5月29日から山仲間と丹沢主稜線縦走をしてきました

2004年5月29日から山仲間と丹沢主稜線縦走をしてきました。
入梅前に今年前半最後の山行に丹沢主稜線縦走の計画を立てた。 数年前にもほぼ同じコースを歩いているが、今回は大倉尾根を使用せず二股より訓練所尾根を使って入山し、下山は遠回りになるが犬越路を経由して西丹沢へ降るコースとした。 ただし、問題は気温も高くなり、暑さに弱い私が耐えられるかである。

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蛭ヶ岳から眺めた富士山の方の夕焼けはとても綺麗で、犬越路を滝のように落ちる雲海も感動的な場面でした。 


実施日:2004.05.29(土)~30(日)

参加者:2名

天候 :5/29晴れ
     5/30晴れのち曇り

コース:
5/29
小田急線町田駅下りホーム集合→(小田急線)→渋沢→(タクシー)→県民の森ゲート→二股→(訓練所尾根)→小丸分岐→金冷シ→塔ノ岳→丹沢山→棚沢ノ頭→蛭ケ岳山荘
5/30
蛭ケ岳山荘→臼ガ岳→金山谷乗越→桧洞丸→犬越路→西丹沢→(バス)→新松田→(小田急線)→町田


5/29
小田急線町田駅下り5時55分発の急行電車内で、山仲間と合流する。 週間天気予報では土曜日は晴れのち曇りで、日曜日は曇りとなっていたが、電車が渋沢に近づくに従い天気がよくなってくる。 渋沢駅到着後、タクシーに乗り継ぎ、6時50分に県民の森へ到着する。 今回の縦走は水の無い蛭ケ岳山荘に宿泊するため、一人2リットルの水を担いでの登山となる。 最近軽い装備での登山に慣れきった肩には、多少重たく感じる。 6時58分、県民の森ゲートを出発する。 ほぼ何時ものペースで林道を歩く。 二股で登山計画書をポストに投函した後、林道を横切る沢を渡ると直ぐに訓練所尾根の取り付きとなる。 気温が高く訓練所尾根を登る前から汗が出始める。 訓練所尾根を登り始めると、更に汗が吹き出るようになる。 

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何時の間にか、梢から差し込む日差しが強くなってきている。 7時58分、朽ち果てたベンチの所で小休止をとる。 入山にこの尾根を使うのは、冬にここへ埋めた団栗が芽を出しているかを確認するのが目的である。 団栗が踏まれないように割り箸で作った鳥居のおかげもあって、無事に芽を出している。 しかし、日当たりが今一つで、なんとなく頼りない新芽である。 訓練所尾根も上部へ進むに従い針葉樹の植林帯から背の低い広葉樹へ変わり、更に日差しが強くなる。 稜線直下から西を眺めると、この季節には珍しく富士山がはっきり見える。 

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9時13分に鍋割山と大倉尾根を結ぶ稜線に到着する。 冬の時期であると日向を求めて暖かい所で小休止をとるが、今回は日陰を求めて小休止をとる。 最近では、ブナの茂るこの稜線コースを歩く登山者も増えてきた。 しかし、金冷シから大倉尾根に入ると更に登山者の数が増加する。  

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10時04分、日陰の全く無い塔ノ岳に到着する。 このペースで歩いてゆくと、今日の宿泊地である蛭ケ岳山荘には13時頃には着いてしまう。 早く行ってもやることが無い。 到着時間を15時頃に定めノンビリ行く事にし、空いているベンチに腰掛け20分ほど休む。 そうこうする内に山頂の登山者はどんどん増えてゆく。 10時25分、塔ノ岳を後に次の丹沢山へ向かう。 

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ここから先はピンク色の花を付けるミツバツツジや真っ白い花のシロヤシロが群生している所であるが、既に花の季節は例年より早く終わり登山道に散った花弁を見るのみとなってしまっている。 塔ノ岳より先は植林帯が消え、広葉樹の世界となる。 標高差100m程を降り、日高へ徐々に標高を上げてゆく。 緩い竜ケ馬場の斜面には木道が延々と繋がる。 景色が良く見え広々として気持ちが良いが、その分直射日光から避けることができず、やたらと暑い。 何時もの山行であれば、歩き始めて3時間もすると汗が引くのであるが、今回は更に汗が滝のように出て止まらない。 おかげで暑さに弱い私のペースががっくりと落ちる。 

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11時28分、丹沢山に到着する。 殆ど樹木に囲まれ見晴らしの悪い山頂であるが、真上から降り注ぐ直射日光からは避けられない。 喉が渇きめったに、寄った事の無いみやま山荘でサイダーを購入し、二人で小屋の庇の下で分けて飲む。 11時54分に丹沢山を後に宿泊地の蛭ケ岳へ向かう。 ここから先は急に登山者の数が少なくなり静かな山歩きとなる。 一度標高を下げ、不動ノ峰への草付の登りにかかる。

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12時35分、不動ノ峰手前の休憩小屋に到着する。 この休憩小屋近くには水場があり、往復15分ほどかけて山仲間が不足した水の補給に向かう。 ザックを開けると、汗がザックの中まで染み込んでいる。 あまり暑いので、休憩小屋に入り、コンロを出して持ってきた玉葱をバターで炒めコンビーフを加え昼食とする。 隠し味として固形のブイヨンを入れると上々の味となる。 丁度、関西からのツアー客が到着し「良い臭い」と歓声をあげる。 何時もは我々が逆の立場であるが、今回は優越感を感じる。 13時50分、休憩所を後に先へ進む。  

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小さなアップダウンを繰り返しながら不動ノ峰、棚沢ノ頭を越え、14時23分に鬼ケ岩に到着する。 ここで20分ほどの今日最後の小休止をとる。 鬼ケ岩は蛭ケ岳から見ると、鬼の角のように見えることからその名が付いたようである。 ここから蛭ケ岳を見ると、鬼ケ岩からザレた急坂で大きく標高を下げ、その後一気に蛭ケ岳へ登り坂が続いている。 岩の上で写真を撮り、14時41分に蛭ケ岳へ出発する。 

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ビールが目の前にちらつきながら最後の力を振り絞って一気に急登を登り、15時10分に蛭ケ岳山頂に到着する。 直ぐに小屋に宿泊の申し込みを行う。 宿泊者が多いため、二人一枚の布団に詰め込まれる。 望みは空いている隣の布団に客が入らない事である。 荷物を寝床へ置き、早速ビールを購入する。 冷蔵庫から出された、冷えたビールは美味い。 次に持参した缶詰を肴に酒を沸かし外で飲むが、五合の酒は直ぐに無くなり小屋の酒を買う。 

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そうこうする内に富士山の方向からの雲海が、犬越路の稜線を越えて滝のように零れ落ちるようになる。 雄大な自然の変化を眺めていると、今日の疲れが取れてゆく。 17時30分、二回目の夕食が始まりレトルトカレーと味噌汁の夕食となる。 夕食後、涼みがてら小屋の外に出て夕闇迫る景色を眺め、19時前に床へ着く。 しかし、突然空いていた隣の寝床へ、遅く到着した登山者が入ることになり山仲間と一枚の布団にもぐりこむが、消灯の20時を大幅に過ぎても現れず、隣の布団へ移り大の字になって寝る。 


5/30
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4時には外が明るくなり始め、そろそろ寝床もざわつき始める。 以前は朝食が6時からであったが、今回は4時30分から早い者勝ちで始まる。 4時少し過ぎに床を抜け出し、小屋の外へ出てみる。 天気予報では曇りとのことであったが、高気圧の勢力が強いのか気温も高く空は快晴である。 4時30分に飯とお新香と味噌汁だけの朝食を簡単に取り、トイレを済ませる。 素泊まりや朝食抜きの登山者は、ぼちぼち出発して行く。 

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我々も5時30分にザックを持って小屋を出、景色を眺めた後5時50分に蛭ケ岳山頂を後に桧洞丸へ向けて出発する。 一度、冬にでも来て見たいと思いながら、最初のピークである臼ガ岳へ向けて一度大きく標高を下げる。 何回かこのルートを通過しているが、丹沢の中でも屈指の急坂である。 ここから桧洞丸までの間は滑落事故がよく起きている所でもある。 丸太の土留めをした階段は直ぐに終わり、道は狭い稜線上のガレた急坂が始まる。 所々、鎖やロープが設置してある。 暫く降下し、ほぼ最低鞍部となった所から後ろを見上げると、巨大な蛭ケ岳が覆い被さってくるように見える。 20分弱で斜面を降り切ると、今度は臼ガ岳への登りが始まる。 登り始めると昨日同様、汗が噴出してくる。  

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急斜面を登り切ると突然傾斜が緩くなり、快適なブナ林の稜線歩きとなる。 時折吹く風が心地良い。 6時07分、樹林に囲まれた臼ガ岳のベンチの所で小休止をとる。 昨日まで節約しながら飲んだ水を今日は惜しみなくグイグイと飲む。 ここからは神ノ川乗越、金山谷乗越を越えて最後の山頂である桧洞丸へ向かう。 臼ガ岳からどんどんと高度を下げてゆくと、ヒメシャラの群生地となる。 更に小さなピークを幾つか越え、比較的広い神ノ川乗越を越え、更にピーク越えを行いながら進む。 6時53分、金山谷乗越手前のピークで小休止をとる。 ここからの眺めは塔ノ岳から鍋割山への稜線が対岸に望める。  

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小休止をとった所から少し降ると金山谷乗越となる。 ここは崩壊が激しく、数年前に来た時とルートが変わっている。 新たに金属製の梯子や橋が取り付けられ、また崩れかけた稜線を大きく迂回する木製の階段が取り付けられている。 恐らくこれも数年後にはルートが変わっていることであろう。 金山谷乗越を過ぎ、暫くすると桧洞丸への急登が始まる。 ゆっくりと喘ぎ喘ぎ登る。 段差も大きく消耗も激しいが、30分ほどでこの急登も終わり傾斜が緩くなる。  

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傾斜が緩くなると蕗のような植物が地面を覆い始め、それがバイケイソウに代わると青色の青ケ岳山荘となる。 7時55分、山荘到着である。 30日は西丹沢の山開きのためか、大勢の登山者が小屋の前で山談義を語り、大きな餅つき臼が置いてある。 我々もここで小休止し、小屋からコーラを購入しゆっくりと飲む。 

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桧洞丸山頂はここから3分程度登った所で、8時15分に到着する。 早速、日陰のベンチを選び、残った玉葱とコンソメの元を使ってオニオンスープを作る。 結構いける。 スープとパンで一見豪華な行動食を食べる。 8時55分に、山頂を後にする。 ここからは遠回りになるが犬越路を越えての下山に入る。 

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桧洞丸から開けた急坂を降ると、大室山が前を立ち塞ぐように構え、犬越路の避難小屋が幾つも連なるピークの最後に見える。 このルートは35年ほど前に一度歩いた事があるが、記憶が全く無い。 所々にまだミツバツツジやシロヤシロが咲いている。 樹林帯に入り1288mの三角点で10時丁度に小休止をとる。 この尾根は以外にきつく、小さな急登のピークを幾度と越え岩場も多い。  

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10時50分、10名ほどの登山者が休む犬越路に到着する。 ここから先は何度も西丹沢まで歩いている所である。 30日は西丹沢の山開きが丹沢自然教室前で行われ、先着500名へ粗品が配られるとのWeb情報があったので、粗品欲しさに二人で西丹沢まで駆け降りる。 12時数分前に西丹沢に到着し、山仲間が粗品をもらいに、私はバスの時間を確認に行く。 無事粗品を受け取り、汗まみれのまま12時発のバスに乗車し帰途に着く。 予定より早く新松田に着き、先ずは駅前の居酒屋へ飛び込み冷えたビールを1時間ほどかけて飲み、小田急線で町田へ向かう。 到着は15時15分であった。 



費用
電車代(町田→渋沢)@¥400
タクシー代@¥2180
蛭ケ岳山荘(一泊二食)@¥6000
バス(西丹沢→新松田)@¥1150
電車(新松田→町田)@¥440
 


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