9月8日に山仲間と一泊二日で鳥海山を登ってきました

2001年9月8日にスポーツクラブの山仲間と一泊二日で鳥海山を登ってきました。
川崎から鳥海山へは、陸路を移動したのでは時間がかかりすぎる。 そこで、お金は掛かるが飛行機を利用して一気に庄内へ飛ぶ事にした。
 
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実施時:2001,09,08~09

参加者:4名

天候 :09/08 晴れ時々曇り
09/09 曇り後晴れ

コース:
9/08
羽田空港集合→(ANA895便)→庄内空港→(バス)→酒田→(タクシー)→鳥海高原ライン終点の駐車場→七合目河原宿→大物忌神社→新山→大物忌神社
9/09
大物忌神社→七五三掛→御田ケ原→御浜小屋→鉾立→(バス)→山銀前バス停→(バス)→健康ランド「スパゲーデン」→山居町バス停→(バス)→庄内空港→(ANA898便)→羽田空港解散


山行内容
9/08
5時40分に羽田空港行きバス停に3名が集合し、5時50分発羽田直行バスに乗車。 羽田には7時5分前に到着し、搭乗手続き後32番搭乗口へ向かう。 搭乗口で残り1名と合流し全員集合する。 7時35分庄内空港行きANA895便に搭乗するが、窓際でない為新聞を読んでいる間に寝てしまう。 飛行機は定刻通り8時35分に庄内空港へ「ドスン」と着陸する。 庄内平野は関東平野の天候と変わり良く晴れているが、これから登る鳥海山の上部には厚い雲で覆われている。 庄内空港より酒田行きの直通バスは到着便に接続しており、8時40分に出発する。 途中バスの中から眺めていると、話の通り米所庄内平野は一面水田が広がっている。 しかし、何故か畑はやたらと砂地が多くスプリンクラーで水を撒いている。 9時少し前に酒田市内へ入り、9時15分にはJR酒田駅前でバスを降りる。 駅前のロータリーで停車中のタクシーにすぐさま乗り換え、9時22分に駅を後にする。


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庄内平野の稲作田の中を走り続けると鳥海山は徐々に大きくなり、いつのまにか山間部に入っている。 鳥海高原ラインの九十九折れをのぼり始めると鳥海山上部にかかっていたガスが消え始め、外輪山全体が青空の中に眺められるようになる。 10時13分にタクシーはライン終点の駐車場に到着する。 駐車場には20台程が駐車している。 駐車場の入口付近にはまだ建築間も無いトイレと展望台がある。 腹ごしらえを済まし10時25分駐車場の入口近くにある登山道へ入る。 登山道は火山岩を碾いた幅広い石畳の道で傾斜も緩い。 暫く背の低い潅木の中を歩くと直ぐに草つきの草原状となり、周囲の見晴らしが利き始める。 20分ほどで広々とした草原の中に建つ滝の小屋へでる。 滝の小屋を過ぎると石畳の道は無くなり、雪渓から流れ出る水に洗われる登山道へ変わる。 隠れる所が無い草付きの八丁坂を、背後より強い太陽の光に照らされながら登り、途中白糸ノ滝下部を通過し11時25分標高1430m地点の見晴らしの良い所で小休止をとる。 振りかえると庄内平野一面に田んぼが見渡せ、雲にかすんで日本海の海岸線が見渡せる。 ここから同じような道を登ると、忽然と大量の水が流れる沢が現れる。

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この沢沿いに進むと湿原状となり、沢の辺に小屋が建っている七合目河原宿に出る。 河原宿から上部を眺めると鳥海の外輪山が覆い被さるように行く手を塞いでいる。 ここから先は夏の早い時期であれば心字雪と云う大雪渓の上を登る事になるが、この時期雪渓は痩せていて登りに使えない。 登山道は痩せた雪渓の縁を全て迂回するように付けられているが、踏み後がやたらに多い。 更に雪渓の基部などを通過する際は、大きな岩が重なり合った安定しない所を通過する。 12時32分標高1870mで小休止をとる。 見た目より急登であり、予想外に時間を使う。 このコースは高度を増すに従い傾斜が急になってくる。 13時21分標高1860mのアザミ坂の下部に到着する。

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アザミ坂はほぼ外輪山への直登となっており、周囲にアザミの花が咲いているガレ場の中を登る。 しかし、ガレ場の岩を上手く積み重ね階段状に手入れされている為、足元は安定している。 14時05分急登が一段落した2070mで小休止をとる。 ここからは左手に七五三掛より稜線伝いに伏拝岳へ続く登山道を歩く登山者が見えるようになる。 14時23分稜線上の登山道との分岐に到着する。 ここからの稜線は北側が大きく切れ落ち、眼下に七高山と新山の間から続く千蛇谷が見渡せ、これから向かう大物忌神社が望める。

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今日の宿泊小屋へは伏拝岳、行者岳、七高山への鞍部と外輪山を伝わって行く。 南側は鳥海山の緩やかな草付きのスロープが見渡せ快適な稜線歩きとなる。 七高山への鞍部から崩壊地のガレ場を40mほど急下降し、更に登り返すと宿泊地である大物忌神社で、15時20分到着する。 早速、宿泊の手続きを取り寝床を確保する。 思ったより宿泊客は少なく、充分なスペースを割り当てられる。 予定より早めの到着で天候も安定している事より、明日登頂の予定であった新山へ15時30分に向かう。

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新山は大きな溶岩ドームの崩壊した山であり、この岩山は今でもどんどん風化が進んでいる。 登頂コースは、昭和49年に噴火した直径10mほどの噴火穴脇を通り大きな火山岩が重なり合った所を登る。 岩が大きいので浮き石などはなく、登りやすい。 15時53分、鳥海山最高峰の新山の頂上に立つ。 頂上は広くなく、10名も乗ったら記念写真が撮れない。 既に頂上には数名の先客がいたが、場所を譲ってもらい記念写真を撮る。 金岡さん98番目の百名山である。 山頂からは雲の切れ目より庄内平野が見渡せ、遥か南には月山が望める。 新山の周りには溶岩ドームの崩壊したピークがさながら針の山の様に点在し、崩壊し続ける外輪山の内壁が奇怪な景観を醸し出している。 そうこうしている内に次の登山客が登頂してくるので、山頂を明け渡し、小屋へ下山を開始する。

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途中、胎内くぐりと云う大きな岩の割れ目を潜って通過する。 16時25分小屋に到着し、17時30分からの夕食まで酒盛りを始める。 先ずはビールで乾杯した後、小林さん持参の日本酒を飲む。 今回は飛行機移動の為、危険物であるガスコンロを持って来なかったため冷やで飲む。 夕食は、かなり質素で盛り切りの飯と味噌汁に瓶詰めシリーズ4品である。 仕方なく酒のつまみにした大和煮の缶詰めの残り汁を飯に掛けて食う。 夕食後、更に残った日本酒を飲み、19時頃床に着く。


9/09
まだ暗い4時30分に起床する。 外へ出てみると一面濃いガスに覆われ、霧雨が強風に煽られている。 昨日の内に新山を登頂しておいて正解である。 我々の予定下山開始時間5時30分前までには小屋の朝食は始まらず、朝食は、昨日の行動食の残りを朝食代わりに食べる。 5時24分合羽上下にスパッツの完全装備で小屋を出発する。 千蛇谷上部には殆ど雪渓が残って無く、荒神ケ岳から西に伸びる尾根の中腹をトラバース気味に大岩の重なる急勾配を降下する。 暫らく下ると傾斜は緩くなり始め、千蛇谷の底部となる。


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千蛇谷最低鞍部は対岸の外輪山内壁の崩壊が著しく、真新しい落石が散らばっている。 最低鞍部を過ぎると、所々に梯子が取り付けてある外輪山の急な岸壁をトラバース気味に七五三掛へ登る。 6時32分に狭い七五三掛を通過し、外輪山稜線上に出た後高度差50mほど稜線伝いに下がった広場に6時43分到着し小休止を取る。 このあたりまで来ると時折ガスが切れ下界やこれから下る草付きの稜線が何処までも見渡せる。 また上空は周囲のガスがとれると快晴の様である。 しかし、下って来た山頂部分は濃いガスで覆われ全く見えない。 本州に近づく台風15合の影響で、遮る所の無い稜線上では更に南風が強くなり始める。

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ここから小ピークの縁をトラバース気味に下り始めると、登山道は突然良く整備された幅員2mはある石畳の道となり御田ケ原を経由し扇子森の1759m標高点まで続いている。 傾斜も緩やかで歩行速度が上がり、周囲のガスが切れ始めた為景観を楽しみながら歩く。 1759mの標高点から御浜小屋への下りは火山岩の折り重なる道となり、時折登山道左側の窪地にかかるガスが晴れ真ん丸い鳥海湖が覗ける。 風は益々強くなり合羽の裾がうなりを発ててはためく。 7時37分鳥海御浜神社のある御浜小屋へ到着し、風除けの石積みの影で小休止をとる。 暫らく休息した後、小屋の北西側より尾根を外れ鉾立へ下る。 稜線をほんの少し下っただけで、先程までの強風が嘘の様に収まり、これから下る方向の視界が雲一つ無く一面に広がる。 眼下に下りの終着点である鉾立の駐車場、更に下界の庄内平野と日本海の海岸線が切れ目無く覗ける。

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北の方には男鹿半島の山々のシルエットが望め、日本海には飛島、粟島が浮かんで見える。 ここからの登山道はまた綺麗に敷詰められた石畳の道が延々と鉾立まで続いている。 ここまで下ると登ってくる多くの登山客やハイカーとすれ違う。 8時20分賽ノ河原で最後の小休止をとり鉾立へ向かう。 昨日と同様背中から強烈な太陽の光を浴びながら下山を続け、9時25分予定より早く鉾立のバス停に到着する。 早く到着した為予定より一時間早い9時50分発酒田行きのバスに乗車できる。 時間に余裕が出来た為、酒田市内でゆっくり風呂に浸かる事とし、バスの運転手に湯を使える所を紹介してもらう。 バスは一度十六羅漢岩のある海岸まで下り、海岸沿に酒田へ向かう。 10時55分風呂のある健康ランド「スパゲーデン」近くの山銀前バス停につき下車する。

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同じバスに乗車していた登山客も同じ所へ行くようで全員下車してしまう。 スパガーデンで湯に浸かり、併設された食堂でビールを飲みながら昼食を摂る。 12時45分スパガーデンを後にし、米どころ庄内のシンボルである明治26年旧藩主酒井家によって建てられた米保管の山居倉庫を眺めながら庄内空港行きバスの停車する山居町バス停へ向かう。 町中はフェーン現象のため気温32℃と暑い。 13時15分庄内空港行きバスに乗車。



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空港でお土産を買い14時35分発ANA898便に搭乗する。 飛行機が離陸後鳥海山を機上から眺めるがやはり頂上部分が厚い雲に覆われている。
羽田に近づくに従い、台風15号の影響を受け始め機体が揺れ始める。 予定より早く雨後の羽田に到着する。







費用

飛行機(羽田→庄内) @¥13000
バス(庄内空港→酒田) @¥720
タクシー(酒田→登り口) ¥13100
山小屋(1泊夕食付き) @¥4500
バス(鉾立→酒田の山銀前) @¥1630
風呂 @¥400
バス(酒田 山居町→庄内空港)@¥650
飛行機(庄内→羽田) @¥14000




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