8月13日から16日まで山仲間5名と奥穂高岳と乗鞍岳を登ってきました

2002年8月13日から16日まで山仲間5名と奥穂高岳と乗鞍岳を登ってきました。
私は奥穂高岳へ過去二回登っているが、二度も雨のなかの登頂であった。 「三度目の正直」で、今回は晴れてくれるだろうと期待したが、「二度あることは三度ある」と云うことになり今回も雨の中の奥穂高岳登頂となった。 しかし、最終日の乗鞍岳は晴天に恵まれ雄大な北アルプスの山並を眺める事が出来た。

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実施日:2002.08.13(火)~16(木)

参加者:5名

天候 :8/13 晴れ 時々 曇り
     8/14 晴れ 時々 曇り
     8/15 雨
     8/16 晴れ 

コース:
8/13
小田急駅集合→(小田急線)→新宿→(長距離バス:さわやか信州号)→
8/14
上高地バスターミナル→明神池→徳沢園→横尾→本谷橋→涸沢ヒュッテ
8/15
涸沢ヒュッテ→ザイテングラード→穂高岳山荘→奥穂高岳→紀美子平→岳沢ヒュッテ→上高地→(タクシー)→乗鞍高原松電ロッジ
8/16
乗鞍高原松電ロッジ→(タクシー)→県境駐車場→肩の小屋→乗鞍岳剣が峰→肩の小屋→雪渓下駐車場→(タクシー)→乗鞍高原松電ロッジ→(タクシー)→松本→(八王子経由)→町田


山行内容
8/13
先週から夕方になると涼しさ出てきた。 21時15分、小田急線駅に4名が集合を完了し、急行電車で新宿へ向かう。 夜行バスの集合場所は、京王プラザホテル横の東京都の公共地下駐車場で、新宿駅より10分弱歩く。 途中京王プラザホテルの中を通過し、ついでにトイレを使う。 長距離バスの集合場所は、大勢の登山客が群がり乗車受け付けを行っている。 バスの行き先は白馬、尾瀬、上高地等の観光地向けで、一つの方面へ5台程度のバスが待機している。 22時過ぎに我がパーティーの最後の1名が現れ、全員揃う。 地下駐車場内での受付後、風通しの良い所でバス発車までの時間を過ごすし、23時少し前にバスへ乗り込む。 我々5名はバス最後部横一列が指定してある。 23時遅れて来た乗客を乗せ、新宿を出発する。 バスは、甲州街道を調布まで向かい、首都高速から中央高速を経由し勝沼からは到着時間調整の為に一般道を走る。 途中、二度ほどトイレ休憩を取る。


8/14
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 幾度となく眼が覚め、熟睡が出来ないままバスの旅は5時30分に上高地バスターミナル到着と同時に終わる。 まだ朝が早い為か観光客の姿は殆どなく、登山客のみがバスターミナルの付近で出発の準備をしている。 標高の高い上高地は気温19℃と、さすがに涼しい。 最近建て直されたトイレは、チップ性で一回百円の利用料である。 軽い朝食と登山計画書提出後、5時53分に上高地を出発する。 バスターミナルから梓川に懸かる河童橋までは舗装道路を歩き、上高地幕営地を抜けハイカーと共に50分ほど歩くと明神池に到着する。 ここは槍ガ岳や涸沢カール方面へ行く登山者が、最初に小休止をとる所でもある。 我々も小休止をとる。 上高地から横尾までの道は、梓川沿いに続いていて、横尾まで小型のトラックが入ることが出来る。
 
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明神池から蝶ケ岳への登り口である徳沢園までは、上高地、明神池間の高度差と略同じ30m程度しかなく、ほとんど水平道である。 樹林に囲まれた徳沢園には7時36分に到着しする。 徳沢園にも広い幕営地があり多くのキャンパーで賑わっている。 我々も小休止をとり、水の補給と排泄を行う。 徳沢園を出発し暫くすると梓川を横切る新村橋への道を左に分ける。 ここから横尾までの道は河岸沿いに付いている所が多く、対岸に屏風の頭が、後方には前穂高から明神岳の荒々しい山腹が、進行方向に横尾尾根の基部が眺められる。
 
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途中、小さなピークを越えながら進み8時48分に横尾に到着する。 ここ横尾でも最近建てられたチップ性のバイオトイレがある。 横尾は槍ガ岳、涸沢、蝶ケ岳への分岐点でもある。 15分の小休止後、横尾を出発する。 先ず立派な吊橋である横尾大橋を渡り、横尾谷左岸沿いに徐々に高度を稼いでゆく。 上高地を出発した時は大勢の登山者やハイカーが一緒であったが、各方面へバラバラに散っていった為か、前後の登山者の数はめっきり少なくなった。 20分ほどで対岸に屏風岩が見え始め、岩屋さんが小さく取り付いているのが眺められる。
 
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横尾谷の谷間が狭くなり始めると沢を右岸へ渡る一本吊橋の本谷橋となる。 吊橋は一人づつ渡ることしか出来ない。 吊橋を渡りきった対岸には多くの登山者が小休止をとっている。 我々も10時5分小休止をとる。 本谷橋を渡ると直ぐに標高差100mの急登が始まる。 急登を登りきると緩やかな石畳の道が続き、沢が本谷と涸沢に分かれるあたりより道が大きく南向きとなり涸沢源流に向かって緩やかに登り始める。 少し早めであるが標高2040mの道幅が少し広くなった所で小休止を11時05分にとる。
 
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木陰より涸沢カールの下部に建つ涸沢ヒュッテの屋根とヘリコプター用の吹流しが眺められる。 涸沢ヒュッテまでの最後の道は、カールのガレ場に造られた石畳の道が続き、歩きやすい。 夜行バスでの疲れが出始め、登るスピードが鈍り始める頃涸沢ヒュッテへ到着する。 到着時間は12時丁度である。 早速、宿泊の手続きを行い本館4人用個室の前穂と云う部屋を準備される。 4人用の部屋に5名を入れられても十分な広さがあり、小屋が満員になっても、この部屋への人員追加はしないとの事である。 個室といっても通路とカーテンで仕切ってあるだけである。 仲間同士一室を占拠できるのである為、気兼ね無くくつろげる。 荷物を部屋に入れ、野外のベンチで景色をつまみにビールを飲む。

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 涸沢は北アルプスの銀座だけあり、ビールもジョッキで生が飲めるし、おでん、ラーメン、お燗酒とお金さえ払えば幾らでもある。 今回は予算に余裕があるため長老の計らいで、昼飯代わりにお酒とおでん、ラーメンと贅をつくす。 生憎カール上部はガスに覆われ、翌日登る稜線は見えないが、時折ザイテングラードの下部が見え下山してくる登山者の姿が米粒のように眺められる。 時間は有り余るほどあり、幕営地のあたりを散策する。 14時頃より小雨が降るようになり、部屋へ引き上げる。 夕食は17時30分からの為、それまで昨日の睡眠不足を補うべく昼寝をする。 17時30分夕食の案内があり食堂へ向かう。 おかずも美味しく、良い夕食となった。 18時30分、翌日の出発準備と朝食代わりの弁当を受け取り、就寝する。


8/15
3時に起床し部屋から荷物をもって外へ出る。 外はまだ真っ暗で星も見えない。 ベンチのある東屋で出発準備を整え、朝食代わりに昨日の行動食の残りを食べる。 暫くすると雨が降り始めたため、合羽の上下を着ける。 4時丁度にキャップランプを燈して、涸沢を出発する。 涸沢の幕営地を横切り涸沢山荘の小屋前を通過して、いよいよ登りに入る。 背の低い樹林帯の中の急勾配を登ると、ガレた岩場となる。 暗いのでマークを見落とさないように慎重に登り続けると、涸沢パノラマコースの道と合流する。 

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この頃になるとキャップランプは不要となり、時折ガスの切れ目から涸沢の幕営地が遥か下方に見える。 大きく道が左に曲がり直線的にカールを横切る様に登り切るとザイテングラードの基部に取り付く。 5時10分、基部の少し広くなった所で小休止をとる。 この頃になると雨は本降りとなり、風も強くなり横殴りの風雨となる。 小休止といっても、雨風でザックの中を広げて休めないため、早々に出発する。 視界が効き難いガスと雨の中、ガレ場に沿って標高差50mほど登った所で、トレースから左へ外れている事が判る。 暫くすると、50mほど右側の尾根上を下山者が降ってきたので、トレースを取り戻す。 穂高岳山荘までのザイテングラードは狭い稜線の岩登りとなり、所々梯子が据え付けてある。 この頃になると下山者とのすれ違いが頻繁になってくる。 稜線が広くなり傾斜が緩やかになり始めると山荘が見える。 6時36分穂高岳山荘に到着し、風雨を避けるために小屋の中へ入る。 小屋の中では、これから出発する者、テントからの避難者、待機組みやらでごった返している。 我々は、ただで屋根を借りるわけもいかず、コーヒーを注文して行動食を一緒に食べる。 20分程の小休止を取った後、意を決して外へ出る。 さすがに3000mの稜線上だけあり、風と雨が猛烈な勢いで吹き付けて来る。 小屋の横に、土手の様に立ち塞がる急な岩壁に短く九十九折になった登り道がある。 人一人がやっと通れる程度である。 そこを登り切ると梯子が現れ、梯子が終わると鎖場となる。 風と雨、それに急な岩場と三拍子そろいスリル万点であるが、ガスがかかっているので高度感による恐怖心は少ない。

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 緊張の続く中、高度差200mを登りきり8時丁度に奥穂高岳山頂に到着する。 数名の登山者が既に到着していた。 晴れていれば見晴らしも良く、ここでのんびりと写真を撮ったり飯を食べたりするのであるが、ザックを降ろすことも出来ない状況である。 写真だけ撮って直ぐに山頂を後に下山ルートをたどる。 前穂高岳と岳沢への分岐である紀美子平までの吊尾根は、更に岩稜帯の背を通過しなければならず、全く気がぬけない。 1時間ほど歩くと前穂高岳の西側斜面をトラバースするようになり、歩きやすくなる。 9時30分紀美子平に到着し、小休止をとる。 紀美子平では荷物をデポして前穂高岳へアタックしてるパーティーがいる。 この風雨で前穂高へアタックするのは、しんどいであろう。 ここの小休止も水を飲む程度で、直ぐに重太郎新道を岳沢ヒュッテ向けて降り始める。 重太郎新道は所々梯子や鎖場のある急な下りであるが、雷鳥平や岳沢パノラマ展望台などの寛げる所もある。 パノラマ展望台の下あたりから森林帯に入り込み風の影響はなくなるが、相変わらず雨が降り続いている。 晴れていれば景色の良い所で休むのであるが、岳沢ヒュッテまで一気に降り、12時30分ヒュッテに到着する。 何も注文せずヒュッテの利用は出来ないので、全員で昼食代わりにラーメンを注文する。 ヒュッテで20分ほど過ごし、上高地へ下山を開始する。 ヒュッテから岳沢に沿って針葉樹林帯の中を延々と降ると、梓川に沿った観光用遊歩道にでる。 ここからは観光客と一緒に河童橋へ向かう。 15時04分、出発点の上高地バスターミナルに到着する。 しかし、お盆の連休中のため観光客の大群が押し寄せバスもタクシーも長蛇の行列となっている。 タクシー整理員の情報では、釜トンネルを抜けた所の国道が渋滞して、バスもタクシーも上高地へ入れないとの事である。 16時30分待ちに待ったタクシーに乗車できる。 釜トンネルを抜け暫くすると渋滞が始まり、運転手は白骨温泉経由で乗鞍高原の松電乗鞍ロッジへ車を向ける。 途中、運転手と翌日の乗鞍岳往復と松本まで便の交渉を行う。 17時45分、乗鞍ロッジに到着しチェックインする。 夕食は18時30分からで、それまで濡れた装備の乾燥や、温泉入浴と忙しい。 夕食は生ビールとお燗酒で乾杯をする。 食堂で他の客がいなくなるまで2時間ほど飲み続け、翌日の朝食代わりの弁当を受け取り、宿賃を清算して21時に床に着く。
 

8/16
4時に起床し、弁当の朝食を食べ出発の準備をする。 今日の行動は2時間半程度であり、水に若干の食料とカメラだけを持って行く。 不要装備はロッジに置いて行く。 外へ出ると昨日までの天候とガラリと変わり晴天である。 5時丁度に昨日頼んでおいたタクシーが迎えにくる。 タクシーの運転手によると、遅い時間になると観光客の自家用車で山頂付近が身動きできなくなるとの事である。 案の定、岐阜県と長野県の県境にある駐車場に近づくと渋滞がはじまり、全く動かなくなった。 5時45分、運転手と下山時の待合せ場所を打合せ、タクシーを置いて歩き始める。 県境の駐車場を過ぎ肩の小屋を目指して車道を歩く。

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乗鞍岳の主峰である剣が峰は1時間少しで登る事が出来る為、大勢の観光客も登っている。 6時15分に肩の小屋へ到着し、直ぐに剣が峰の登りにかかる。 観光客の間を縫って火山レキの登山道を登る。 途中ザレた斜面にはコマクサが咲き、斜面がピンク色に染まって見える。 高度が高くなるに従い遠望が効き始まる。 昨日登った奥穂高岳が良く見渡せる。 

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槍ヶ岳も特有のピラミッドを見せている。 浅間山、八ヶ岳も遠望できる。 7時10分剣が峰頂上へ到着する。 早速、記念写真を撮り、展望を楽しむ。 15分ほどのんびりした後、下山を開始する。 何時も一緒の山仲間と私は肩の小屋まで20分ほどで駆け下る。 タクシーとの待ち合わせ場所は、雪渓下部の駐車場で8時15分にドッキングし、8時25分に駐車場を出てロッジへ向かう。 ロッジへは9時丁度に到着する。 40分ほど温泉に入浴し、9時40分に松本へ向かう。 渋滞する道は裏道を経由し、10時45分に松本駅西口へ到着する。 空いている西口の緑の窓口で、帰りの特急指定席切符を求めるが、全て満席。 自由席特急券を購入後、お土産を買いに和菓子の開運堂へ、その後毎回立寄る豚カツ屋「蓮華」へ向かう。 ここの女将も山好きで話が合う。 12時少し過ぎに店を出て駅へ向かい自由席の乗車口に並ぶ。 13時06分、新型車両のあずさ88号で松本を後にする。 指定席は満席であるが、自由席は我々だけで貸切である。 途中、八王子を経由し、町田に16時過ぎに到着する。


費用
宅急便¥1160
長距離バス代¥@¥7000
小屋@¥8500
タクシー代¥9500
ロッジ宿泊代¥14000
タクシー代¥33000
電車賃@¥5670



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