1月22日に雪の今倉山へ行ってきました

2005年1月22日に雪の今倉山へ行ってきました。
山行数日前に会社の要件で富士吉田まで出張した際、前の週に降った雪が春の信州里山の様に残っていた。 前の週の鍋割山に引き続き、雪のある山へ二週連続で行ける事に心が踊った。

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低山の割に雪が思いのほか多く、悪戦苦闘し撤退となったが胸まで浸かる雪の中を歩き、満足した山行であった。 積雪の少ない時に再度挑戦する意欲が膨らんだ。 


実施日:2005.01.22(土)

参加者:5名

天候 :快晴

コース:JR線町田駅改札集合→(八王子、大月経由)→都留市駅→(タクシー)→道坂隋道→今倉山→水喰ノ頭直下→今倉山→道坂隋道→(タクシー)→都留市駅→(大月、八王子経由)→町田


冷え込む早朝に家を出発し、集合場所の町田へ向かう。 途中の電車の中で山仲間3名と合流する。 その内の女性1名がアイゼンを持参してない事が判る。 まあ、先日の雪の状況から考えると、一週間前に行った丹沢の鍋割山の様にアイゼンよりラッセルの方で、使うチャンスは無いかもしてない。 いざとなったら自分のアイゼンを使わせる事にしようと腹を決める。 JR町田駅で5名が集合し、6時06分発の電車で八王子へ向かう。 八王子では3分ほどの乗換え時間しかなく、6時34分八王子始発の中央本線に乗車する。 天気が良いためか、車内は大勢の登山者が乗車している。 高尾駅では、その一部が下車するが、更に多くの登山者が乗り込んでくる。 高尾駅を過ぎたあたりから、線路脇にちらほらと残雪が見られるようになる。 更に相模湖に近づくと周囲が明るくなり山の北斜面には雪がびっしりと残っているのが眺められる。 電車内では登山者がアイゼンを取り出し、付け方を仲間から教えてもらっている。 アイゼンを持ってこなかった山仲間は、「とても行けそうも無い。」と云い始める。 相模湖、上野原と駅に到着するたびに登山者は次々に下車してゆく。 電車が大月に近づくに従い、残雪の量が益々増えてゆく。 大月でも僅かな乗換え時間で7時23分発の富士急行に乗車し、20分弱で都留市駅に到着する。 氷点下3℃ほどの「キュー」と云うような冷え込みである。 登り口の道坂隋道まではバスがあるが、8時過ぎのためタクシーで行く事に決める。 駅構内のトイレを済ませ、7時47分に都留市駅を後にする。 都留市駅は標高が450m程度あり、更にタクシーで500mほど登山口まで標高を稼ぐ事になる。

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標高が高くなるに従い、雪の量が益々増え舗装道路以外は一面の雪景色となる。 8時10分、バス停の道坂隋道に到着する。 そこには、既に数台の自家用車が駐車している。 登山口で遂にアイゼンを持ってこなかった山仲間が「ここから帰る。」と云い出す。 無理に連れて行っても仕方ないので、「富士吉田へでも行って、富士山を見て帰ってはどうか。」と提案し、8時24分に我々4名は道坂隋道を出発する。 

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トンネルの左脇より登り始め、少し広くなった所を進む。  登山道は所々にテープや赤ペンキのマーキングがしてあるが、足首まで雪に潜る壺足のトレースが続いていて、考える事無く導いてくれる。 

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谷状の所から九十九折れの急登が始まり、少し我慢していると8時45分には御正体山と今倉山とを結ぶ稜線上に飛び出す。 フリースを着たままの山仲間は暑そうで、ここで上着の調整を行う。 トレースは稜線を今倉山へ向かって登っている。 今倉山へ登り始めると直に稜線の東側に回りこみ、それが終ると狭い稜線の背を一直線に、更に広くなる所では九十九にトレースが付けられている。 おそらく夏道とほぼ同じルートなのであろう。 後ろを振向くと、眼下に道志川に沿って点在する集落が望めるが、まだ薄暗い。 空は良く晴れ雲一つ無く、南西方向に真っ白な富士山の頂上部が御正体山と重なって見える。 稜線上で日のあたる所は暖かいが、気温はまだ低く山仲間の帽子の鍔から汗が氷柱となって垂れ下がっている。 そろそろ今倉山の頂上も近いのではと思っていると、我々より先に登り始めた単独行の登山者が降って来る。 山頂に近づくに従い傾斜がきつくなり、何時の間にか雪の量が膝下辺りまで増えている。 雪の表面はクラストしているが、中はまだ降りたての様なさらさらの雪である。 

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9時45分、落葉した樹木に囲まれた標高1470mの今倉山山頂に到着する。 北側には木々の間から雲取山方面が眺められ、西側には南アルプルから富士山も眺められる。 この眺めも葉の落ちている今だけのものであろう。 早速、行動食を食べ、記念写真を撮る。 山頂には、少し離れた所で単独の登山者が無線のアンテナを張ってこれから運用をしようとしている。 10時05分、菜畑山へ向かって今倉山を後にする。 山頂から10mも歩かない内に菜畑山へのトレースは消えてしまう。 無線をやっている登山者から「縦走するのか?」と聞かれる。 山頂から急な下りが直ぐに始まり、ノートレースの雪面を一気にキックステップで降下する。 標高差100mほどを降下すると傾斜は緩み始める。  

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急な下り坂は勢いを付けられるが、傾斜がなくなると一歩一歩臑上まで潜り込みながらトレースを付けて行く。 雪面がクラストしていて意外と時間がかかる。 少し登り坂になると更に脚が上がらず苦労する。 先頭の私の進むスピードが落ちてくると、山仲間が先頭に立ってトレースを作り始める。 菜畑山までは稜線伝いに進めばよく、また所々に赤ペンキやテープの目印がありルートファインディングには苦労しない。 しかし、時折ある吹き溜まりにはまり込むと苦労させられる。 水喰ノ頭まで夏時間であれば40分程度であるが、これではとても夏時間では行けない。 優に二倍以上の時間がかかってしまう。 山仲間全員で交互にトップを変ってもらう。 トップは一生懸命進むが、セコンド以降はのんびりと梢の間から丹沢の大室山方面などを覗きながら進む。 

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11時17分、標高1280m付近にて小休止をとる。 既に私の靴に合わないスパッツが捲くれ上がってしまい、その間から靴の中に入り込んだ雪が解けてビショビショとなっている。  これから向かう稜線の先には、標高1344mの水喰ノ頭が鞍部の向こう側に立ち塞がっている。 標高1255mの最低鞍部へ降り始めると直ぐに笹薮となる。 夏道に笹薮が雪で押しつぶされ、足元が安定せず更に進み難い。 最低鞍部を過ぎても笹薮は続き、登り始めると更に始末が悪い。 足元は安定せず、おまけに雪は吹き溜まり状態で徐々に傾斜は増して脚が上がらずステップが切れない。 時間をかければ何とかなるが、水喰ノ頭から菜畑山まで夏時間で45分とここまでと同じ位かかる。 このままトレースを付けながら菜畑山を越えて、曙橋まで下ると17時を超えてしまう可能性がある。 水喰ノ頭は上部になるに従い斜面が急になり、更に登り難くなる。 九十九折れにトレースを付けたくとも、稜線が狭すぎ直登しかできない。 12時14分、水喰ノ頭直下でタイムアウトとなり引き返すことを決定する。 

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最も、トレース付けの殆どを元気の良い山仲間と私の二人で殆ど受け持っており、体力も限界近くに来ている。 これ以上エネルギーを使うと降りることも出来なくなる。 戻るとなると早いもので苦労して登ってきてトレース伝いに難なく鞍部まで降り切る。 鞍部より少し登り返すと菜畑山まで縦走する16名パーティーと出くわす。 彼らは我々のつけてきたトレースを使用して難なくここまで来ている。 「ひょっとすると彼らに着いて行けばトレース作りをせず、楽ができるのではないか?」と思うが、メンバーを見るととても戦力になりそうもない。 結局こちらが先頭に立たされる可能性が高いため、そのまま引き返すことにする。 12時45分、来るときに休んだ標高1280m付近で小休止をとり、靴の中の雪をかき出し靴下を搾る。 ここからはアイゼンを着ける。 さすがに我々を含め合計20名の歩いたトレースは楽に歩ける。 しかし、今倉山の最後の登りは意外と急である。 降る時はまだ元気もあり、キックステップで気持ちよく降りたが、登りは気持ちも落ち込み脚が重たい。 13時57分、誰も居ない今倉山山頂に及び戻ってくる。 先ずは行動食を食べ、帰りのタクシーを予約する。 10分弱の小休止の後、入山口へ向けて降下を始める。 雪が部分的に腐り始め、ずるずると滑る様に降る。 稜線を離れると部分的に土が現れるようになるが、結局最後まで雪上歩きとなった。 14時51分、出発地点の道坂隋道に到着する。 到着と同時に予約していたタクシーが到着し、15時丁度に登山口を後にする。 都留市駅からは15時26分の電車に乗車し、大月、高尾、八王子と、とんとん拍子の乗り継ぎで町田に戻れる。 町田に到着したのは17時10分であった。 


費用
電車代(町田→大月→都留市)@¥1110+450
タクシー代(都留市⇔道坂峠)@¥往路3850/復路4330
電車代(都留市→大月→町田)@¥450+1110

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