7月10日から一泊二日で高妻山を登ってきました

2004年7月10日から一泊二日で高妻山を登ってきました。
今年は梅雨時期になっても週末は晴天の日が多い。 入梅前に友人が幕舎を購入しので、早速使ってみる事にする。 今回は入山口がキャンプ地なので重い幕舎はキャンプ地にデポし、空荷で高妻山を往復できる。
 
画像


実施日:2004.07.10(土)~11(日)

参加者:2名

天候 :7/10晴れ
     7/11晴れのち曇り

コース:
7/10
JR線町田駅下りホーム集合→(八王子・松本経由)→長野→(バス)→戸隠キャンプ場
7/11
戸隠キャンプ場→大洞沢→一不動→五地蔵→八丁ダルミ→高妻山→八丁ダルミ→五地蔵→一不動→大洞沢→戸隠キャンプ場→(バス)→長野→(長野新幹線)→大宮→新宿


山行内容
7/10
待ち合わせのJR線町田駅に予定より早く着いたので携帯電話で友人と連絡をとり、下り5時46分発の電車内で友人と合流する。 今回は幕舎使用の為、二人とも荷物が大きく一人20Kg程度は背負っている。 神奈川県は朝から晴天であるが、自宅を出る前にインターネットで調べた長野県の天気予報はあまり芳しくない。 八王子からは普通松本行き始発に乗り換える。 笹子のトンネルを過ぎ甲府盆地に入ると雲が増え、何時も見える南アルプスは全く見えない。 甲府から先へ行く登山者は特急を使うのが普通で、甲府を過ぎると登山者は殆ど下車してしまう。 我々の乗った電車は途中2箇所で特急に追い越され、多少遅れて10時19分に松本へ到着する。 松本からは計画通り10時41分発の篠ノ井線に乗車する。 途中、「姥捨て」駅とその先の信号所にて待避線に入り通過電車をやり過ごし、12時07分に長野駅に到着する。 町田から長野まで6時間21分をかけての到着である。 長野の駅舎を出ると雨がパラパラ降り始める。 
画像
バスの乗換え時間まで20分程度であるため、バス停に荷物を置いて駅前のマクドナルドで昼食用のハンバーガを購入する。 バス停の前にバス乗車券販売所があり往復割引切符を購入し、12時33分発の戸隠キャンプ場行きに乗車する。 乗客の少ないバスは、長野市内にある善光寺前から七曲、バードライン、飯綱高原、戸隠神社を通って標高差600mほどを上って行く。 終点まで乗車したのは我々二人だけであった。 13時40分、戸隠キャンプ場に到着する時には雨が本降りとなった。 バス停前の待合室で傘を出し、5分ほど歩いたキャンプ場受付へ向かう。 この雨では、幕舎を設営しての幕営は後始末に手間が掛かる為、翌日の行動に差し支えるとの事からバンガローを借りる事にする。 受付の人は「空いているのでどこでも良い。」と云ってくれ、さらに「山へ行くのであればチャックアウトは遅れてもいいよ。」と付け加えてくれる。 
画像
14時10分、我々はトイレに比較的近いバンガローに入り込む。 バンガローは四畳半程度の広さで、左右に作り付けの二段ベッドがある。 基本的に今日の行動はこれにて終了である。 バンガローに入り持って来た装備の整理を終えると後はやる事がない。 昼食のハンバーガを食べ過ぎたせいか、食欲も今一つである。 16時頃から持ってきた酒を飲みながら夕食の支度を開始する。 α米一袋を二人で分け、中華どんを飯にかけて食べる。 意外と活ける。 飯を食ってしまうとやる事が無く、19時には床へ着く。

