10月7日からスポーツクラブの山仲間と鳳凰三山を縦走してきました

2000年10月7日からスポーツクラブの山仲間と鳳凰三山を縦走してきました。
南アルプス入門コースである鳳凰三山には一度行ってみたいと思っていたので、年間計画に盛り込んでおいた。 紅葉も見たいので、山小屋が混んでいる事を覚悟して、10月の山行を計画した。

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秋の行楽シーズンで、しかも人気のある鳳凰三山は思っていた以上に混んでいた。 山小屋はもちろん登山道も混み、落ち着かない山行であった。 山小屋で山仲間の登山靴がなくなったのには、重ねてびっくり。 山へ来る人は悪人はいないと云うが、やはり山も都会と同じで悪い奴もいることを改めて思った。 今後は注意しなくては! 


実施日:2000.10.7~8

参加者:5名

天候:10/7 曇り時々晴れ
10/8 午前中晴れ後くもり

コース:
10/7
JR町田駅集合→(八王子経由)→甲府→(タクシー)→夜叉神峠登山口→夜叉神峠→杖立峠→苺平→南御室小屋
10/8
南御室小屋→薬師岳→観音岳→地蔵岳→鳳凰小屋→五色ケ滝→青木鉱泉→(タクシー)→韮崎駅→(八王子経由)→町田


10/7 

5時50分にJR町田駅に4名が集合し、八王子へにて更に1名の山仲間とドッキングする。 6時35分八王子始発の各駅停車に乗車し、全員無事に着席できる。 秋の連休行楽シーズンの為、車内は登山客でいっぱい。 8時15分、甲府より5名乗車可能な中型タクシーで、一路夜叉神峠登山口へ向かう。 途中、これから登る鳳凰三山に甲斐駒ケ岳が秋空に良く見渡せ、渋滞もなく9時15分に登山口へ到着する。 登山口には既に登山を開始している登山客のマイカーが所定の駐車場をはみ出して、かなりの台数が駐車してある。 我々がタクシーを下車して間もなく、小型バスが到着し更に大勢の登山客が吐き出される。 今日の山小屋は大入り満員となる事が既に明白である。 登山口で足拵えを整え、9時30分に出発する。 カラマツ林の急斜面に良く踏み固められ大きくつづら折りの登山道は登りやすいが、私は昨日の深酒が体にこたえる。 途中、多くの登山者に先行される。 

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10時15分1625m地点で小休止をとり、夜叉神峠には10時35分着。 ここまでは、見晴らしもあまり利かない林の中の道であったが、峠に出ると北岳、間ノ岳、農鳥岳の白峰三山が突然現れる。 あいにく北岳山頂部はガスに覆われているが、雄大な景色である。 夜叉神峠には登山客に混じって多くの日帰りハイカーがのんびりと御弁当をひろげている。 夜叉神峠からは小さなピークを越え稜線直下に付けられた幅の広いゆったりとした登山道を登り杖立峠手前の2040m地点で11時40分の小休止。 このあたりはまだ紅葉はしていない。 杖立峠を越え1時間程行くと突然高い樹木がなくなり、見晴らしの良い山火事後に到着する。 心地より風にしばし酔いしれる。 山火事跡からは再度樹林帯に入り、今までと違って石畳状の登山道となる。 欝蒼と茂った薄暗い樹林帯で、展望が利かないなかを1時間程で苺平につく。 苺平は樹木に囲まれたピークの小さな広場となっており、日も射し込まない。 休憩していると、みるみる体が冷えてくる。 気温は8℃である。 歩いていると丁度良い気温であるが、止まると直ぐに冷え込んでくる。 体が完全に冷える前に今日の宿泊地へ向けて出発する。 苺平から南御室小屋へはのんびりとした下りである。 14時24分樹林帯が突然開け南御室小屋へ到着する。 幕営地は20張り程度のカラフルな幕舎が所狭と立っている。 ここは水が豊富でトイレも簡易式の水洗トイレが設置してある。 予定よりかなり早い到着であったが、既に多くの登山者で小屋はにぎわっており、靴置き場も一杯の為間違えて靴を持って行かれないよう我々パーティーの靴は靴紐でつなぐ。
 
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既に1階の寝床は満室で、我々は2階の2m四方くらいのはりに囲まれた所に押し込められる。 そこは6名用となっていたが、我々5名が頭と足を交互にして横になるのがやっとの場所である。 この先の薬師小屋は既に予約の登山者で一杯との事であり、予約をしていない登山者はここ南御室小屋に泊まるよう掲示してある。 夕食は2回目の18時からであり、それまで充分に時間が有る為就寝方法の研究を行ない、その後持ってきたウイスキーを小屋の内外で飲み、他愛も無い事を歓談する。 夕食は、飯と味噌汁は各自が並んで盛り付け、主食のカレーと鳥の唐揚げを受け取る。 昨年泊まった馬の背ヒュッテの薄めたカレーより遥かに益しである。 夕食後各自トイレを済まし、寝床に入る。 小屋の宿泊人数が多い為か、夜中に暑くてやたらと目が覚める。 


10/8  

計画では4時出発としていたが、薬師岳山頂到着時にご来光が拝めるよう出発を遅らせる。 起床は4時少し前で、各自荷物を持って出口へ向かう。 外は満点の星空である。 各自靴を履いて外へ出始めたが、若林さんの靴が見当たらないとの事である。 手分けして探したが同じタイプの靴が3足有り、どれも若林さんのではないとの事である。 20分ほど小屋の玄関口で他の登山客の足元を見ていたが該当するものが無い。 仕方なく同じタイプの登山靴で一つだけ離れて置いてある靴を調べた所、若林さんの足のサイズにピッタリとの事である。 他の靴は大きいとの事。 おそらく間違えて履いて行ったのであろうとの結論を出す。 各自朝食代わりに昨日の残りのお握りを食べる。 4時40分キャップランプを灯し小屋を後にする。 小屋を出ると樹林帯の急登となる。 30分ほど登った所で体が温まってきたので上着を脱ぐ。 5時20分頃になると樹林帯の中でも次第に明るくなりキャップランプは不要となり、5時35分森林限界を出た薬師岳に続く2705mの稜線へ躍り出る。 

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出発時のトラブルにより薬師岳でのご来光には間に合わない為、ここでご来光を拝む事とする。 多くの登山者が薬師岳へ続く稜線上で日の出を待っている。 徐々に東の空が赤くなり日の出と共に白峰三山から千丈岳が輝き始める。 僅かに薬師岳よりのびる西側尾根の肩に甲斐駒ヶ岳の真っ白な頂上部分が望める。 甲府盆地一面が雲海に沈み、南にはどっしりとした富士山が大島の様に浮かび上がっている。 暫く自然のドラマを満喫し、薬師小屋の脇を通って花崗岩で出来た白砂の登山道をのんびりと薬師岳へと向かる。

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6時25分に薬師岳山頂へ到着する。 山頂よりは遠く北アルプスが望め、槍ヶ岳が俺はここにいるぞと言わんばかりに強調している。 また、八ヶ岳、奥秩父の連山も雲海の上に出てその存在をアピールしている。 しかし、出発時の星空に代わり一面高層雲に覆われ高曇りの状態となり、太陽にリング状の虹が出ている。 午後から天候悪化の兆候である。 頂上で記念写真を撮って、次の目的地である観音岳へ向かう。 観音岳への稜線は遠望を遮るものが無く、途中写真を撮りながら景色を眺め進む。 

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観音岳には6時55分に到着。 山頂はあまり広くなく大勢の登山客でごった返している。 ここでも記念写真を撮る。 小屋で調達した昼食の弁当をゆっくり食べられる様、早々に地蔵岳への登山道を進み見晴らしの良い広々した稜線へ進む。 ここからの地蔵岳のオリベスクの眺めは圧巻である。 岩で出来たオリベスクの頂上部に人が登り、立っているのが良く見える。 

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地蔵岳へは稜線登り降りを一度高度差200mほど下り赤抜沢ノ頭へ再度登り返し、また僅かに下ると地蔵岳の取り付となる。 実際の山頂部には岩峰のため標識が立てられないので取り付き点に立ててある。 ここには数々の石地蔵がおかれている。 岩峰には大勢の登山者が取り付き登頂の順番を待っている。
 
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我々は、時間の都合も有るので標識前で記念写真を撮り8時45分に鳳凰小屋へ下山を開始した。 鳳凰小屋までの下山路である賽ノ河原は、花崗岩の白砂で急なつづら折りの下りとなっている。 キックステップが小気味良く効いてくれ、雪の上を歩いているようである。 今まで稜線歩きでは遠望のみ眺めていたが、降り始めると白砂の開けた谷間に広がる紅葉が目に入り始めブナの黄色に染まった島やナナカマドの真っ赤な島が緑の中に美しく眺められる。 およそ30分ほどでこざっぱりした鳳凰小屋へ到着する。 いよいよここから樹林帯の中を青木鉱泉へドンドコ沢沿いに下り始める。 小屋より暫くは急な下りも少なく、また部分的に沢の中を歩くが30分も行くと沢から離れドンドコ沢の左岸に付けられた道を降り始める。 この頃になると傾斜も増し岩と木の根の張り出し、一歩一歩の段差も大きくなってくる。 10時に五色ケ滝に到着する。 五色ケ滝は紅葉に包まれ落差30mは有ろうかと思われる立派な滝である。 交通の便が良ければ日光華厳の滝にも劣らないであろう。 五色ケ滝を過ぎたあたりから樹林帯の中にもガスがかかり始める。 青木鉱泉への下山路は鳳凰小屋の親父が行っていた通り、なかなかの悪路である。 途中何段か重なった大きな白糸ノ滝を少し下った1840m地点にて11時03分小休止をとる。 更に下ると登山道は何個所か崩壊し高巻き道がつけられている。 下山路と言え尾根より流れ出る沢を横切るたびにアップダウンを強いられ、降下高度が稼ぎ難い。 13時04分やっとの思いでドンドコ沢へ降り1335mの河原で最後の食料を平らげる。 ここから青木鉱泉までは山道と河原沿いの道の二手に分かれる。 我々は明るく広々とした河原を行く。 河原は次第に広くなり、大きな堰堤へ出、そこにつけられた工事用の道を進み、林を抜けるとやっと青木鉱泉に到着した。 到着時間は13時45分。 青木鉱泉には立派な宿が立っており入浴する事が出来る。 早速、帰りのタクシーを電話で予約する。 タクシーで韮崎へ出るが、迎えに来てもらうまでの50分間で、入浴する事とした。 風呂は他の登山者も少なくゆったりと入る事が出来た。 入浴後ビールで乾杯。 14時40分タクシーで韮崎へ向かう。 同日、韮崎駅の前の通りでは武田信玄を忍ぶ武者行列が有ったとの事である。 韮崎からは15時48分発の特急にて八王子・町田経由で帰途につく。 到着は18時。


費用
電車(町田→甲府) @¥1、890
タクシー ¥ 8,660
小屋(夕食、昼食弁当)@¥7,500
青木鉱泉風呂 @¥1,100
電車賃(韮崎→町田、特急)@¥3,220

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