6月11日から一泊二日で飛竜山へ登りました

 2005年6月11日から一泊二日で飛竜山へ登りました。
奥多摩の山へは幾度も行っているが、主脈縦走路から外れ一度も登った事が無い山がある。 山頂部は樹林に囲まれ、展望はあまりないが飛竜山と云う山名に魅せられ計画を立案した。 関東地方も6月中旬にもなると梅雨に入り、雨の中の山行を覚悟していた。

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この季節の飛竜山頂は石楠花が満開で見事としか云い様が無い。 縦走路が飛竜山腹にあるためか、あまり人が来ない静かな頂上。 山頂からの見晴が無いのが一寸残念。 


実施日:2005.06.11(土)~12(日)

参加者:2名

天候 :6/11雨のち曇り
     6/12晴れ

コース:
6/11
登戸駅合→(立川経由)→奥多摩駅→(タクシーでお祭経由)→丹波山村道終点→後山林道終点→三条の湯
6/12
三条の湯→北天のタル→飛竜山→飛竜権現→兜岩→飛竜権現→前飛竜→熊倉山→サオラ峠→丹波中宿→丹波山温泉→丹波山温泉入口→(バス)→奥多摩駅→(立川経由)→登戸駅解散


6/11は三条に湯まで入山
一週間の中国出張が終わり、前日の帰宅が24時近くであった。 中国出張時は殆ど歩かずブロイラーの様にご馳走を食べていたので脚力は落ちるし、体重も増加しているので体が異常に重く感じる。 初日の行動は3時間ほどの林道歩きと30分程度の山道歩きのみの為、8時10分に登戸集合としたが、8時には山仲間と合流する。 丁度、入線して来た8時03分発の立川行き電車に乗り込む。 山仲間と会うのも二週間ぶりである。 立川で青梅線に乗換え、青梅で新宿発のホリデー快速へ更に乗り換える。 青梅を過ぎた辺りから車窓に雨があたり幾本もの筋を描き始める。 御岳駅到着すると登山者姿の乗客の殆どが下車してしまう。 9時49分、小雨模様の奥多摩駅到着し、バス停に向かうが、予定をしていた10時30分発のバスが無い。 どうも時刻表を見間違えた様である。 次のバスは12時30分でとても待っていられないため、タクシーで行く事にする。 この駅には一台しか常駐していないタクシーを暫く待ち、10時18分に奥多摩駅を後にする。 今年の3月にはセダンタイプのタクシーであったが、最近6人乗りワンボックスタイプのタクシーに変わっていた。 タクシーの運転手に「後山林道を何処まで行けるか?」と聞くと、「村道部分の終点まで行ける。」と云われ、少しでも楽をしようと行ける所まで行ってもらう事にした。 小雨の降る中、雲取山の登山口である鴨沢バス停を越えて更に青梅街道を西へ向かう。 奥多摩湖の湖面が無くなり丹波川の谷間が狭くなり始めると、お祭りのバス停を通過する。 直ぐに、合羽を着て大型ザックを背負った8名ほどのパーティーの列を追い越す。 バス停を過ぎ大きく右にカーブし、それが終る当りで青梅街道を右に外れ、林道を車はのぼり始める。 林道入口は舗装されているが、直ぐに舗装も切れる。 急坂をタクシーがゆっくりと登っていると、10名ほどの高校生風のパーティーを更に追い越す。 

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林道入口より1.5Kmほど入ったあたりで、「村道終点はこのあたりで、タクシーが入れるのはここまで。」と云われ10時51分にタクシーを降りる。  お祭りのバス停から標高差で110mをズルした事になる。 小雨は相変わらず降り続いているので、傘を差し直ぐに歩き出す。 昨日までの都会の雑踏と違う、木々の香りが匂い何となく清々しい。 歩き始め3分も経たない内に、枝沢に架かる橋を渡り、それと同時に村道終点を示す遮断機のゲートが現れる。 後ろの方からはタクシーで追い越した高校生風のパーティーの話し声が聞こえてくる。 この林道はあまり大きな石が無く、路面も荒れていないので歩きやすい。 しかし、最初のうちは小雨でヒンヤリ感じた空気が、体が温まるに従い湿度だけが体に纏わりつき始める。 初日は三条の湯までなので、濃くなり始めた木々を眺めながらノンビリと林道を歩き、11時30分には中間点の塩沢橋を通過する。 林道の傾斜は大した事は無いが、先週の中国出張での不摂生が祟りやたら脚が重く、おまけに体中に溜まった酒が一気に噴出している。 11時49分、村道終点のゲートから3.6Km地点で10分ほどの小休止をとる。 小休止をとっている間に、後続の高校生パーティーが元気良く追い抜いてゆく。 

