し、少し登ると雨ケ池越となり、ここから樹林帯の滑りやすい溝状の登山道となる。 徐々に標高を下げてゆくと、梢の合間より、盆地状の坊ガツルの平原が見渡せるようになる。 30分ほどで坊ガツルの入口に到着し、暫くは気持ちの良い草原歩きとなる。
 
画像
よく見ると、草原の真中を林道が横切って法華院温泉まで続いている。 ちょっとがっかりする。 10時26分、坊ガツルのキャンプサイトに到着し20分ほどの小休止を取る。 ここにはトイレ、水道設備があり、更に避難小屋も建てられている。 小休止の後いよいよ平冶岳への登りが始まる。 歩き始めると直ぐに「泥道補修のために一人一個の石を担ぎ上げてくれ」との標識が現れ、余力のある人は石を手に持ったり、ザックに入れる。 登山道は北大船山の西側から裾を北側へ巻き込むように、樹林帯の中に付けられている。 登山道は所々ぬかるんでいて、それを避けるために迷路のようにあちらこちらに道がつけられている。 登山道が平治岳と北大船山の鞍部である大戸越に突き上げる谷間にさしかかると、傾斜が急激に増してくる。
 
画像
おまけに登山道は狭く木々の枝が行く手を遮る。 11時40分、樹林から抜け出すと標高1358mの大戸越に到着する。 坊ガツルからここまでツアーにしては珍しく、一時間近く歩いた。 理由は単純で、この間は総勢31名が小休止をとれるような広場は無い。 大戸越には大勢の登山者が休んでいる。 我々もここで昼食を兼ねた大休止となる。 平治岳を見上げると、所々深山霧島がピンク色の花を付けている。 12時10分、ザックをデポして平治岳山頂に向けて斜面を登り始める。 標高差は180m程度で最初から急登が始まる。 このルートは深山霧島が綺麗に咲き誇る時期には登山者が繋がり、登りだけでも一時間はかかるようである。
 
画像
そのため登山道は登り専用と降り専用の2本がつけられている。 暫く登るとフィックスドロープのある岩場となる。 ここを通過すると案の定隊列が千切れ始める。 30分ほどで平治岳南峰の頂上を通過し、背丈ほどの樹木の間を縫うように三角点のある平治岳北峰へ少し標高を稼ぐ。 12時45分、標高1642mの展望の利く平治岳へ到着する。 ここからは眼下に坊ガツルから法華院温泉が望め、その先には明日登る九重連山最高峰の中岳、さらに白い蒸気を吹き上げている硫黄岳が雄大に広がっている。 記念写真を撮り13時丁度に下山を開始する。 南峰からは降り専用の登山道を使う。 急な降りを、オッカナビックリお尻を突き出し心もとなく降りる姿はなんとなく滑稽である。
 
画像
13時32分、大戸越に到着し小休止後、デポしたザックを回収して坊ガツルへ降る。 14時30分に坊ガツルに到着し、今日の宿である法華院温泉小屋へ向かう。 小屋到着は14時55分で今日の行動は全て終了する。 整理体操の後、大部屋の寝床を割り当てられ、早速温泉に浸かる。 温泉の後は当然乾いた喉の消毒にビールを流し込む。 我々4名がそろった所で、再度日向のベンチに出て乾杯を行う。 そうこうするする内に18時となり夕食が始まる。 19時過ぎには床へつくが、緯度の低い九州だけあってまだ外は明るい。 


5/24

 4時に起き、朝風呂へ向かう。 朝食は弁当で、食堂でゆっくり食べる。 5時30分、小屋の前へ集合し、準備体操後5時40分に出発する。 先ずは小屋の裏手から三俣山と中岳の間の堰堤が連なる沢沿いに舗装された急坂を登り、最上部の堰堤のあたりから中岳の山腹を絡むように樹林の中へ入ってゆく。 山行も三日目となると参加者の足が慣れて来たのか、隊列も然程崩れず順調に登ってゆく。 樹林帯から抜け出すとガレ場が始まる。 中岳の山腹を回り込むと急登も終わり、突然草木が殆ど生えていない平原の北千里浜の入口となる。 振り返ると中岳の中腹の岩がシルエットで猿のように見える猿岩が目に入る。 どちらかと云うとゴリラに近い。 6時10分、猿岩付近で衣服調整のための立ち止まる。 

画像
北千里浜のケルン沿いに進むに従い、硫黄山から噴出する蒸気が大きく見え始め、更には噴出音までも聞こえるようになる。 6時29分、北千里浜から久住分れへの登り口手前で小休止を取る。 盆地状の平原の日向は暖かいが、ちょっと日陰に入ると思いのほか寒い。 久住分れへの登りは、ルート目印の黄色いペンキが岩に必要以上に点々と塗られている。 標高差200mあまりを30分ほどかけて登り、久住分れには7時11分に到着し、小休止となる。 ここからは一昨日登った阿蘇山が望め、根子岳を頭に例えた釈迦の涅槃像の姿がはっきり判る。 

画像
当初の予定では、中岳と久住山のみを登る計画であったが、天気もよく時間的余裕もあるため九重連山を縦走することとなった。 先ずは標高差130mのアルバイトで標高1780mの天狗の城へ登る。 樹木の無い稜線歩きは楽しい。 久住山への道を分けると右手下の火口に水がたまった御池が覗けるようになる。 天狗の城頂上部に近づくに従い、傾斜がきつくなり7時45分に山頂に到着する。 山頂からの景色を10分ほど楽しみ、次のピークへ向かう。 一度、急坂を鞍部まで下がり登り返す。 

画像
8時09分、標高1791mで九州最高峰の中岳頂上へ到着する。 北側には祖母山が遠くに見える。 何時かは登ってみたい山だ。 
頂上で写真を撮り、次に標高1774mの稲星山へ向かう。 ここでも鞍部まで降りまた登り返す。 8時56分、稲星山山頂に到着する。
 
画像
九重連山最後のピークは標高1787mの久住山で、9時43分に到着する。 ここまで各々のピークからピークまで所要時間は30分前後で手軽なミニ縦走の気分が味わえる。 10時05分、予定していた全てのピーク走破を終了し、下山を開始する。 下山は一度天狗の城方向へ降り、天狗の城への道を見送ると久住分れとなる。 10時28分、臭いトイレのある石造りの久住山避難小屋に到着しトイレタイムとなる。 ここからは久住分れと反対方向へ少し登ると西千里の草原が星生山の稜線下に沿って広がっている。 11時丁度に牧ノ戸峠と扇ケ鼻山を分ける扇ケ鼻分岐に到着し、30分の昼食休憩となる。
 
画像
牧ノ戸峠へはだらだらと稜線上を降り続け、最後に梯子のある沓掛山を登ると九重連山を見渡せる展望となる。 ここから先の登山道は舗装されていて、観光客も登って来ている。 12時30分、牧ノ戸峠に到着し全ての山行が完了する。 峠で待っていたバスに乗車し、長者原温泉・コスモス荘でデポした荷物をピックアップ後、温泉のある牧ノ戸温泉・九重観光ホテルへ向かう。 14時50分までゆっくり風呂へ浸かり、ビールを飲む。 帰京はバスで大分空港まで向かい、19時40分発のJAL1794便で羽田へ戻る。 羽田到着は予定時刻通りで、流れ解散となる。 自宅へは意外と早く21時30分前に到着する。 移動に疲れた。


ツアー費用:@¥62,800

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック