3月26日に登山ツアーで雄国沼と西吾妻山へ行ってきました

 2005年3月26日に登山ツアーで雄国沼と西吾妻山へ行ってきました。
昨年の5月連休は近畿ツーリストの登山ツアーを利用して東吾妻と磐梯山へ行ったが、どうしても西吾妻を登りたく思い2005年の年間計画で6月に計画していた。 しかし、近畿ツーリストから送られたパンフッレトに公共交通機関のアプローチが悪い西吾妻ツアーがあったので、年間計画の一部を変更し、山仲間と参加者を募った。 その結果、4名で参加する事となった。 出発前日、ツアー会社より現地は大雪のためカンジキを持っている人は持ってくるようにと電話があった。

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久しぶりの雪山に心ウキウキ。 カンジキを使うのも35年ぶりであったが、カンジキをつけて歩く感触は忘れていなかった。 また、機会があったらカンジキを使う山へ行ってみたい。 


実施日:2005,03,26(土)~27(日)

参加者:女性8名、男性14名

天 候:3/26快晴(東京)、雪(現地)
    3/27晴れのち曇り(現地)

コース:
3/26
上野公園口駐車場集合→(バス・東北自動車道、磐越道経由)→猪苗代磐梯高原→(バス)→雄子沢登山口→雄国沼→雄子沢登山口→(バス)→裏磐梯・ホテル白雲荘
3/27
裏磐梯・ホテル白雲荘→(バス)→グランデコスキー場山麓→(ゴンドラ)→山頂→(リフト)→リフト終点→西大嶺→西吾妻→西大嶺→山頂→(ゴンドラ)→グランデコスキー場山麓→(バス)→裏磐梯・ホテル白雲荘→(バス)→猪苗代磐梯高原→(バス・東北自動車道、磐越道経由)→上野公園口解散


3/26は足慣らしに雄国沼まで歩く
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上野の集合場所へは7時には到着する。 集合場所に行くと、イチゴ狩りや、ハイキング等色々なバスツアー参加者が各ツアーの受付を行いバスに乗り込んでいる。 7時15分頃に山仲間が集合する。 7時30分、我々が参加するツアーの受け付けが始まる。 7時45分、昨年も乗車した新座観光の小型バスが駐車場に到着し、指定されたバスの最後部座席に乗り込む。 昨日は3月末にしては珍しい強い西高東低型の気圧配置で、裏日本から東北地方にかけて大雪となったが、出発日は高気圧の張り出しで東北南部も天候が回復するとのことであった。 出発予定時間の8時には参加者全員の集合が完了し、バスは上野を出発する。 バスは首都高速から東北自動車道へ入り、更に郡山から磐越道を経由して猪苗代磐梯高原で高速を降り、一般道を雄子沢登山口へ向かう。 今回の参加者は合計22名で登山歴もそこそこ有る様である。 出発して暫くの後、添乗員から「現地は前日の大雪でカンジキかスノーシューを使用しないと登れない。」とのアナウンスがあり、カンジキを持参していない参加者にはスノーウシューを実費にて手配するとの話があった。 結局、カンジキを持参したのは、私と山仲間1名、更に2名の女性のみであった。 バスは順調に走り、10時05分に那須SAに立ち寄る。 この辺りまで来ると空も曇りだし、小雪が風に飛ばされて舞っている。 磐越道に入ると高速道路周囲の雪が突然増え始め、高速を降り桧原湖に近づくに従い厳冬の雪国になり始める。  

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11時43分、桧原湖入口の観光お土産屋に立ち寄りトイレタイムをとる。 天気予報に反し、気温は0℃で雪がドンドン降り続いている。 12時05分、2名のガイドが待つ雄子沢登山口に到着するが、積雪が多くバスを駐車できるスペースが無い。 道路に停車した状態で全員が下車する。 ザックの中から着替えや不要なアイゼンを出し、バスの中にデポする。 カンジキを持たない参加者へはガイドからスノーシューが配布され、道路で着用する。 私と山仲間はカンジキを付ける。 山仲間はカンジキを3年前に購入して初めての使用で、私は35年のブランクでの使用となった。 12時37分、ガイドからの注意事項説明ああリ、大半の参加者が上下の合羽を付けて雪の中を雄国沼に向けて出発する。 先頭はガイドとラッセルが出来る体力のある男性が占め、中間は女性を含む体力の無い参加者、後尾は体力のある参加者で最後尾は添乗員ともう一名のガイドで隊列を組む。 我々は、トレースが確りする最後尾を陣取る。  

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雪のついた道路を少し歩き、土手状の所を登り雄子沢に入り込む。 入り込んで直に私のカンジキを止めている紐が解ける。 久しぶりに付けたので、止め方が違っているようである。 適当に結んで直に進む。 沢沿いに新雪をラッセルしながら進む。 さすがに20名以上が通るので、直ぐに歩きやすいトレースが出来る。 しかし、接地面積の少ないカンジキはスノーシューのトレースより潜り込む。 沢沿いのルートは冬場のみしか使えないらしく、夏道は雄子沢左岸の尾根上のに付けてあるらしい。  ガイドがスノーシューの使用方法などを説明しながらゆっくりと進む。 元々初日のこのコースは、本番である西吾妻登頂の足慣らしであるが、既に冬山登山となっている。 樹林の間を抜け、時々沢を渡り上流部へと詰めて行く。 13時20分、立ったまま3分ほどの小休止をとる。 沢の上流部になるに連れ斜面をトラバースするような所が増えてくる。 スノーシューは傾斜地のトラバースは苦手のようであるが、カンジキは楽々通過できる。 

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沢の水流が消え傾斜が増加してくるに従い風も強くなり始めガスも濃くなり始める。 視界は50mを切り、雪面と空との境界が全く判らなくなる。 雄子沢から雄国沼へ向かうクラストした最高点を越え少し降ると、沼の近くに建つ冬季無人小屋が現れる。 14時47分の到着である。 小屋の外は気温-5℃であるが、ブリザード状態の強風で体感温度は-15℃を下回っている。 広い小屋の中に入ると風が無いので暖かく感じられる。 ここで15時15分まで休憩をとる。 最年長の山仲間はガイドと直近くの雄国沼まで往復したが、我々3名を含む数名は小屋の中で待つ。 戻ってきた最年長の山仲間に感想を聞いたが、「真っ白で何だか判らなかった。」との事。 下山は登ってきた道を降る。 安全な急斜面は横に並び、思い思いに降りたりしながら登山口へ向かう。 降りは早いもので、16時30分にはバスの待つ登山口へ戻る。 バスに乗り込んだ我々は、早速山仲間が持参した日本酒で乾杯する。 17時丁度、バスは宿泊場所である桧原湖と小野川湖の間にある裏磐梯・ホテル白雲荘に到着する。 我々4名は一部屋が割り当てられ、夕食の18時30分までバスの宴会の続きを行い、暫くしてから風呂へ向かう。 夕食で何本かの御銚子を平らげ、20時過ぎには床へ着く。  



3/27はいよいよ西吾妻山へ登る

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5時30分には目を覚まし、朝風呂へ向かう。 大浴場の大きな窓から外を見ると昨日夜半まで降っていた雪は止み、全てが新雪で覆われている。 空は雲一つ無い晴天となっている。 風呂から上がり展望の良い3階の窓からは、磐梯山が朝日に輝いている。 朝食の7時までは今日の行動に備えて、持って行く物と、置いて行く物の種別を行い出発の準備をする。 7時前にはツアー参加者は食堂前のロビーに集まり始め、登山靴まで履いて出発の準備を完了させている。 7時少し前に待ちかねた朝食が始まり10分ほどで食べ終わり、我々は一度部屋へ戻って出発準備を行う。 7時20分に玄関前で昼食の弁当をもらってバスへ向かう。 予定通りバスは7時30分に宿を出発し、登山口であるグランデコスキー場へ向かう。 バスは10分ほどでスキー場に到着し、8時10分にゴンドラで山頂駅へ向かう。 

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ゴンドラの標高が高くなるに従い磐梯山や安達太良山も眺められるようになる。 平たく整備されたスキー場をカラフルなスキーヤーやボーダーが気持ちよく滑り降りてゆく。 10分ほどでゴンドラは山頂駅に到着する。 山頂駅には、これから西大嶺へ向かう10名パーティーが列を成して登り始めている。 我々は更にリフトを乗り継ぐが、リフト運転開始まで時間があるので、ここで準備体操を行う。 8時45分、リフトで標高1500mまで向かう。 リフトからは、これから向かう西大嶺とその右側に西吾妻が白く眺められる。 リフト終点には、山頂駅より徒歩で登ってきたパーティーが到着していた。 9時05分、いよいよスノーシューやカンジキを着けて出発である。 直にシラビソの樹林帯の中を縫うようにラッセルをしながら登り始める。  

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雪で木々の枝が大きく垂れ下がり、殆んどが雪で覆われたモンスターになっている。 暫く登ると、別トレースで先行していた10名パーティーが、何時の間にか後方より我々のトレースに入ってくる。 歩き始めて20分程で衣服調整のための小休止をとる。 その際に、後続するパーティーに道を譲る。 数分の小休止後、直に出発するが先行するパーティーのラッセル速度が遅く、少し登っては停まり、また少し登っては停まる状態となる。 その頃になると急に空が曇り始め、ガスに覆われるようになる。 たまりかねた先頭ガイドは、最後尾のガイドを先頭に呼び、前のパーティーを追い抜き二人で交代にラッセルを開始した。 後続パーティーに追い付かれないように、ものすごいスピードで登って行く。  

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そうこうする内に私のカンジキの紐が外れ始め、結び直しに遅れるようになる。 歩き始めて1時間ほど登った標高1900m地点で小休止となった。 35年以上カンジキを使ったことが無いので、締め方のコツも忘れていたがやっと思い出し、私はこの小休止を使ってカンジキの締め方を外れないように直す。 標高1900mになると周囲の樹木の背は一段と低くなる。 もっとも、積雪量が増加しているのもその要因である。 小休止を終わり、出発すると傾斜は徐々に増加し、小さなピークをトラバースするように登り始める。 そのピークを巻き終わると殆んど樹木も無くなり、クラストした雪面の上を歩き始める。 

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周囲はブリザードの強風とガスで雪面と空との区別のつかないホワイトアウトで厳冬期の冬山状態となっている。 さすがにこの辺りの地形を熟知しているガイドだけあって、確実にルートをつくって行く。 10時55分、完全にホワイトアウトの標高1981.8mの西大嶺頂上に到着する。 ガイドより「ここが西大嶺の頂上部です。」と教えられるが、全く実感がわかない。 頂上で休憩を取る事無く、直に西吾妻非難小屋へ向けて進み始める。 西大嶺の頂上から北東方向へ斜面を下り始める。 おそらく夏道とは違う稜線伝いで降りているようである。 標高1900mの最低鞍部まで来ると今度は登りが始まる。 

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標高差100m弱登ると前方にぼんやりと黒い影が見えるようになる。 11時40分、西吾妻避難小屋に到着する。 ここで、ガイドより「疲れた方は、避難小屋で休んでいてもかまわない。」と云うが、全員が西吾妻山頂をアタックする事となる。 年齢の割にタフなパーティーであると感じる。 

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風は更に強くなり、吹き付けるブリザードの中を山頂へ向けて登り、12時03分に標高2035mの西吾妻山頂に到着する。 ガイドに「ここが一番高い所です。」と言われるが、のっぺりした山頂でおまけにホワイトアウト状態。 山頂標識が雪面下3~4mの所では、全く山頂の実感が湧かない。 元々、この山頂は大シラビソの樹林の中でさほど展望もない。 とりあえず登頂記念の写真を撮りまくり、5分ほどで山頂を後にする。 避難小屋へは10分ほどで到着し、スノーシューやカンジキを脱いで二階の冬季入り口より小屋の中に入り込む。 小屋の中では、既にスキー登山で登ってきたパーティーが昼食を摂っている。 我々も風の無い小屋の中で昼食をとる。 外の気温は-5℃程度であるが、風が強く体感温度は優に-20℃を下回っている。 冷たくなった握り飯を食べ、直に小屋の外へ出て下山の準備を行う。 12時50分、下山を開始する。 ルートは往路と同じであるが、強風のためトレースの大半が既に消えかけている。 一度鞍部へ降り一気に西大嶺の頂上部まで戻る。 下山は早いもので13時20分に西大嶺を通過し、スキー場へ向かう尾根を降り始める。 

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13時45分、樹林帯に入った標高1855mで小休止をとり、登って来た時のトレースに沿って更に降る。 履き慣れないスノーシューで消耗し、何名かが良く転ぶようになる。 14時25分、リフト終点の上部で最後の小休止をとる。 この頃になると時折薄日が射し始める。 出発すると、リフトの最上部より更に降り、ゲレンデの途中に飛び出す。 ゲレンデ脇の樹林の中を降り、ゲレンデを横切ってゴンドラ頂上駅には14時47分に到着し、無事行動を完了する。 直にゴンドラに乗車し、山麓へ向かう。 迎えのバスを待っている間に装備の片付けを完了し、15時20分にバスでホテル白雲荘へ戻る。 16時より風呂へ入りその後ビールで乾杯し、17時にはバスで帰路につく。 バスの中では山仲間が現地調達した日本酒で早速反省会を開始する。 酒が無くなり一時間ほどすると何時も間にか熟睡していた。 途中、2箇所ほどサービスエリアに立ち寄るが、渋滞も無く上野には20時55分に到着する。 自宅到着は22時11分であった。 


費用:クラブツーリズム参加費用@¥27,800

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