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歩きながらの他愛も無い会話も底をつき始め、そろそろ林道歩きに飽きてきた12時35分に林道の終点となる。 林道の終点には、先程追い抜いていった高校生のパーティーが小休止をとっている所であった。 聞くと、東京の学芸大学付属高等学校山岳部メンバーで、新人訓練も兼ね三条の湯でテント泊し、雲取山経由鴨沢コースを歩くとの事であった。 彼らは礼儀正しく、なかなか士気も高く統率の取れた立派なパーティーである。 林道終点からは、いよいよ山道となる。 この頃になると雨も止み、15分ほど小休止をとった後、林道終点を出発する。 一度林道から谷へ降り、青岩沢に架かる橋を渡ると三条沢の左岸沿いに緩やかに登り始める。 登山道の幅は広く、良く見ると小型のキャタピラ式運搬機が通った後がある。 山腹の斜面が急な所は、緩い傾斜の九十九折れの登り道となっている。  

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途中、何名かの下山者とすれ違いながら登り、谷間から上部を眺めると突然三条の湯の小屋が現れる。 13時17分に初日の宿である、三条の湯に到着する。 早速、宿泊の手続きをとり、長屋のような雲取と云う八畳部屋に案内される。 その部屋には20歳後半位の先客が一名おり、我々を含め3名が寝るようである。 早速、食料とタオルを持ち、三条の湯名物の温泉へ浸かりに行く。 もっとも、この温泉は沸かし湯で、自然保護の目的で石鹸類は一切使用できない。 しかし、汗でべとついた体がサッパリとして気持ちが良い。 残念なことは風呂上りに汗で濡れているものを再度着込まなければならない事である。 「まあ、酒でも飲んでるうちに、着ているものが乾けば、また風呂に入ればよい。」と思い、諦めて着込む。 風呂から出て、小屋の食堂で山仲間と先ずはビールで乾杯する。 夕食は6時からとの事で、それまで酒を飲みながら汗で濡れた衣類を着たまま中から乾かす。 乾き切った所で再度温泉に浸かり、また酒を飲む。 6時少し過ぎに夕食が始まる。 宿泊者は20名程度であるとの事。 夕食は、おでん、鮎の甘露煮、サニーレタス、山菜と芋の天婦羅である。 米は釜戸で炊いたものであるが、パサパサでお世辞にも美味いとは云えない。 夕食後、18時40分に部屋に戻り床へ着く。 19時ころ小屋の人が朝食代わりの弁当を持ってくる。 



6/12は飛竜山へ登って丹波へ下山
腕時計のアラームを3時30分にセットしてあったが、アラームがなる前には自然に目が覚め床を抜け出す。 雨降りの様なザーザーと音がしていたが、外へ出てみると全く雨など降っていない。 音は沢の流れの音であった。 トイレに行っている間に山仲間も荷物をもって外に出ている。 まだ部屋には一人寝ているので静かに荷物を運び出す。 キャップランプを灯して朝食の弁当を少し食べ、出発の準備を行い、空も白み始める4時丁度に三条の湯を後にする。 三条の湯を出ると急な斜面に大きく九十九折れになった登山道が始まる。 

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大した傾斜も無い九十九の登りであるが、脚が相変わらず重たくスピードが全く上がらない。 4時20分頃になると周囲が明るくなり始め、キャップランプを消すとともに汗が噴出し始める。 標高差350mを登りきると山腹をトラバースするようになり、傾斜も緩み5時丁度に標高1450m付近で小休止をとる。 小休止をとった所から15分ほどで沢の源流部分を通過する。 暫くすると尾根上の登山道となり、標高差300mほどを登り切る。 5時47分に再度沢の源流部分となり、ここで朝食の残りを食べる。 脚が重く雨の中の、最悪の登山を覚悟していたが、天気が回復し助かる。 

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標高が1900mあたりになると樺の林となり、登山道の傾斜も緩むと直ぐに開けた主稜線上の北天のタルに到着する。 到着は6時25分で、南東方向の展望が開ける。 暫くここで小休止をとるが日当たりが良く虫が煩く付き纏う。  

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石楠花の花がきれいに咲いている。 北天のタルからは主稜線上の縦走路を暫く歩くことになる。 縦走路は石楠花の花に囲まれ桟道が延々と付けられている。 10分ほど歩いた所で飛竜山近道との標識が現れ、飛竜権現を通らず直登する。  

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唐松の中に薄いトレースのついた直登を登り切った7時11分に、木立に囲まれ殆んど展望の利かない飛竜山山頂に到着する。 我々二人だけの頂上で記念写真を撮る。 山頂からは僅かに富士山だけが望めるだけである。 飛竜山三角点の標高は2069.1mであるが、最高点は三角点の西側で2077となっている。 15分ほど山頂で休憩し最高点へ向かうが、最高点は全く展望が無いため直ぐに飛竜権現へ向けて下山を開始する。 獣道のような登山道の両脇は石楠花が咲き乱れ、所々にはミツマタツツジも石楠花に負けじと花をつけている。 

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15分ほど降りた7時47分に縦走路上にある飛竜権現に到着する。 計画より一時間早い出発で時間に余裕がある。 暫くここで休み、予定には無い歩いて3分ほどの兜岩へ向かう。 

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兜岩からの見晴らしは絶景で、富士山から南アルプス、八ヶ岳、奥秩父の主縦走路の峰峰が眺められる。 20分ほど景色を眺め、8時22分に下山を開始する。 飛竜権現まで戻り、ここから標高差150mほど降り、更に標高差50m登り返すと前飛竜となり、8時57分に通過する。 前飛竜を過ぎると標高差250mほどの急な降下が続き9時10分に登山道の傾斜が少なくなった所で小休止をとる。 

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降りになっても相変わらず脚が重く、思うようにスピードが上げられない、おまけに踏ん張りも利かない。 ここから、熊倉山を越えてサオラ峠まではアップダウンの少ない稜線上の登山道となる。 熊倉山の登りに差し掛かるころ、登山道の真中に2羽の雛がならんで落ちている。 何かの理由で巣から落ちたのであろうが、我々にはどうする事も出来ず、写真を撮って先を急ぐ。 9時52分に熊倉山に到着し、ここでも小休止をとる。  

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ブナの林の中をゆっくりと歩きサオラ峠には10時33分に到着する。 広場のようなサオラ峠には祠がある。 ここで最後の小休止をとって10時45分に丹波へ向けて稜線から外れる。 道は急な斜面を九十九折れにつけてある。 峠から降り始めて20分ほどすると今日始めて我々以外の登山者とすれ違う。 11時25分、山王沢の分岐を通過する。 間も無く登山道は舗装道路に出会うが、大きくうねる自動車道を使わずショートパスを使って降り続け、さらに畑の中の判り難いルートを通りながら青梅街道の丹波バス停を目指す。 12時03分、何処で道を間違えたのか、丹波バス停の隣の中宿バス停に到着する。  

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暫く、丹波村の中を歩き、風呂を使わせてもらえる宿を探したがなく、民宿の人から「歩いて10分の所に、村営の丹波山温泉がある。」と云われそちらへ向かう。 12時30分に温泉に到着し、先ずは風呂に浸かりサッパリし、併設の食堂でビールを飲む。 14時には温泉を後にし、温泉前の丹波山温泉入口バス停へ向い、14時24分発のバスに乗車する。 その後、奥多摩駅より15時26分発の電車に乗車し、立川を経由して登戸で下車する。 17時前に登戸に到着する。 



費用
電車代(登戸→奥多摩)        @¥890
タクシー代(奥多摩→丹波村道終点)@¥5860
三条の湯(一泊二食)          @¥7500
丹波山温泉             @¥600
バス代(丹波山温泉入口→奥多摩) @¥980
電車代(奥多摩→登戸)       @¥890

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