7/11
夜中に何度かトタン屋根を叩く雨音で目が覚めるが、ほぼ起床時間の3時まで熟睡が出来る。 まだ暗い3時に起床し、朝食の準備を行う。 昨日の食べ過ぎであまり食欲がない。 蝋燭に灯を燈し、コンロに火をつけ昨日の残りのオニオンスープとα米を温め、更にフィーズドドライのチキンライス一つにお湯を注ぎ込む。 先ずはα米一袋を二人で分けスープで胃に流し込みチキンライスに手をつけるが、とても不味くて食えず勿体無いが廃棄処分とする。 30分ほどで朝食を終了し、サブザックに行動用の荷物を放り込み、戻ったときに直ぐに荷物を回収できるようにメインザックを片付け、ロングスパッツを着ける。 外は月がぼんやりと出て、雨は止んでいる。 バンガローのチェックアウトは10時であるが、それまでに戻れないのでその旨の張り紙をバンガローの窓に残し、4時06分に出発する。 キャップランプを燈し、まだ誰も起きていないバンガローの間を縫って戸隠牧場の入口へ向かう。 ひんやりとしているが、湿度が高い。 牧場入口の管理棟脇にある登山者カードポストに計画書を投函し、大洞沢へ向かう。 暫くは舗装された牧場内の道路を指導標に従って進む。 ぼんやりと夜が明け始め、森の中からカッコウや牧場の鶏が鳴き始める。 舗装が切れ砂利道になると直ぐに登山者用のゲートが現れ、更に牧草地を進む。 暫くすると再度ゲートが現れ、それを通過すると樹林帯の登山道が始まり右側から大洞沢の水音が聞こえてくる。 所々ぬかるんだ、緩やかな登山道が続く。 今日の長丁場に備え体力を温存するため、オーバーペースにならないように気を付けて進む。 出発してから20分程で大洞沢を横切る。 沢の左岸を進むようになると傾斜が徐々について、時々大洞沢に流れ込む枝沢の流れを横切るようになる。 このあたりまでくると空も明るくなりキャップランプの灯を消す。 大洞沢の左岸に沿って暫く登ると再度沢を横切り、ここからは傾斜が一気にきつくなる。 
画像
2000年の秋に登った時は登山道が深く抉れていたが、今はその登山道が沢の本流となっている。 登山道と云うより沢の水流の中を歩くようになり、右岸左岸と交互に沢を跨ぐように進む。 途中、樹林の開けた所から後ろを振り返ると戸隠牧場に雲海が漂い飯綱山がどっしりと後方を遮っている。 日が昇るに従い気温も上昇し始め、汗が滴り落ちるようになる。 5時06分、一枚岩の舐め滝に到着し、小休止を取る。 ここから標高差50m上方には大洞沢最大の岩場である帯岩が樹木の間から眺められる。 舐め滝の左岸に二本の鎖が設置してあり、これを頼りによじ登り、沢を横切り急登を登り切ると帯岩の左側にでる。 ストックをたたみ、鎖を頼りに帯岩のバントにたどり着く。 
画像
以前来た時は秋のため草木が枯れ高度感があったが、今は草木が生い茂りさほどの高度感はない。 しかし、落ちたらただの怪我では済まされず、慎重に鎖に頼りトラバースする。 トラバースが完了すると沢の本流脇を更に鎖を頼りによじ登る。 ここからは稜線上の一不動非難小屋まで標高差150m、水平距離600mほどの急登となる。 大洞沢源流の急登を登ると直ぐに最後の水場である一杯清水が現れる。 ここには最近設置されたパイプから水が湧き出している。 呑むと冷たくて美味い。 水場の標識には「地図にはここを一杯清水と記載されているが、氷清水が正式名称である。」と記載されている。 稜線に近づくに従い藪がうるさくなってくる。 もう直ぐ稜線と云う時に雨が降り始め、遠雷も聞こえ始める。 とりあえず傘を差して避難小屋を目指す。 5時53分、一不動避難小屋に到着する。 避難小屋には昨日から宿泊していた登山者一名がノンビリとしている。 避難小屋のトタン屋根を叩く雨音もだんだん激しくなり、遠雷も聞こえ嫌な感じである。 途中、雷がこれ以上近づいた場合は撤退する事を心に決め、とりあえず合羽を着込み完全装備で五地蔵を目指す事にする。 ここから高妻山までは、避難小屋のある一不動から二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵、六弥勒、七観音、八薬師、九勢至と最後に高妻山の十阿弥陀とピーク毎に祠がある。 要はここから標高差数十mから最大300mのピークを9箇所登らなければならない。 避難小屋を出ると、ここからは稜線上の登山道となり西風が強く雨も横殴りとなる。 大洞沢を登って来た時と異なり多少指先が冷たくなるが体感温度が下がり汗も出ず登り易くなる。 急登を登り切ると二釈迦が現れ、東側が開け戸隠牧場を見下ろせる様になる。 稜線上に忠実に付けられた登山道を辿ると次のピークに到着する。 この頃になると風は強いが雨が止み樹木に付いた雨露が吹き飛ばされてくる程度となる。 
画像
ピークから先を見渡すと、四普賢のあるピークの先に一際高く五地蔵のピークが行く手を覆っている。 北西方向には高妻山が巨大なピラミッドをなし、南西方向には飯綱山が北東方向には遠く妙高から活火山の焼山までが見渡せる。 三文殊のピークを少し降ると、いよいよ四普賢のあるピークを越え五地蔵のピークへ標高差200m弱の登りが始まる。 所々樹林の中の歩き難い木の根の絡まった登山道を進み、急登を登り切ると突然開けた五地蔵のピークに飛び出す。 7時03分の到着で小休止をとる。 天候は徐々に回復し遠雷の雷鳴も聞こえなくなっている。 一不動を出発した時に場合によってはここで引き返す事を考えていたが先に進む事にする。 五地蔵からは、ルートが北西方向に90度曲がると直ぐに六弥勒が現れる。 六弥勒のピークを降った鞍部にさしかかると左後ろに歩いてきた一不動からの稜線が見渡せるようになる。 七観音を越え八薬師のピークにさしかかると正面に九勢至の小さなピークの先に高妻山が巨大な姿をあらわす。 登山道が稜線伝いに真っ直ぐ高妻山へ這い上がっているのが見える。 八薬師と九勢至の鞍部からは遠くまだ雪が付いた北アルプス後立山の山々が高曇りの空のしたに遠望できる。 更に遠く槍ヶ岳の穂先も望める。 
画像
8時丁度、九勢至に到着し小休止とする。 ここから先はこのコースでの最大の難所である標高差300m強の登り一辺倒の急登が始まる。 晴天の空であれば太陽から隠れる所も少なく、暑さと戦いながらの体力勝負での登りである。 歩き難い急登を半場登った所で、早朝に一不動避難小屋を出発した単独登山者とすれ違う。 今日始めて登山道ですれ違った登山者である。 8時50分頃、登山道の傾斜が緩み始めほぼ頂上部に出る。 大きな岩がゴロゴロし始めると最後の十阿弥陀が現れる。 一見ここが山頂のようであるが、三角点のある山頂は更に数分進んだ所にある。 9時丁度に狭い高妻山山頂に到着する。 生憎山頂はガスに覆われ遠望は利かないが、時々日が射すので合羽やザックカバー等濡れた物を乾かす。 誰もいない静かで殺風景な山頂である。 雲が無ければ北アルプスの白馬から槍ヶ岳まで眺める事が出来るはずである。 行動食を食べとりあえず記念写真を二人で撮る。 帰宅の時間を考え予定より早く9時25分に下山を開始する。 山頂より10分ほど降った所で今日二人目の単独の登山者とすれ違う。 高妻山は百名山のため天気が良い時期であれば大勢の登山者が登ってくる所であるが、今はまだ少ない。 一気に急坂を降り、9時59分に九勢至に降りる。 降りでも結構暑く合羽の上着をここで脱ぎ、五地蔵を目指して往路をひたすら戻る。 
画像
途中、10名ほどの登山者とすれ違い、10時42分に五地蔵に到着し小休止とする。 出発直前に雨がぱらつき始め、慌てて合羽の上着とザックカバーを着ける。 登りと違って降りは体力的余裕ができ、所々に咲く高山植物を眺める事も出来る。 天候も回復し始め、太陽が顔を覗かせ始める。 11時38分、一不動避難小屋に到着し小休止を取ると共に雨具をザックに押し込む。 一不動からは大洞沢を一気に降り、12時50分に荷物をデポしたバンガローにたどり着く。 デポしたザックにサブザックを括り付け、シャワーのあるキャンプ場管理棟には13時丁度に到着し今日の山行行動を終了する。
画像
 管理棟前で濡れた物を干し、友人と私は交互にシャワーを浴びさっぱりする。 14時丁度に管理棟を後にバス停へ向かい、14時23分発のバスで長野へ向かい予定した新幹線で帰途に着く。
 





費用
共同食料(4食分)¥3000
電車代(町田→長野)@¥4310
バス代(戸隠キャンプ場⇔長野)@¥2400
バンガロー代(一泊)@¥5000
電車代(長野→新宿)@¥6510

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック