2002年9月20日から山仲間と常念岳を登ってきました。

2002年9月20日から山仲間と常念岳を登ってきました。
9月の月例山行が中止になった事より、友人と泊まりで北アルプスへの山行を計画した。三連休のため移動時間が確実な電車利用で、稜線までのアプローチが短い常念岳を選んだ。
 
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実施日:2002.09.20(金)~22(日)

参加者:2名

天候 : 9/20:晴れ
     9/21:晴れ
     9/22:曇り

コース:
9/20
JR町田駅改札集合→(JR八王子経由)→
9/21
→豊科→(タクシー)→一の沢舗装林道終点→一の沢山岳補導所→王滝→最後の水場→常念小屋→常念岳→常念小屋
9/22
常念小屋→(常念岳巻き道経由)→巻き道合流点→前常念岳→三股→(タクシー)→豊科→(JR八王子経由)→町田→(小田急線)→新百合ヶ丘


山行内容
9/20
9月に入り朝晩は、昼間の暑さが無くなり過ごし易くなった。 十五夜前夜の綺麗なお月様が夜空を独占している22時少し前に、JR町田駅改札前で集合を完了する。 先ずは、下山後の着替えを駅コインロッカーへ預ける。 今回は0時40分八王子発の臨時急行アルプス83号へ乗車できるよう、町田を遅くとも0時1分発八王子行きへ乗車すればよい。 それまで町田で、ちょいと一杯引っ掛けてゆく事とした。 小田急線の町田駅に程近い赤提灯に立ち寄り、一時間ほど飲み23時15分頃JR町駅へ向かう。 駅のキヨスクで追加のお神酒を購入し、23時29分発の電車へ乗車する。 八王子駅には日付の変わる直前に到着し、急行アルプス83号到着ホームへ向かう。 ホームには花金の夜を楽しんだ勤め帰りのサラリーマンに混じり、登山客の姿も見える。 0時40分、急行アルプス83号の指定席に座る。 臨時のためグリーン車の連結は無い。 車内灯が点けっ放しであり、更に座席が狭いため熟睡など望めそうも無い。


9/21
乗車していた登山客は、松本を過ぎると極端に少なくなる。 電車は4時47分に豊科駅へ到着する。 外はまだ真っ暗である。 電車を降りた登山者は、我々のみのようである。 駅待合室には20分ほど前に定期電車で到着した登山客が朝食を摂っている。 我々二人は駅ロータリーのタクシー乗り場へ出るが、タクシーがいない。 丁度、若い二人連れ女性が同じ方面へタクシーで行くとの事より、相乗りする事とした。 二年前に常念小屋でアルバイトをしていたと云う女性が電話でタクシーを呼び、5時少し過ぎに駅を後にする。
 
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空が白み始め、タクシーの窓よりこれから登る常念岳が見え始める。 30分ほどでタクシーは一の沢の舗装された林道の終点に到着する。 近くの駐車可能な空地には、多くの自家用車が駐車してある。 ここから先は500mほど未舗装の林道を歩き、林道終点の山岳補導所へは5時38分に到着する。 ガイドブックでは「補導所から林道終点まで20分ほど歩く。」となっていたが、林道終点に補導所が設けられている。 補導所前にはトイレに水道施設があり、大勢の登山者が出発の準備をしている。 我々も出発準備を済ませ、5時58分に出発する。 出発すると道は直ぐに狭くなり、一の沢左岸沿いに緩やかに木立のなかを登り始める。 歩き初めて10分もしないうちに、右手に朽ち果てそうな鳥居が現れる。 おそらく、ここが山ノ神であろうと思う。 風も無く澄み切った空の下、汗もかかず登ると王滝ベンチに到着する。 ここは、水の補給もできるため数名の登山者が朝食を摂っている。
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我々も6時53分にここで小休止をとる。 一の沢コースは、常念乗越直下まで幾らでも水の補給が可能なルートである。 沢を詰めるに従い、傾斜が徐々にきつくなり始め、谷の間隔が狭くなり始める。 7時45分少し早いが標高1805m地点で小休止をとる。 休憩地点より少し登ると、道は徐々に沢を離れ急斜面を九十九折に登り始める。 30分ほど我慢して登り続けると、やがて道の傾斜がゆるくなり再度沢の左岸へ出る。 

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沢の傾斜が更に増してくると、このルート最後の水場となる。 水場では、登山者が水を水筒に満たしている。 8時48分、我々もここで紅茶を沸かしての小休止を取ることとした。 30分ほどのんびりした後、沢を右岸へ渡り、常念乗越までの最後の登りにアタックする。 道は沢から離れ九十九折となり高度を稼ぎ、森林限界を外れると同時に常念乗越へ飛び出す。 乗越へ出た途端、目の前に槍ヶ岳から北穂高岳へかけての灰色の岩稜帯が青い秋の空の下に眺められる。 


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9時59分あっけ無く常念小屋への到着である。 今年の夏の山行がことごとく雨に祟られ今一つであったためか、ここからの眺めは感動的である。 暫く景色を眺め写真を撮ったりした後、小屋へチェックインする。 10時を少し回った時間であるので、小屋への宿泊申込みは本日の宿泊者二番手である。 
寝床は3階の屋根裏部屋であるが、窓に近く部屋の隅で一人一枚の布団がある。 おまけに靴とザックを枕元へ置くスペースも充分にある。
 


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荷物を寝床に置いて、早速山頂へ向かう。 10時22分カメラとストックのみを持って、小屋を後にする。 天気が良くどこまでも見渡せるが、天気が崩れはしないかと心ばかりあせり、常念岳山頂への足も速まる。 森林限界を超えた石畳と這松の縦走路は快適である。 途中、何組かの登山者を追い越し11時5分に待望の山頂に到着する。 山頂は小さな祠と方位版があり、10名も乗ったらいっぱいである。 朝一番の登頂者が下山し、丁度空いている時で山頂より思う存分展望を楽しめる。 

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梓川を挟み対岸に槍ヶ岳から大キレット、奥穂高、前穂高、乗鞍、御嶽山。 










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槍ヶ岳の奥には三俣蓮華、鷲羽、雲の平、黒岳と裏銀座縦走路が眺められ、さらに奥には剣岳、遠くは鹿島槍までも見える。 燕岳より常念を通り蝶ケ岳、大滝山への縦走路も手に取るように眼下に見渡せる。 遠くは、富士山、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、更には白い蒸気を上げている浅間山もシルエットで遠望できる。 
山頂からの眺めは何時まで見ていても飽きず、時間は直ぐに流れ去ってしまう。 記念写真を撮り11時45分山頂を後にする。 降り始めると急激に腹が減ってくる。 常念までの登りで食べたのは、友人も、私もパン2個程度であり、腹が減るのも当たり前である。 時折、名残惜しむように立ち止まり景色を眺めながら小屋へ駆け降りる。 12時38分小屋へ到着と同時に、月見うどんを注文する。 昼食後13時より一時間半ほど寝床で昼寝をする。 15時少し前より、小屋のテラスに出て山を眺めながら、先ずは今日の景色に乾杯である。 夕食は17時からで、充分満足できる食事を摂る。 食後、対岸の槍ヶ岳稜線へ沈む夕日を眺めるために小屋の外でのんびりする。 太陽が地平線に沈む瞬間、槍ヶ岳稜線の黒いシルエットと赤く輝いた雲、青い空のコントラストが実に美しい。 18時少し過ぎ床に着く。
 

9/22
 夜中に幾度か目覚めるが、真夏の時期と違い、暑くも無く快適に寝れる。 4時30分腕時計のアラームに起こされる。 一階のトイレへ行くと、既に5時からの一回目朝食のために順番の列ができている。 トイレから出ると更に列が伸びている。 我々も列に加わるが一回目で食べられるか微妙であったが、5時少し前に食堂が開き、かろうじで朝食にありつける。 最後に食堂へ入ったが、食堂を出るのはトップ。 食後直ぐに寝床へ戻り、靴とザックを持って明るくなった小屋の外へ出る。
 

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小屋を出る時に、三股からのタクシーの予約を行う。 空は高曇りであるが、昨日と同様遠望が効く。 山頂へは大勢の登山客が列をなして登って行く。 我々は、前日の内に山頂へ登っているので、5時35分、常念岳をトラバースするルートを使い、直接前常念岳への行動を開始する。 トラバースルートは、縦走路ほど登山者が歩いていないためか道が安定していない。 おまけに這松の根が絡み合い、25000分1地形図の等高線で表すことができない小さなアップダウンが多く、そのアップダウンが急坂のため以外に時間がかかる。 トラバースルートを進むにつれ常念の影に隠れてしまう槍ヶ岳を、名残惜しみながら前常念へと向かう。 6時40分常念岳より前常念岳へ降るルートとの分岐点へ到着する。 
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振り返ると常念の山頂には、大勢の登山者が登っているのが眺められる。 三股12時到着まで時間は充分余裕があるので、ここでのんびりと景色を楽しむ。 高曇りのため日は射さないが、昨日と同様鹿島槍や富士山も見える。 25分ほどして前常念へ降る。 10分ほどで前常念の避難小屋を通過する。 分岐からは大きな岩が重なり合った急な降りとなり、岩と岩の間に足を突っ込むと骨折間違い無しである。 緊張を強いられる降りが森林限界まで続く。 7時45分森林限界上部の標高2440m地点で小休止をとる。 ここから先は穂高も常念より蝶ケ岳へ続く稜線も見えなくなる。 8時3分三股へ向かって森林の中を下り始める。 途中標準点の有ったらしい後を通過すると道は九十九折の急坂となり、白樺に囲まれた標高1770mの所で9時15分に小休止をとる。 時間は充分あるのでればゆっくり降ればよいのであるが、歩き始めるとついつい足が速くなってしまう。 三股までの急な九十九折の所へ入っているのは判るが、大気圧が下がっているので高度計の誤差が大きくなって、高度計よりの現在位置確認が、いい加減になり始めている。 傾斜が緩くなり、蝶ケ岳よりのルートと合流すると直ぐに三股に出てしまう。 12時三股の予定であったが、10時到着と大幅に早い到着となった。 タクシーとの待ち合わせ場所は、林道を500m下った駐車場で、10時5分に到着する。 蝶ケ岳より降ってきた登山者にタクシーの相乗りを薦められるが、予約したタクシー会社が違うため、別々のタクシーに乗車することとする。 偶然、予約してあったタクシー会社のタクシーが入山者を乗せてきたので、それで豊科駅へ戻る。 10時45分豊科駅に到着し、駅前でお土産を購入。 11時13分発の松本行き普通電車へ乗り込む。 松本より特急あずさ60号に乗車し、八王子経由で町田へ戻る。  
費用
電車代(町田→豊科、急行指定)@¥5450
タクシー代 @¥5050(相乗り△2500)
小屋(一泊二食) @¥8700
タクシー予約 @¥100
タクシー代 @¥4770
電車(豊科→町田:特急自由席)@¥5990


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    Excerpt: 2007年8月25日~26日 常念岳 (常念岳、2,857m) 天候: 大枠晴れ  *最近、アップが遅れがちですね。(反省)  *今回は、先週の常念から朝日が昇るのを見て 、常念から見たい.. Weblog: 海男、日本百名山に挑戦 ! racked: 2007-09-02 13:36